女は賢く勁くあれ!

金美齢(評論家)/櫻井よしこ(ジャーナリスト) 著
定 価:
本体933円+税
判 型:
新書版
ページ数:
232ページ
ISBN:
9784898315897
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もっと輝け、日本の女性たち!

世界一の教育水準をもち、世界一時間とお金に余裕のある日本女性。しかしそれを活かしきれず、「自分の人生を自分の力で生きる」気概に欠けるのはなぜなのか──。日台の女性を代表する二人が、女性の自立について、夫婦について、人生、国家について、自身の半生を振り返りながら、日本の女性たちに真摯に語りかける熱きメッセージ! 人生の指針本としてオススメの1冊。

著者プロフィール

金美齢(きん・びれい)
評論家。1934年、台湾生まれ。1959年、早稲田大学第一文学部英文科に留学。1971年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。1975年より英・ケンブリッジ大学客員研究員。早稲田大学講師などを経て、評論家としてテレビ、雑誌等で活躍。JET日本語学校理事長。2000年5月〜2006年5月まで台湾総統府国策顧問。主な著書に、『鬼かあちゃんのすすめ』『夫婦純愛』(小学館)、『凛とした生き方』(PHP研究所)、『戦後日本人の忘れもの』『日本人の覚悟』『日本ほど格差のない国はありません!』(ワック)などがある。

櫻井よしこ(さくらい・よしこ)
ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業後、「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局勤務、日本テレビ・ニュースキャスター等を経て、現在はフリージャーナリストとして活躍。薬害エイズ、個人情報保護法、道路公団民営化、北朝鮮拉致問題に積極的に取り組み、発言している。『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中央公論社)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞、『日本の危機』(新潮社)など一連の言論活動で菊池寛賞受賞。近著に『日本よ、「歴史力」を磨け』(文藝春秋)、『櫻井よしこの憂国論戦2009』(ダイヤモンド社)、『明治人の姿』(小学館)など。

目次

第1章 自立できない日本の女性たち──自分の人生を自分の力で生ききれるか
  • 「世界一」をいっぱい持っているはずなのに……
  • 「三高」で寿退職という選択肢
  • 原因の半分以上は女性自身の問題
  • 子育てと仕事の両立の困難さ
  • 夫の家事に費やす時間はわずか二十分
  • 働く女性の保育費用は減税にすべき
  • 保育園で子供は社会性を身につける
  • 二極化している日本の女性
  • 無国籍のまま日本で生活
  • 強制送還されるなら自殺するつもりだった
  • 興味のなかったジャーナリズムの世界
  • クリスチャン・サイエンス・モニター紙での修業時代
  • 「私は何があっても大丈夫」
  • 三十代で突きつけられる「自分の価値」
  • 日本テレビのニュースキャスターへ
第2章 夫婦は〝家庭〟の共同経営者──夫と妻と、いい緊張感を保っていけるか
  • 台湾の女性の財テク習慣
  • 一番部屋を貸したくない日本の独身女性
  • 子供の非行は食生活に原因が
  • 出産を機にパパとママの関係に
  • 「お父さんのようになっちゃ駄目よ」は子供を不幸に
  • 夫婦は〝家庭〟の共同経営者
  • 政治的思想の一致が夫の条件だった
  • 映画の世界に憧れるよりも実体験を
  • 夫婦別姓は是か非か
  • 二年以上かかった日本国籍の取得
  • 〝専業主婦〟という選択肢は特権
第3章 日本人が忘れた躾と教育──親の甘さが子供を不幸に
  • いじめの問題は親の対応次第
  • 子供に戦う知恵と戦術を教える重要性
  • いじめは社会に出てからも続く
  • 強く生きるには楽天的であること
  • 独立運動のおかげで本当の友人がわかった
  • 皆が弱者になりたがる社会
  • 家を子供にとって一番快適な場所にしてはいけない
  • 結婚式の引出物の難しさ
  • 経済的自立を早くから刷り込む
  • 親と子供の約束であれ、約束は約束
  • アメリカ人家庭で目撃した躾の厳しさ
  • 毎日の生活こそが子供にとって大切な教育
  • 先輩として大人が若者をたしなめるべき
  • お行儀の悪い『朝まで生テレビ』
  • 痴漢行為を見て見ぬふり
  • 日本人としての誇りを国が教えていない
第4章 母性は学び取るもの──母性と母親の役割を語る
  • 女性の母性は本能か
  • 無条件な愛と母性は違う
  • 核家族化で母性の習得が困難に?
  • 母親の神経をマイルドにすることが大事
  • 大人語で育てられた子供の表現力
  • 強盗から父の身をかばった母
第5章 もっと輝け、日本の女性たち──考え方ひとつで自分が変わる
  • 輝いて生きるということ
  • 薬害エイズに取り組んだキッカケ
  • HIVについて正しく知る必要性
  • 台湾独立運動が理解されにくい理由
  • 良きキャスターはここが違う
  • 夢が叶わないのは本人の努力不足
  • 人間という原石は、鈍い光の時代があって当然
  • 人生は百歳時代、チャレンジしなきゃもったいない
終 章 主張なき国家、日本──「ノー」が言えずに「イエス」と言う
  • 日本は弱いから優しいだけ
  • お坊ちゃん議員では中国にたち打ちできない
  • 不必要な謝罪が、日本人から誇りを奪う
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