だから日本人よ、靖国へ行こう

小野田寛郎/中條高德 著
定 価:
本体1300円+税
判 型:
四六版上製
ページ数:
176ページ
ISBN:
9784898310915
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国を憂える二人が
縦横無尽に語る!

「僕がもっとも許せないのは、小泉総理の『心ならずも戦争へ行って亡くなった人たち』という言い方です。本当に情けなくなる」(小野田)「戦犯は国際法においては犯罪者ではないと昭和26年に国会で明言してるんですよ、法務大臣が」(中條)──靖国問題、戦争、天皇、教育、そして日本人。“靖国問題”とはいったい何なのか、その根本には何があるのか。そして、先の大戦と天皇に日本人はいかに向き合うべきか、国を憂える二人が縦横無尽に語る。

著者プロフィール

小野田寛郎(おのだ・ひろお)
1922年和歌山県生まれ。貿易商社就職後、44年陸軍中野学校二俣分校に入校、12月にフィリピン戦線へ派遣される。以後30年間、終戦を信じず任務を遂行。74年谷口義美元少佐の作戦任務解除命令口達により、日本に帰国。翌年ブラジル移住。84年「小野田自然塾」を開校する。著書に『小野田寛郎—わがルバン島の30年戦争』(日本図書センター)、『君たち、どうする?』(新潮社)など。

中條高德(なかじょう・たかのり)
(社)日本国際青年文化協会会長。1927年長野県生まれ。陸軍士官学校60期生。旧制松本高校を経て、学習院大学卒業後、アサヒビール株式会社入社。常務取締役営業本部長として、会社の再生計画を成功させる。同社代表取締役副社長、アサヒビール飲料会長を経てアサヒビール名誉顧問。著書に『おじいちゃん戦争のことを教えて──孫娘からの質問状』『おじいちゃんの「わが闘争」』(致知出版)、『誇れる国』(ワック出版)など。

目次

第1部 第1章 戦友たちは靖国神社に眠っている
  • 靖国の落第生
  • 小泉首相は好機を失った
  • 「心ならずも」とは何事か
  • 法治国家に「A級戦犯」はない
  • 靖国に納めた百万円
  • 摩擦を怖がる外務省
  • 戦友は靖国にいる
  • 将来実を結ぶコミュニケーション
  • 朝日は日本の新聞か
  • 財界人よ、国益を誤るな
  • 真の国際化とは
  • 英霊の気持ち
第2章 いい加減に戦争を始めたわけじゃない
  • 陸軍を抑えるための東條首相
  • 軍人は一番割に合わない
  • 従軍慰安婦なんていなかった
  • 昭和二十年八月十五日の朝日新聞
  • ハリマンの満鉄構想
  • 中野学校と天皇観
  • 軍旗は日本のCI活動
  • 国も国民も天皇も一つ
  • 東亜を安定させることが大切だった
  • なぜ天皇は開戦を止められなかったか
  • 戦時の命令系統とは
  • 女帝論はいったん元に戻って考えるべき
第3章 日本人は外交下手すぎる
  • 戦争は政治の一形態
  • テロと「戦争の現実」
  • 島と半島の重要性
  • 中国とどうつきあうか
  • 日本民族を警戒したアメリカ
第4章 家庭のしつけが問題だ
  • 小野田自然塾
  • 個の尊厳は公のバランスの上で説くべき
  • アメリカに骨抜きにされた日本
  • 家庭で行うべき「しつけ」
  • 男の子には守るべきものがある
  • 便所掃除の大切さ
  • 日本人は誇りを持て
第2部 第5章 靖国にお祀りするのは戦友との約束だ 小野田寛郎
  • 中国に弱みを見せるな
  • 処刑された人は「受難者」だ
  • 戦友への礼が軍国主義か
  • 「心ならずも」ではない
  • カネ、カネ、カネの世の中
  • 「あやまち」はアメリカだ
  • 誇りを失った日本人
第6章 勝者がつくり出した「A級戦犯」 中條高德
  • 靖国は国家そのもの
  • 根拠のない「A級戦犯」
  • 日本人は魂を喪った
  • 団塊の世代の病は重い
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