なぜ、日本人は韓国人が嫌いなのか。

岡崎久彦(外交評論家) 著
定 価:
本体933円+税
判 型:
新書版
ページ数:
360ページ
ISBN:
9784898315569
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現在の日韓の“冷たい関係”は、
一時の人為的な政治の産物だ!

韓国と韓国人のことが、本当によくわかる!──今は日本人は隣国・韓国のことに無知すぎる。韓国人に対する日本人の嫌悪感情は、そのことに起因する。過去の日韓の間には、「憎まれているが故に憎み返している関係」が存在した。しかし今はそういうことはない。現在の靖国問題などをめぐる日韓のいわゆる「冷たい関係」は、一時の人為的な政治の産物である。韓国の経済成長による韓国人の自信と日本人の側からの親愛感情によって、、日韓関係の悲劇が過去のものとなる基本的な条件はもう達成されている。本書を読めば、日本にとってたった一人の親類の国のことがよくわかる!

著者プロフィール

岡崎久彦(おかざき・ひさひこ)
元駐タイ大使、外交評論家。1930年、大連生まれ。東京大学法学部在学中に外交官試験に合格し、外務省入省。ケンブリッジ大学経済学部卒業。外務省情報調査局長、駐サウジアラビア大使、駐タイ大使等を歴任。現在、NPO法人岡崎研究所所長。著書に『国家と情報』(文藝春秋)、『陸奥宗光』『国家戦略からみた靖国問題』(PHP研究所)、『この国を守る決意』『運命の十年』(扶桑社)、『尊敬される国民 品格ある国家』(共著、ワック)など多数がある。

目次

第1章 日本人の好きな国・嫌いな国
フィリピンの思い出
フィリピンの独立戦争
日本人の嫌いな国
日韓相互嫌悪感情の根源
第2章 日本人の常識の空白
落語の熊さん、八さんのようなもの
良書の乏しさ
義兵と暴漢の間
六十六年間の空白
第3章 日本語に一番近い言葉
民族のアイデンティティー
なぜ蝶々はテフテフだったか
薄気味の悪い日韓両語の根源的な似方
言語学が提起している問題
混合言語説への疑問
第4章 日本人の唯一の親類
偏見の歴史
人種問題とは
日韓両人種のアイデンティティー
第1章 日本人の好きな国・嫌いな国
  • フィリピンの思い出
  • フィリピンの独立戦争
  • 日本人の嫌いな国
  • 日韓相互嫌悪感情の根源
第2章 日本人の常識の空白
  • 落語の熊さん、八さんのようなもの
  • 良書の乏しさ
  • 義兵と暴漢の間
  • 六十六年間の空白
第3章 日本語に一番近い言葉
  • 民族のアイデンティティー
  • なぜ蝶々はテフテフだったか
  • 薄気味の悪い日韓両語の根源的な似方
  • 言語学が提起している問題
  • 混合言語説への疑問
第4章 日本人の唯一の親類
  • 偏見の歴史
  • 人種問題とは
  • 日韓両人種のアイデンティティー
第5章 統一新羅と日本
古代の日韓関係
新羅、百済の近親憎悪
百済の亡霊
第6章 日本と韓国の歴史の岐路
符号する日韓中世史
日韓歴史の岐路
封建制度の定義
第7章 近代化の神話
最後の岐路
近代化前夜の状況
近代化が生んだ怨念
悲劇を過去のものに
韓国の人々に訴える
第5章 統一新羅と日本
  • 古代の日韓関係
  • 新羅、百済の近親憎悪
  • 百済の亡霊
第6章 日本と韓国の歴史の岐路
  • 符号する日韓中世史
  • 日韓歴史の岐路
  • 封建制度の定義
第7章 近代化の神話
  • 最後の岐路
  • 近代化前夜の状況
  • 近代化が生んだ怨念
  • 悲劇を過去のものに
韓国の人々に訴える
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