ホンダ伝

井出耕也(フリージャーナリスト) 著
定 価:
本体952円+税
判 型:
新書版
ページ数:
424ページ
ISBN:
9784898315064
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ホンダの歴史は
奇跡の歴史でもあった!

ホンダの歴史は、単純な成功物語ではない。その物語は、失敗と成功、絶望と希望、落胆と歓喜で綴られている。「世界一でなければ日本一でない」と言った宗一郎。たくさんの宗一郎を育てることを夢見た藤澤。そして、常に自らを可変としたホンダ。厳しい時代を生きている日本企業のすべてにとって、ホンダという物語が示唆するものは大きい。

著者プロフィール

井出耕也(いで・こうや)
1945年11月生まれ。成蹊大学政治経済学部(現法学部)卒。68年4月サンケイ新聞入社、支局勤務の後、夕刊フジ報道部を経て77年8月退社、フリージャーナリストに。立花隆氏の『農協』『田中新金脈研究』には取材スタッフとして参加している。著書に『ゲーム』(大和書房)、『疾走する超電導 リニア五五〇キロの軌跡』(ワック)、『むかし、狼(ウルフ)が走った』(双葉社)などがある。

目次

第1章 技術が市場を創る──2700万台のスーパーカブ
「50㏄のバイクをつくってくれないか」
市場が求めるバイク
頭の中でエンジンがまわり出す
最高の目標をめざす
4サイクルへのこだわり
蕎麦屋の出前をイメージしろ
2人の大博打
「小さな猛獣」の大インパクト
二輪世界のT型フォード
2700万台の「一生懸命マシン」
第2章 破天荒な2人──本田宗一郎と藤澤武夫の邂逅
山盛りのうどん
精米機とエアショー
「走る機械」がやってきた
わんぱく坊主と趣味人
「早く自動車を出せ!」
優雅なルンペン
アート商会浜松支店
藤澤の独立
凡人の頭では理解できない男
型破りな会社の夢
第3章 夢のはじまり──他人の真似より自分の理想
1年間の休養宣言
タイム・マネー・プライド
「バタバタ」誕生
人真似はしない
HONDA・MOTOR
ドリーム号完成と藤澤の登場
「4サイクルを出そう」
箱根を登りきった
宗一郎の無理難題
藤澤のDM作戦
第4章 挑戦こそ宿運──マン島レースでの世界一宣言
「世界一じゃなけりゃ日本一じゃねえんだ!」
教祖にでもなるか
マン島TTレース出場宣言
レース好きだった宗一郎
「やりたいヤツ手を上げろ!」
「負けたものは仕方がない」
いざ、お先真っ暗のマン島へ
「井の中の蛙」で終わりたくない
急速なレベルアップ
腕時計のように精密なレーサー
第5章 加速する展開──かつてない四輪車の創造
30馬力の軽トラック
四輪の車をつくりたい
最初の車はスポーツカー
ガキ大将と優等生の大喧嘩
通産省との競争
「お客さんのことを考えればいい」
マックイーンの愛車
藤澤の全国SF構想
もう1つの奇跡
第1章 技術が市場を創る──2700万台のスーパーカブ
  • 「50㏄のバイクをつくってくれないか」
  • 市場が求めるバイク
  • 頭の中でエンジンがまわり出す
  • 最高の目標をめざす
  • 4サイクルへのこだわり
  • 蕎麦屋の出前をイメージしろ
  • 2人の大博打
  • 「小さな猛獣」の大インパクト
  • 二輪世界のT型フォード
  • 2700万台の「一生懸命マシン」
第2章 破天荒な2人──本田宗一郎と藤澤武夫の邂逅
  • 山盛りのうどん
  • 精米機とエアショー
  • 「走る機械」がやってきた
  • わんぱく坊主と趣味人
  • 「早く自動車を出せ!」
  • 優雅なルンペン
  • アート商会浜松支店
  • 藤澤の独立
  • 凡人の頭では理解できない男
  • 型破りな会社の夢
第3章 夢のはじまり──他人の真似より自分の理想
  • 1年間の休養宣言
  • タイム・マネー・プライド
  • 「バタバタ」誕生
  • 人真似はしない
  • HONDA・MOTOR
  • ドリーム号完成と藤澤の登場
  • 「4サイクルを出そう」
  • 箱根を登りきった
  • 宗一郎の無理難題
  • 藤澤のDM作戦
第4章 挑戦こそ宿運──マン島レースでの世界一宣言
  • 「世界一じゃなけりゃ日本一じゃねえんだ!」
  • 教祖にでもなるか
  • マン島TTレース出場宣言
  • レース好きだった宗一郎
  • 「やりたいヤツ手を上げろ!」
  • 「負けたものは仕方がない」
  • いざ、お先真っ暗のマン島へ
  • 「井の中の蛙」で終わりたくない
  • 急速なレベルアップ
  • 腕時計のように精密なレーサー
第5章 加速する展開──かつてない四輪車の創造
  • 30馬力の軽トラック
  • 四輪の車をつくりたい
  • 最初の車はスポーツカー
  • ガキ大将と優等生の大喧嘩
  • 通産省との競争
  • 「お客さんのことを考えればいい」
  • マックイーンの愛車
  • 藤澤の全国SF構想
  • もう1つの奇跡
第6章 果敢に堅実に──F1への参戦とN360の誕生
「ホンダがF1に出てくる」
巨大なバイクエンジン
「オヤジヨロコブ」
F1初勝利
ルーアンの悲劇
N360大ヒット
空冷地獄
常識への挑戦
第7章 目標は社会正義──人が幸福になる技術を開発しろ
愛弟子の進言
握りつぶされた辞表
水冷に転換するべきだ
もう技術者ではない、社長なのだ
無数の本田宗一郎を育てたい
欠陥車問題
排気ガス規制の実施
「マスキー法」世界初クリア
第8章 地球的な評価を──世界一になってこそ本来の日本一
世界一への第1段階
「それは何という乗り物?」
素晴らしき人々、ホンダに乗る
世界市場での実験
売れ行きが止まった
アメリカでの現地生産
「オハイオ工場は神様の意志」
もう1つのホンダ
「三つの喜び」
第9章 常識はつねに可変──シビック開発で得た教訓と後続車
楽に静かに移動する車
大部屋の役員室
宗一郎に頼らない
「自動車らしい車」をつくりたい
「三枚目のドアはどちら側?」
成功、そして宗一郎・藤澤の退任
「ヨクヤッタ ホンダ」
「ムカデダンス」のシティ
「ホンダを次の世代に渡す」
第10章 ホンダ・フィロソフィー──創業者を超えたホンダ精神の行方
F1カーに迫るスポーツカー
ホンダ・ターボの連戦・連勝
「俺は浜松に帰る」
「決めたから、そのつもりしろよな」
役割はカーブを切ること
「ホンダらしさ」という幻影
大ヒットしたオデッセイ
驚異のエンジンVTEC
規制値を超えてさらに遠くへ
ホンダはどこに向かおうとしているのか
世界1000万人のホンダユーザーに向けて
第6章 果敢に堅実に──F1への参戦とN360の誕生
  • 「ホンダがF1に出てくる」
  • 巨大なバイクエンジン
  • 「オヤジヨロコブ」
  • F1初勝利
  • ルーアンの悲劇
  • N360大ヒット
  • 空冷地獄
  • 常識への挑戦
第7章 目標は社会正義──人が幸福になる技術を開発しろ
  • 愛弟子の進言
  • 握りつぶされた辞表
  • 水冷に転換するべきだ
  • もう技術者ではない、社長なのだ
  • 無数の本田宗一郎を育てたい
  • 欠陥車問題
  • 排気ガス規制の実施
  • 「マスキー法」世界初クリア
第8章 地球的な評価を──世界一になってこそ本来の日本一
  • 世界一への第1段階
  • 「それは何という乗り物?」
  • 素晴らしき人々、ホンダに乗る
  • 世界市場での実験
  • 売れ行きが止まった
  • アメリカでの現地生産
  • 「オハイオ工場は神様の意志」
  • もう1つのホンダ
  • 「三つの喜び」
第9章 常識はつねに可変──シビック開発で得た教訓と後続車
  • 楽に静かに移動する車
  • 大部屋の役員室
  • 宗一郎に頼らない
  • 「自動車らしい車」をつくりたい
  • 「三枚目のドアはどちら側?」
  • 成功、そして宗一郎・藤澤の退任
  • 「ヨクヤッタ ホンダ」
  • 「ムカデダンス」のシティ
  • 「ホンダを次の世代に渡す」
第10章 ホンダ・フィロソフィー──創業者を超えたホンダ精神の行方
  • F1カーに迫るスポーツカー
  • ホンダ・ターボの連戦・連勝
  • 「俺は浜松に帰る」
  • 「決めたから、そのつもりしろよな」
  • 役割はカーブを切ること
  • 「ホンダらしさ」という幻影
  • 大ヒットしたオデッセイ
  • 驚異のエンジンVTEC
  • 規制値を超えてさらに遠くへ
  • ホンダはどこに向かおうとしているのか
  • 世界1000万人のホンダユーザーに向けて
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