天才のヒラメキを見つけた!

日垣隆(作家・ジャーナリスト) 著
定 価:
本体857円+税
判 型:
新書版
ページ数:
256ページ
ISBN:
9784898315552
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あなたの脳の限界が、
ぐんと広がる!

あなたの脳の限界がぐんと広がる!──天才的ヒラメキがどのように生まれ出てきたか、またヒラメキに深い関心を寄せている著者が、それぞれの分野で日本を代表する5人(棋士・羽生善治氏、東北大学未来科学技術共同研究センター教授・川島隆太氏、岡野工業株式会社・岡野雅行氏、東京大学名誉教授・養老孟司氏、畑村創造工学研究所主宰・畑村洋太郎氏)とラジオ番組で対談したものをまとめた、「知の旅」シリーズの第1弾。

著者プロフィール

日垣隆(ひがき・たかし)
作家・ジャーナリスト。1958年、長野県生まれ。『そして殺人者は野に放たれる』(新潮社)で第3回新潮ドキュメント賞を受賞。著書に『敢闘言』『偽善系』(文春文庫)、『世間のウソ』(新潮新書)、『売文生活』(ちくま新書)、『どっからでもかかって来い!』『怒りは正しく晴らすと疲れるけれど』(ワック出版)、『個人的な愛国心』(角川oneテーマ21)、『部下の仕事はなぜ遅いのか』(三笠書房)、『知的ストレッチ入門』『ラクをしないと成果は出ない』(大和書房)、『「無駄な抵抗はよせ」はよせ』(ワック出版)、『勝間和代現象を読み解く』『〈北朝鮮〉はなぜ嫌われるのか?』(大和書房)など多数。公式サイト「ガッキィファイター」は、http://www.gfighter.com/

目次

第1話 記憶の仕方 羽生善治
  • 一〇〇人と同時に対戦
  • 一万通りの対局が記憶されている
  • 四〇年前にタイムスリップしたら……
  • 一〇代の記憶に限界なし
  • 将棋にも時代の流行が
  • 現実は将棋盤のようには進まない
  • ギャンブルと将棋の違い
  • タイムリミットは二六歳
  • 女性は駒を取りたがる?
第2話 勝つ発想法 羽生善治
  • 一九歳で将棋の頂点に
  • 家族と将棋を楽しむ
  • 幼少時から将棋を始めるメリット
  • 米長邦雄名人との大一番
  • 北朝鮮の将棋ソフト開発者
  • 人間が将棋ソフトに負ける日
  • 瞬時にピントを合わせる
  • 勝負の五割は体力で決まる
  • 朝からボーっとしていると負け
  • 邪道が将棋を進歩させる
第3話  頭は良くなる! 川島隆太
  • 〝メール脳〟と〝手書き脳〟
  • 猿の脳みそ、人間の脳みそ
  • ぼんやりするときの脳
  • 麻雀で脳を活性化!
  • 脳は再び若返る
  • 脳の潜在力を高めるヒミツ
  • 脳みそを太陽に透かして見れば
  • 早起きは三文の得
  • 頭の良い子を育てる秘訣
  • ペテン師は頭がキレる
  • 酒とタバコは脳を殺す
第4話 俺が作ってみせる! 岡野雅行
  • 「痛くない注射針」の奇跡
  • 設計図は書かない
  • 雑貨ほど大切なものはない
  • 旧態依然の業界に殴りこみ
  • 花街で遊び回った青年時代
  • コンチクショー! が原動力
  • 三年で儲けたらすぐに乗り換える
  • 社員はたった六人
  • 金儲けのテクニック
  • 利口な人は世渡り上手
  • 人生は魚釣りと同じ
  • 横道にそれたら会社はつぶれる
  • 仕事をどんどんこなす
第5話 昨日の私と今日の私は同じなのか? 養老孟司
  • 死体を毎日見ながら、ふと考えた
  • 自然はわからないことだらけ
  • 「世間」という日本の共同体
  • 「ああ、だまされた!」
  • オカルトを信じてしまう理由
  • 「大学に行くとバカになる」
  • 『バカの壁』が売れたワケ
  • 理由は一つだけではない
  • 風呂のなかでひらめいた
  • 無意識を発掘する
  • 楽しみは病みつきになる
  • 人間の細胞と慶應大学は同じ!?
  • 飼い猫は「家」がなんだかわからない
  • 言葉と脳化社会
  • 子育ては田んぼの面倒と同じ
第6話 養老孟司ができるまで 養老孟司
  • 『バカの壁』の印税は……
  • 三歳のころからカニ取り
  • 犬の死体は宝の山
  • 虫取り名人の目利き
  • 環境と子育て
  • 父の死と「さようなら」
  • 野山を走り回るのも勉強
  • 解剖は何に似ているか
  • アヤシイ数字だらけ
  • 竹やりもって「非国民!」
  • 「知る」=「自分が変わる」
  • 丸める!
第7話 失敗学から創造学へ 畑村洋太郎
  • マニュアルを押しつけてもダメ
  • 見た目が立派であればいい?
  • 破壊実験を積み重ねてゆく
  • 犯人探しだけではいけない
  • 機械が安全だという思いこみ
  • 「一〇〇%安全」のウソ
  • 失敗はある
  • 自分で失敗するしかない
  • 野山で子どもを縛らない
  • 創造するために必要なこと
第8話 本当はおもしろい数学 畑村洋太郎
  • 「わかる」とは?
  • 学校の授業がつまらない理由
  • 面接に一〇〇%通る方法
  • 誰がサイコロを千回振ったのか
  • 数学は役に立たない学問?
  • 数学嫌いが生まれるワケ
  • 正解なんてない!
  • 基本は読み書きソロバン
  • 三男坊は要領が良い!?
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