戦後日本人の忘れもの

金美齢の直言

金美齢(評論家) 著
定 価:
本体933円+税
判 型:
新書版
ページ数:
224ページ
ISBN:
9784898315767
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自分の国を悪く言うのは、
世界中で日本人だけ!

「日本に生まれて幸せですか?」──台湾人である著者が、日本人に、いま、改めて問いかける! 昨今の日本人は、日本という国から、恵まれすぎた環境を享受しておきながら、日本の悪口を言い、日の丸・君が代を嫌悪し、希望が持てないのは国のせいだと嘆く。「自虐意識が正義」という考えが浸透する日本に、著者は「日本精神(リップンチェンシン)を再び!」と説く。国民党政府統治下、台湾で生まれたこの言葉には、台湾人が渇望した「公正」「誠実」「信頼」という美徳のすべてが込められているという。日本人以上に日本の国を思う著者の言葉は胸に響く。

著者プロフィール

金美齢(きん・びれい)
評論家。1934年、台湾生まれ。1959年、早稲田大学第一文学部英文科に留学。1971年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。1975年より英・ケンブリッジ大学客員研究員。早稲田大学講師などを経て、評論家としてテレビ、雑誌等で活躍。JET日本語学校理事長。2000年5月〜2006年5月まで台湾総統府国策顧問。主な著書に、『鬼かあちゃんのすすめ』『夫婦純愛』(小学館)、『凛とした生き方』(PHP研究所)、『女は賢く勁くあれ!』『日本人の覚悟』『日本ほど格差のない国はありません!』(ワック)などがある。

目次

はじめに 日本は「希望のない国」なのか
第1章 戦後日本人の最大の忘れもの
国旗とは、本来敬意をもって扱うべきもののはず
「日の丸は悪」と人々に植えつけた日本のマスコミ
日の丸と君が代の下に歴史を育んできた
戦争協力した報道機関に責任はないのか
日の丸問題に堂々と反論できる人間が、なぜいないのか
日本人の悪口を言う日本人のほうが立派なのか
かつての日本の学生運動に、ある種の感動を覚えたのも事実だ
国を変えるには、何かを賭けるだけの覚悟が必要
台湾の置かれた状況が、私をやむにやまれぬ気持ちにさせた
家族、故郷、母校を愛する人が、母国を愛するのは当然のこと
自分の国を愛さない人間を、外国人は誰も信用しない
第2章 「日本精神」を失った日本人
残したい「日本精神」、残したくない「日本精神」
日本統治時代と様変わりした戦後台湾の中国的混沌
台湾の「日本時代」は「良き時代(ベル・エポック)」だった
日本にこそ「日本精神(リップンチェンシン)」が必要
日本人もそろそろ温室育ちから抜け出すとき
このままでは、社会を支える人間がいなくなる
国のために何をするかを考えず、国に対して権利だけは主張する
自分が納めた税金が何に使われているかに無頓着すぎる
税金の使い方をきめ細かく、悪平等をやめよ
自衛隊、防衛大学も、国民の税金で成り立っている
平和ボケの日本人には、到底理解できない台湾事情
日本に来ている外国人は、常に日本社会に不安を持っている
第3章 戦後教育の落とし穴
保護されている身であることは、失ってみないとわからない
国を否定する人には、国から保護される権利はない
親は子どもに、人のありがたみがわかるような教育をすべき
感謝の気持ちは、他人を思いやる気持ちを育てる
人は人を助け、人から助けられて生きていく
人に助けられながら生きていると思わない日本人
〝常識が通用しない時代〟は、どこか狂っている
常識は理屈ではない、人間同士の共通認識だ
老人に席を譲る喜びを知らない子は、かわいそう
親の過保護が思いやりのない子どもを作る
母国の国籍を捨てて、他国の国籍を獲得するということ
マニュアルにない問題に出会ったときの解決能力がない
原理・原則でものごとを考えれば、マニュアルなどいらない
大人は、子どもをしつけ、保護し、教育する立場にある
「親は子どもの目線に立て」は、間違い
基礎教育は強制から始まる
基礎ができていなければ、選択をする能力も養われない
今の子どもたちには、行動のモノサシがない
家のルールを守らせると、社会のルールを守る人間になる
「神々」に畏敬の念を持って接することが、人を成長させる
はじめに 日本は「希望のない国」なのか
第1章 戦後日本人の最大の忘れもの
  • 国旗とは、本来敬意をもって扱うべきもののはず
  • 「日の丸は悪」と人々に植えつけた日本のマスコミ
  • 日の丸と君が代の下に歴史を育んできた
  • 戦争協力した報道機関に責任はないのか
  • 日の丸問題に堂々と反論できる人間が、なぜいないのか
  • 日本人の悪口を言う日本人のほうが立派なのか
  • かつての日本の学生運動に、ある種の感動を覚えたのも事実だ
  • 国を変えるには、何かを賭けるだけの覚悟が必要
  • 台湾の置かれた状況が、私をやむにやまれぬ気持ちにさせた
  • 家族、故郷、母校を愛する人が、母国を愛するのは当然のこと
  • 自分の国を愛さない人間を、外国人は誰も信用しない
第2章 「日本精神」を失った日本人
  • 残したい「日本精神」、残したくない「日本精神」
  • 日本統治時代と様変わりした戦後台湾の中国的混沌
  • 台湾の「日本時代」は「良き時代(ベル・エポック)」だった
  • 日本にこそ「日本精神(リップンチェンシン)」が必要
  • 日本人もそろそろ温室育ちから抜け出すとき
  • このままでは、社会を支える人間がいなくなる
  • 国のために何をするかを考えず、国に対して権利だけは主張する
  • 自分が納めた税金が何に使われているかに無頓着すぎる
  • 税金の使い方をきめ細かく、悪平等をやめよ
  • 自衛隊、防衛大学も、国民の税金で成り立っている
  • 平和ボケの日本人には、到底理解できない台湾事情
  • 日本に来ている外国人は、常に日本社会に不安を持っている
第3章 戦後教育の落とし穴
  • 保護されている身であることは、失ってみないとわからない
  • 国を否定する人には、国から保護される権利はない
  • 親は子どもに、人のありがたみがわかるような教育をすべき
  • 感謝の気持ちは、他人を思いやる気持ちを育てる
  • 人は人を助け、人から助けられて生きていく
  • 人に助けられながら生きていると思わない日本人
  • 〝常識が通用しない時代〟は、どこか狂っている
  • 常識は理屈ではない、人間同士の共通認識だ
  • 老人に席を譲る喜びを知らない子は、かわいそう
  • 親の過保護が思いやりのない子どもを作る
  • 母国の国籍を捨てて、他国の国籍を獲得するということ
  • マニュアルにない問題に出会ったときの解決能力がない
  • 原理・原則でものごとを考えれば、マニュアルなどいらない
  • 大人は、子どもをしつけ、保護し、教育する立場にある
  • 「親は子どもの目線に立て」は、間違い
  • 基礎教育は強制から始まる
  • 基礎ができていなければ、選択をする能力も養われない
  • 今の子どもたちには、行動のモノサシがない
  • 家のルールを守らせると、社会のルールを守る人間になる
  • 「神々」に畏敬の念を持って接することが、人を成長させる
第4章 「国が分断される」ことを知らない日本人
台湾人である私の子どもたちは、日本人以上に日本を愛している
人間が何を選ぶかで、何が幸せかということが簡単にわかる
ミサイルが打ち込まれるかもしれない台湾に帰る理由
統一は単純に喜んでいいことなのか
国が分断されたことの重大さは、日本人にはわからない
香港返還によって、香港がよりよくなるはずはなかった
料理人も資本家も逃げ出した香港には、観光客も行かない
貧乏さえ覚悟すれば、自由にやりたいことができる日本人の幸せ
学校教育を受けられることの幸せを知らない日本人
第5章 日本人に生まれて幸せですか
「日本人に生まれた」ことをどう考えるか
自分の国が幸せであって、はじめて自分の人生も幸せになれる
日本という国がイヤだと言う日本人は、日本人をやめればいい
日本人は、いつもオール・オア・ナッシング
バランス感覚の欠如は、日本人の国民性か
苦言を呈するのは、相手によくなってもらいたいから
自分の国を悪く言うのは、世界中で日本人だけ
国、家族、友人に助けられて生きているという自覚がない
おかげさまの心をなくすと、人は傲慢になる
なぜ、日本人は自分の信念を持てないのか
ルールは、人が普通に生きるための物差しである
「島国根性」の日本人は、見方によってはお人好し
「ノー」と言えない日本人は世界では通用しない
アイデンティティーを持たない日本は、永遠にアメリカに勝てない
日本人は多すぎる恩恵を国から受けている
第4章 「国が分断される」ことを知らない日本人
  • 台湾人である私の子どもたちは、日本人以上に日本を愛している
  • 人間が何を選ぶかで、何が幸せかということが簡単にわかる
  • ミサイルが打ち込まれるかもしれない台湾に帰る理由
  • 統一は単純に喜んでいいことなのか
  • 国が分断されたことの重大さは、日本人にはわからない
  • 香港返還によって、香港がよりよくなるはずはなかった
  • 料理人も資本家も逃げ出した香港には、観光客も行かない
  • 貧乏さえ覚悟すれば、自由にやりたいことができる日本人の幸せ
  • 学校教育を受けられることの幸せを知らない日本人
第5章 日本人に生まれて幸せですか
  • 「日本人に生まれた」ことをどう考えるか
  • 自分の国が幸せであって、はじめて自分の人生も幸せになれる
  • 日本という国がイヤだと言う日本人は、日本人をやめればいい
  • 日本人は、いつもオール・オア・ナッシング
  • バランス感覚の欠如は、日本人の国民性か
  • 苦言を呈するのは、相手によくなってもらいたいから
  • 自分の国を悪く言うのは、世界中で日本人だけ
  • 国、家族、友人に助けられて生きているという自覚がない
  • おかげさまの心をなくすと、人は傲慢になる
  • なぜ、日本人は自分の信念を持てないのか
  • ルールは、人が普通に生きるための物差しである
  • 「島国根性」の日本人は、見方によってはお人好し
  • 「ノー」と言えない日本人は世界では通用しない
  • アイデンティティーを持たない日本は、永遠にアメリカに勝てない
  • 日本人は多すぎる恩恵を国から受けている
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