指揮官の決断

三野正洋(作家) 著
定 価:
本体933円+税
判 型:
新書版
ページ数:
352ページ
ISBN:
9784898315682
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勝敗の帰趨を決する決断を下した
男たち34人のユニークな人物論!

人生は決断の連続である。あらゆる決断の中でも特に、多くの人命に関わる軍人の戦時の決断ほど判断力を要するものはない。本書では第二次世界大戦やベトナム戦争、湾岸戦争など、成否を問わず各国の指揮官が下してきた“ある決断”に焦点をあて、そのストーリーを追う。伊ベニート・ムッソリーニが決めた第二次世界大戦参戦、日本軍木村昌福少将が成功させたキスカ島守備隊の奇跡的大脱出、旧ソ連外相ら4人が決めたアフガン侵攻など。多くの教訓を含むこれらの決断は、我々が今日抱える個々の問題にも有用な指針を与えてくれるはずである。

著者プロフィール

三野正洋(みの・まさひろ)
1942年、千葉県生まれ。前日本大学准教授。戦史、戦略戦術論、兵器の比較研究に独自の領域を拓いて知られる軍事・現代史研究の碩学。著書に、現代戦争史シリーズ『日中戦争』同『アフガニスタン戦争』(以上、光人社)、『図解 これならわかる! 太平洋戦争』(PHP研究所)、『湾岸戦争 勝者の誤算』『危機管理術』『プロジェクトゼロ戦』『戦艦大和の真実』『図解 日本軍の小失敗の研究』(以上、ワック出版)など多数ある。

目次

第一部
未来を正確に見通していた男の悲劇
ウィリアム〝ビリー〟ミッチェル准将の場合
ドイツ海軍の三つの失敗
ポケット戦艦〈グラフ・シュペー〉と艦長ラングスドルフ大佐の場合
戦艦〈ビスマルク〉とギュンター・リュチェンス大将の場合
北極海(バレンツ海)の闘い──クメッツ中将の場合
イギリス戦艦、フィヨルドに突入
ジョージ・ホイットワース海軍中将の場合
準備万端、タイミング絶好。しかし失敗
ベニート・ムッソリーニの場合
メルス・エル・ケビル港の悲劇
ジャンヌール中将の場合
「眼には眼を、歯には歯を」の失敗
ヘルマン・ゲーリングの場合
予想適中、ドイツ戦艦の英仏海峡突破
アドルフ・ヒトラーの場合
ある責任の形
山口多聞少将の場合
ある提督の執念
ブルース・フレーザー大将の場合
死守か、脱出か
フリードリッヒ・フォン・パウルス元帥の場合
キスカという小島と二人の日本軍人
忍耐、また忍耐──木村昌福海軍少将の場合
三八式歩兵銃をめぐるふたつの出来事──樋口季一郎中将の場合
「私の顔色から察して欲しかった」
牟田口廉也中将の場合
ただ一度の大決断
ドワイト・D・アイゼンハワー元帥の場合
遠すぎた橋
バーナード・L・モンゴメリー元帥の場合
謎を呼んだ決断
栗田健男中将の場合
〝ナッツ〟という返答
アンソニー・C・マッコーリフ少将の場合
非道、しかし有能
東京空襲のカーチス・ルメイ大将の場合
大和艦隊、沖縄突入の是非
及川古志郎大将、小沢治三郎中将の場合
第一部 未来を正確に見通していた男の悲劇
  • ウィリアム〝ビリー〟ミッチェル准将の場合
ドイツ海軍の三つの失敗
  • ポケット戦艦〈グラフ・シュペー〉と艦長ラングスドルフ大佐の場合
  • 戦艦〈ビスマルク〉とギュンター・リュチェンス大将の場合
  • 北極海(バレンツ海)の闘い──クメッツ中将の場合
イギリス戦艦、フィヨルドに突入
  • ジョージ・ホイットワース海軍中将の場合
準備万端、タイミング絶好。しかし失敗
  • ベニート・ムッソリーニの場合
メルス・エル・ケビル港の悲劇
  • ジャンヌール中将の場合
「眼には眼を、歯には歯を」の失敗
  • ヘルマン・ゲーリングの場合
予想適中、ドイツ戦艦の英仏海峡突破
  • アドルフ・ヒトラーの場合
ある責任の形
  • 山口多聞少将の場合
ある提督の執念
  • ブルース・フレーザー大将の場合
死守か、脱出か
  • フリードリッヒ・フォン・パウルス元帥の場合
キスカという小島と二人の日本軍人
  • 忍耐、また忍耐──木村昌福海軍少将の場合
  • 三八式歩兵銃をめぐるふたつの出来事──樋口季一郎中将の場合
「私の顔色から察して欲しかった」
  • 牟田口廉也中将の場合
ただ一度の大決断
  • ドワイト・D・アイゼンハワー元帥の場合
遠すぎた橋
  • バーナード・L・モンゴメリー元帥の場合
謎を呼んだ決断
  • 栗田健男中将の場合
〝ナッツ〟という返答
  • アンソニー・C・マッコーリフ少将の場合
非道、しかし有能
  • 東京空襲のカーチス・ルメイ大将の場合
大和艦隊、沖縄突入の是非
  • 及川古志郎大将、小沢治三郎中将の場合
第二部
ある権力者の光と影
ダグラス・マッカーサー元帥の場合
白人の軍隊の最初の敗北
ナバールとド・カストリの二人の将軍の場合
アメリカ大使館占拠
グエン・バン・サラ中尉の場合
危機の中の逆襲
ダビッド・エラザール中将の場合
アフガン侵攻を決断した男たち
旧ソ連最高幹部会議の四人
完全なる勝利、しかし
ノーマン・H・シュワルツコフ大将の場合
人道主義の挫折
ガリ国連事務総長とブッシュ大統領の場合
第二部 ある権力者の光と影
  • ダグラス・マッカーサー元帥の場合
白人の軍隊の最初の敗北
  • ナバールとド・カストリの二人の将軍の場合
アメリカ大使館占拠
  • グエン・バン・サラ中尉の場合
危機の中の逆襲
  • ダビッド・エラザール中将の場合
アフガン侵攻を決断した男たち
  • 旧ソ連最高幹部会議の四人
完全なる勝利、しかし
  • ノーマン・H・シュワルツコフ大将の場合
人道主義の挫折
  • ガリ国連事務総長とブッシュ大統領の場合
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