韓国・北朝鮮はこうなる!

呉 善花 加藤達也 著
定 価:
本体920円+税
判 型:
新書判
ページ数:
224ページ
ISBN:
9784898317808

米朝首脳会談は、単なる茶番劇・政治ショーだったのか?
それとも「北朝鮮非核化」のために一歩前進したのか?
これからやってくる「朝鮮半島クライシス」を、二人のコリア・ウォッチャーが緊急分析。そして提言を!

呉善花→このままだと、韓国は北朝鮮に呑み込まれ、南北連合国家下で金正恩大統領が誕生するかもしれません。ならば、韓国は貧しい低開発国に転落してしまいます。北朝鮮・金正恩王朝は、21世紀の「アパルトヘイト国家」「アウシュビッツ国家」「収容所国家」なのです。その人権弾圧を指弾することなく、その存続を許しては、北東アジアの平和が守られるわけはありません。

加藤達也→韓国と北朝鮮は日本の孤立化を狙っています。これからは、まともな韓国人は、「脱北者」ならぬ「脱南者」となって日本やアメリカに押し寄せてくるかもしれません。戦争は避けたい。しかし、米朝に謀られた「平和」は、日本のすぐとなりに、核と中距離弾道ミサイルを持つ「ならず者国家」がそのまま残ることを意味しかねません。どうか本書を手にとって、一緒に考えてください……。

著者プロフィール

呉 善花 (お・そんふぁ)
1956年、韓国済州島生まれ。大東文化大学卒業後、東京外国語大学地域研究科修士課程修了。拓殖大学国際学部教授。日本に帰化。『攘夷の韓国 開国の日本』で山本七平賞受賞。『さらば、自壊する韓国よ!』『呆れた哀れな隣人・韓国(共著)』(ワック)など著書多数。

加藤達也(かとう・たつや)
1966年生まれ。駒澤大学卒業。産経新聞ソウル特派員時代に朴槿惠大統領(当時)の名誉を毀損したとして在宅起訴されたが、無罪が確定。現在は社会部編集委員。著書『なぜ私は韓国に勝てたか 朴槿惠政権との500日戦争』(産経新聞出版)で山本七平賞を受賞。

目次

はじめに——「品格」に欠けた米朝首脳会談  呉善花

 

第一章 北朝鮮の“思うツボ”にはまった哀れな韓国

「南北統一国家」実現に向かって動く文在寅

ルールを無視した“力づく”外交

北東アジアの平和ムード演出

根絶やしにされる保守派の元首相

北の脅威よりも切実な経済問題

文在寅の“大風呂敷ビジョン”は悪夢

民族の悲願「自主」「脱日」で日本を「蚊帳の外」へ

「自分ファースト」の金正恩

情緒の根幹にある「わが一つの民族」

第二章 “主体思想”に幻惑される韓国若者の悲劇

IMFショックで受けた「第二の植民地支配」

「コリアンの大移動」発生!? 

韓国は、「安倍一強」ならぬ「文一強」

韓国マスコミの「親中国」「親北朝鮮」報道は強まるばかり

神格化される南北の権力者たち

国外に逃げ出す韓国企業

北朝鮮への投資は“神頼み”のレベル

北も南も「主体思想」を支持!

「主体思想」のトンデモ理念

朝鮮民族の朱子学的な発想

韓国人の中国幻想は大きくなる一方

第三章 日本は「孤立」していない!

北朝鮮の人権問題を「内政問題」にしてはいけない

朴槿惠の「反日」と歴史教科書修正

北朝鮮は「アパルトヘイト・収容所」国家だ

韓国内にクーデタの可能性は?

北朝鮮の政治工作の一大拠点“日本”

歴史的事実を受け入れられない韓国人

文在寅政権の「過去志向」による「親日派の一掃」

現在進行形の“人権”は見ないふりの“人権弁護士”文在寅

根拠はなくても対日関係の主張は百対ゼロで自国の勝利

優秀な韓国人の海外流出

「反日」から「克日」、さらに「無日」に

南北朝鮮が目論む北東アジアでの日本の孤立

日本に嫌がらせをするために“人権〟を悪用

韓国の歴史は“フェイク”だらけ

反日統一国家にとって日本は銀行のATM

 第四章 韓国は、もはや自滅するしかない!? 

習近平と金正恩は「戦略的忍耐」路線を選択?

朝鮮半島は「赤化統一」寸前?

韓国人は「モリ・カケ問題」に大喜び

リビア方式ではカダフィにはアメは与えずだった……

結局、北朝鮮は核を手放さない

日本がバスに駆け込む必要はない

ハンドルを握っているのは誰なのか!? 

他力本願と反感が頼みの保守派の統一阻止

第五章 米朝会談後の展開を予測する

南北会談は愛と感動と涙の韓流ドラマ。米朝会談は……

三十八度線周辺は“不動産バブル”への期待感が高まっている

北朝鮮の言う”非核化”は屁理屈のオンパレード

ボルトン路線か、ポンペオ路線か?

米朝会談後の北朝鮮の核放棄のシナリオ

「経済力」「金の力」でたらしこむのが日本の取るべき道

ソ連東欧の共産主義国家崩壊に続け!

 

おわりに——「ならず者国家」に、まただまされるのか? 加藤達也

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