「昭和の大戦」の真実(続)

黄文雄(評論家) 著
定 価:
本体895円+税
判 型:
新書版
ページ数:
220ページ
ISBN:
9784898316511
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日本人よ! 大東亜戦争は、
アジアの解放・独立に貢献した!

列強の時代において、小国主義では生存は難しかった。そこで小国日本において生まれたのが、国家主義をも超越した、超国家主義としての大アジア主義だった。富国強兵の近代化路線を突き進む日本を除いては、アジアのほとんどの地域は西洋の植民地、あるいはその勢力圏下に転落し、自主自尊の精神を抱く民族は存在しなかった。大アジア主義により、そんな西洋列強に蝕まれたアジアの植民地を解放したのも、台湾、朝鮮、満州の近代化を成し遂げたのも、非西洋世界の近代モデルとしての日本だった。いまこそ、正しい歴史を知ろう!(『「昭和の大戦」の真実』の続編)

著者プロフィール

黄文雄(こう・ぶんゆう)
文明史家、評論家。1938年、台湾生まれ。1964年来日、早稲田大学商学部卒業。明治大学大学院修士課程修了。『中国之没落』(台湾、1991年)が大反響を呼んで以来、旺盛な執筆・評論活動を展開している。巫福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞を受賞。著書に『捏造された昭和史』『韓国は日本人がつくった』『近代中国は日本がつくった』『満州国は日本の植民地ではなかった』『日中戦争は侵略ではなかった』『台湾は日本の植民地ではなかった』『戦争の歴史・日本と中国』『それでも中国は崩壊する 改訂版』『森から生まれた日本の文明』『これからの中国は、こうなる!』『それでも、中国は日本を越えることができない!』『哲人政治家 李登輝の原点』『「昭和の大戦」の真実(正)』(以上、ワック)『日本支配を狙って自滅する中国』『日本人はなぜ世界から尊敬され続けるのか』(徳間書店)など多数。

目次

第1章 大アジア主義の理念がなぜ力を得たか
  • 1 アジア諸民族の共感を獲得した大アジア主義
  • 国家主義を超えた大アジア主義の思潮
  • アジアの盟主となり得る国は日本しかなかった
  • アジア諸民族を鼓舞した日本の勝利
  • 日本の大国化を歓迎しない白人諸国
  • 道義論・ロマンとして語られた大アジア主義
  • 大アジア主義を解せない中華主義の中国人
  • 2 日韓合邦構想は韓国救出をめざした
  • インターナショナル構想としての『大東合邦論』
  • 両国の民間志士が協同で進めた日韓合邦運動
  • 3 大アジア主義の理想と現実
  • 列国の支那分割を阻止する「支那保全論」
  • 中国革命支援から満蒙独立運動への戦略転換
  • 攘夷を志し国策をも左右した在野の「浪人」たち
  • なぜ尊皇攘夷主義者が中国共和制を支持したか
  • 4 中国の裏切りから生まれた満蒙独立構想
  • 中国人は日本の好意を理解できなかった
  • 日本の革命支援を裏切った大中華思想
  • 紆余曲折する満蒙独立運動
  • 5 満州国は大アジア主義の申し子だった
  • 満蒙独立運動を機に日中の衝突は不可避となった
  • 満州の独立を推進した保境安民の理想
  • 東洋解放を願うアジア人の日本モンロー主義への期待
  • 大アジア主義は日本の覇権確立を目指す侵略主義ではない
第2章 大東亜共栄圏構想の先見性
  • 1 大東亜世界の旧秩序と新秩序
  • 華夷秩序の破壊と新秩序建設を意味する大東亜共栄圏
  • 天下大乱の中国を収拾した外力が日本だった
  • 新秩序建設の視点から見るべき満州国の建国
  • 日本の「侵略」が東亜の秩序を崩壊させたわけではない
  • 2 アジアの安定を求めた東亜新秩序の提唱
  • 「東亜」から「大東亜」へと拡大する新秩序構想
  • 英米支配経済からアジアの自給経済圏へ
  • 東亜防衛の意志など持ち合わせていなかった中国
  • 共存共栄の思想を理解できなかった中国人
  • アメリカの力を利用した中国の反日戦略
  • 3 衆生・共生の思想が支えた平和主義
  • 民族自決論・解放論を超えた日本の「東亜解放」
  • 大アジア主義は官民の主流思潮になっていた
  • 日本民族特有の平和思想である「八紘一宇」
  • 4 水平関係の共栄体制を構想した卓見
  • アジアで初めて生まれた民族水平関係の構想
  • 大東亜会議の理念が持つ先駆的意義
  • 5 大東亜共栄圏と大中華共栄圏の違い
  • 浮上する中華帝国と東南アジア諸国の対立構造
  • 大中華共栄圏構想は実現不可能な虚妄である
第3章 大東亜戦争の世界史的貢献とは何か
  • 1 日本は地球分割の流れを食い止めた
  • 人類史を大きく塗り替えた大日本帝国の登場
  • 明治維新は近現代史における最大の革命だった
  • 日本モデルが諸民族の独立と発展を促した
  • 2 大東亜戦争なくして植民地解放はなかった
  • 戦線拡大はアジア解放の戦いにすぎない
  • 日本には諸民族との共存共栄が必要だった
  • アジア独立の起爆剤となった大アジア主義
  • 3 中国は大東亜戦争で再生を得た
  • 日本の近代化に学んだ中国「黄金の十年」
  • 伝統的愚民政策を否定した日本式教育
  • 中華民国建設の担い手は大半が日本留学出身者だった
  • 日本軍の占領で急速に進展する中国の近代化
  • 4 アジア諸民族の独立を推進した日本軍
  • アジア解放に感謝するビルマ人の心
  • 日本軍の占領で一気に独立したフィリピン
  • インドを苦しめたイギリスの苛烈な搾取支配
  • 日本が生んだインド国民軍の独立戦争
  • 仏印武力処理とインドシナ三国の独立
  • 日本が植えつけた「インドネシア国民」の民族主義
  • 「大和魂」で英国に立ち向かったマレー人
  • アジア独立の原動力は日本軍が与えた「自信」である
  • 5 台湾、朝鮮に近代国民意識をもたらす
  • 日本人が負担した台湾、朝鮮の国防費
  • 台湾と朝鮮の青年たちは「強制連行」されたのではない
  • 志願兵の募集に殺到した朝鮮人青年たち
  • 台湾でも驚異的な倍率で志願者が殺到した
  • 6 日本の敗退は赤化の拡大を招いた
  • アジアの赤化防止のために奮戦した日本
  • 赤化のため日中戦争の泥沼化を仕組んだソ連
  • 共産主義の脅威を見抜いた先見の明
  • 7 大日本帝国が残した遺産を見よ
  • 日本がもたらす真の「世界革命」と「人類解放」
  • 赤化された国々は貧窮のどん底に陥った
第4章 文明史的視点から見た大日本帝国の興亡
  • 1 開国維新、大日本帝国を可能にした日本文化
  • 超安定社会の上に構築された大日本帝国
  • なぜ近代国民国家への転生が成功したか
  • 近代ナショナリズムを育てた下地とは何か
  • 高い技術力の蓄積が合理的な近代精神を育んだ
  • 2 日本支配はアジア近代化「支援」だった
  • 朝鮮・台湾総督は近代化の指導者と見るべきだ
  • 日本の「支配」がなければ陋習を棄てられなかった
  • 朝鮮統治は「搾取」ではなく「支援」が真相だった
  • 3 文明興亡の視点から見るべきアジア近代史
  • 東亜に広がっていった「文明開化」の波
  • 大日本帝国興亡史のプラス面を見よ
  • 匪賊社会を安定社会に変えたのは日本である
  • 大日本帝国とともに消えた大アジア主義
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