「整形共和国」が生んだ韓流に騙される日本人たち!
ルックスがすべてを左右する国!
ルックスがすべてを左右する国!
「女は3日殴らないと天に昇る」と古くから言われる韓国は、いまだに男尊女卑社会! 目や鼻や眉の整形などは、化粧品を買うような軽い気分でやる韓国。片や内面を磨いて美しくなろうとする日本。「明日の死よりも今日の楊貴妃を」と完璧な美に支配された国、韓国の実態とは。恋愛観、結婚観、家族観、美容意識など、日本と韓国では180度違う。似て非なる国、韓国の本当の姿がいま解き明かされる!
著者プロフィール
呉善花(お・そんふぁ)
拓殖大学国際学部教授。1956年、韓国・済州島生まれ。1983年に来日し、大東文化大学(英語学専攻)の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程修了。著書に『攘夷の韓国 開国の日本』(文藝春秋、第5回山本七平賞受賞)、『スカートの風(正・続・新)』(三交社・角川文庫)、『韓国併合への道』(文春新書)、『恋のすれちがい』(角川書店)、『日本が嫌いな日本人へ』『日本人を冒険する』『日本的精神の可能性』(PHP文庫)、『私は、いかにして「日本信徒」となったか』(ワック)など多数がある。
目次
序章 「冬ソナ現象・韓流ブーム」の現場を訪ね歩いて- 神々の国・出雲でヨン様の声が
- ヨン様ブームの全国的な広がり
- 韓国人の目から見た韓流ブーム
- 反日騒動をものともしないヨン様ツアー
- ヨン様ファンへの誤解ととまどい
- キーセン観光と冬ソナブーム
- 永遠なる純愛を描くストーリー
- 初恋の再現というテーマ
- 冬ソナ以降生まれた新たな幻想
- 韓国の男が「情熱的なロマンチスト」といわれるわけ
- 一歩間違えばストーカーとなるアタック攻勢
- セクシーな声の魅力と頼もしさ
- スキだらけの日本男児
- ヨン様タイプの男と結婚してみたら……
- 韓国特有の家族関係との葛藤
- いまなお強い離婚女性への偏見
- 「同姓同本」婚禁止の伝統
- 強固な父系血縁主義社会
- 婿養子で老舗を守る日本
- 日本の夫婦は一つの布団で寝ない
- 浮気がすぐにばれる韓国
- 浮気がばれたとき
- 独身のまま死ぬ恐ろしさ
- ムンジャの受けた浮気夫からの虐待
- 女を連れて逃げた夫
- 戻ってきた夫
- 夫の祖母の介護を押しつけられて
- 男の子を産まなくてはならなかったための流産
- 子どもたちがいるから生きられる
- 恋の病と冬ソナファン
- なぜ懐かしく感じるのか
- 恋の病にかかるのは男のほうが多い韓国
- 日本の純愛と韓国の純愛
- 大ベストセラー純愛ドキュメントの韓国版・日本版
- 韓国の恋愛物語の古典『春香伝』
- 『源氏物語』の愛の世界
- 「流れのままに」と「流れを泳ぎ渡る」
- 「男の押し込む力」に弱すぎる韓国の女
- 日本にあった「女の恋愛技術」の伝統
- 韓国の「男の心を引き寄せる愛の呪術」
- 李朝時代の皇太子妃が行なった愛の呪術
- 「君に恋する」とはどんな心か
- 同じ失恋のパターンを繰り返す人
- 粋な出会い、粋な別れができない韓国の男たち
- 美人病の伝統
- 満開の花と萎れて落ちた花
- 美形研磨の病気社会
- 外貌が人生を左右する
- 「美形」か「醜形」かで自己管理能力を問われる社会
- ほとんど病気の肉体改造
- 「若く見せたい」ゆえの中高年の美容熱
- 美人たろうとする執念の強さは世界一
- 美人になることで「恨がほぐれる」
- 美人がいかにも美人と振る舞う韓国
- 韓国の美人の前に日本の美人が色香を失う理由
- 美人ならば歯が美しくなくては
- 美人はソウルに一極集中する
- 八〇年代歌舞伎町ホステスたちの内面美
- 恩返しという美意識
- 困難に打ち克っていこうとする美意識
- 強力な渦巻き型の競争社会
- 完璧なる美を求める韓国人、不完全な美を求める日本人
- 日流の刻印を受けた韓流
- 「自由化の危機」が韓流を生み出した
- 韓流ブームと感覚の高度化
- 韓流ブームの底には日本回帰がある
- 合わせ鏡としての隣人に日本人のアイデンティティを発見する