「コロナうつ」かな?

和田秀樹 著
定 価:
本体900円+税
判 型:
新書版
ページ数:
224ページ
ISBN:
9784898318249
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少しでも不安なあなたへ心のワクチンを!

コロナウイルスがどうなっていくのかはまだ不明ですが、うつ状態の人がかなり増えているのは確かです。
ブルーな気分の「うつ状態」を、絶対に「うつ病」にしてはいけません。そのためにどうすれば良いのか。
この「コロナうつ」は確実に、日本の大きなテーマになります。

著者の和田秀樹教授は言います。
・まじめに「自粛」していた人ほどアブない。
・「コロナ引きこもり」「コロナ離婚」「コロナDV」そして「コロナうつ」が増えている
・女性の方がうつになりやすい
・専業主婦の多くが「隠れうつ」に
・チェックシートで自己診断を
・そのブルーの相談には心療内科、精神科、どちらが良いか
・うつは絶対に自然治癒しない etc

精神科医で臨床心理士でもあり、自身のクリニックで診察も行っている「心の専門家」和田秀樹氏が
「コロナうつ」の多くの症例を上げて、皆さんに珠玉のアドバイスを贈ります。
この本は、少しでも不安なあなたへの「こころのワクチン」です。

<出版社より>
今、医療関係者の3割が「自分はうつになるのでは」と精神的に不安を感じているとの報道がありました。
日々明るいニュースの少ない状況で、一般の国民のかなりの人が不安を感じてブルーになっているとのデータもあります。
新型コロナ感染者が増える中、こうした人たちがうつにならずに留まれるか否かは、これから国民的課題になると思います。
この本が、一人でも多くの人が鬱にならずに済むことの一助になるよう願っています。

著者プロフィール

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は精神科医・臨床心理士。国際医療福祉大学心理学科教授。和田秀樹こころと体のクリニック院長。和田秀樹カウンセリング・ルーム所長。一橋大学経済学部非常勤講師。川崎幸病院精神科顧問。著書に『感情的にならない本』(新講社)、『つかず離れず婚』(池田書店)、『私の保守宣言』(ワック)など多数。

目次

まえがき

 

序章 「ステイ・ホーム」で本当に良かったの?

「うつ状態」は「うつ病」の前段階

ステイ・ホームで気分転換もできなかった

コロナで多くの人がブルーに

「コロナ引きこもり」「コロナ離婚」「コロナDV」……

感染症学者の言うことを聞いていたら確実に免疫力が下がる

過度な外出自粛は体にも心にも毒

日々の「当たり前の生活」を取り戻しましょう

 

第1章 「コロナうつかも?」と心配する前に

「コロナ」の前後であなたは変わりましたか?

睡眠時間、食事量、運動量は十分ですか?

巣ごもり中に楽しいことを見つけられましたか?

あなたの家族や友人に変化はありましたか?

公園で遊ぶ人たちをどう思いましたか?

日々のニュースを見て、どう感じましたか?

一人飲みばかりしていませんでしたか?

持病のある人にはステイ・ホームも大きなリスク

気の持ちよう、快体験が大切です

 

第2章 「コロナうつ」の症例を知りましょう

イライラ、怒りが続いたら要注意(自分自身のケース)

真面目で働きすぎの人こそ危ない(夫のケース)

専業主婦は「隠れうつ」になりやすい(妻のケース)

「うつ病になった」のか、「呆けた」のか(老親のケース)

休校期間が長く続いたために……(息子・娘のケース)

コロナで就職活動の目標を見失う(友人のケース)

ステイ・ホーム中は良かった体調が再び悪化(同僚・部下のケース)

第3章 「うつ」の正体を知りましょう

うつ病の人は350万~500万人

女性のほうが「うつ」になりやすい

どうして「うつ病」になるの?

脳のソフトウェアの不調

うつは絶対に自然治癒しない

うつになる前兆、初期・中期、重症状態

うつ病の診断基準は?

うつ病の種類と症状は?

うつ病は心理的な原因がなくても起こる

新型うつを甘く見ないで

うつの三大妄想とは?

妄想から拡大自殺も……

うつ病になりやすい思考パターンは?

精神科と心療内科、どっちがいいの?

うつ病の治療法は?

 

第4章 今すぐできること、しなくていいこと

「お父さん、眠れてる?」

「コロナうつ」の診療は「不要不急」ではありません

70代の前期高齢者は「認知症」よりも「うつ」が多い

「コロナうつ」になった老親はプロに任せましょう

あなたの息子や娘が「コロナうつ」になったら

「コロナ離婚」の前に、「コロナ別居」を

休業補償が出なくても慌てない

飲食店経営者は柔軟に考えてみては?

生活保障、給付金の受け方を調べておきましょう

 

第5章 「心の免疫力」を高める生活習慣を

適度に外に出て、適度に遊ぶ

規則正しい生活、質の高い食事を

娯楽は大事! 心から笑うと免疫力が高まります

会話も大事! 長電話のすすめ

「オンライン飲み会」終了後は飲酒を控える

読書するなら、未知の分野に挑戦を

早寝早起きで「朝日を浴びる」生活が大切です

お肉を食べると朗らかになる

再び自粛要請が出ても家に閉じこもらない

いちばん危ないのは上司に従順な人

「コロナうつかな?」と思ったら、周囲に甘えてください

 

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