IBMで学んだことアスキーで得たことセガで考えたこと

廣瀬禎彦(アットホームジャパン社長) 著
定 価:
本体1400円+税
判 型:
四六版上製
ページ数:
216ページ
ISBN:
9784898310311
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私が学んだエッセンスと、
その生かし方を語ろう!

IBMでアプティバを手掛け、アスキーの危機に立ち会い、セガではゲーム機をインターネットに接続するため世界中を駆け回った著者。話題の事業で実績を残してきた名物男は、自分を高めるためのどんな法則を持っているのか。「人材学校」IBMをはじめ、三社で著者が学んだ仕事のエッセンスが満載。独特の視点を通した話題のブロードバンド論も。

著者プロフィール

廣瀬禎彦(ひろせ・さだひこ)
コロンビアミュージックエンタテインメント㈱取締役名誉相談役。1943年、島根県生まれ。慶応義塾大学大学院工学研究科修士課程卒業。1969年、日本アイ・ビー・エム入社。同社金融機関開発本部都市銀行担当営業所長、広報・宣伝部長、西部営業統括本部長、PC事業本部事業推進部長、コンシューマー事業部長を経て、1996年、㈱アスキー専務取締役に就任。1998年、㈱セガ代表取締役副社長に就任。1999年、アットネットホーム㈱設立、代表取締役社長。2004年、コロンビアミュージックエンタテインメント㈱代表執行役兼最高経営責任者に就任。現在に至る。2009年10月にコンサルティングサービス会社、121ワークス(LLC)を設立予定。著書に『自分の値打ちを高める法』(ワック)がある。

目次

プロローグ
  • IBM、アスキー、そしてセガ
  • キャリアは捨てても、エッセンスは生かす
  • 超高速インターネット事情
  • 基本は同じ、IT革命は恐れるにあらず
  • ITビジネスこそ、オヤジのキャリアが必要
第1章 IBMで学んだこと
  • 自分に与えられた場が最善の場
  • コンピュータの先進企業、IBMに目をつけた
  • 教育に飽和点はない
  • 〝芽〟が出る場を見極めることも必要
  • 「失敗しない」仕事の進め方
  • 一九八〇年、分散型ネットワークを発想する
  • アメリカ本社で見たマトリックス組織の柔軟性
  • 製品の〝特徴〟をユーザーの〝利益〟に変換する法則
  • 本場のリストラを見て考えた「辞める選択権」
第2章 PCとインターネットをつなぐこと
  • 人に話を聞くことの重要性
  • 日本初「アウトソーシング」受注合戦
  • お客さまの価値観がものの値段を決める
  • シリコンバレーの食堂で耳にした「パーソナル・コンピュータ」
  • 「アプティバ」日本発売の顚末
  • ブランド戦略に香取慎吾さんが必要だった理由
  • 〝インターネット・パソコン〟という新市場の提案
  • 半歩早い商品は店頭で苦労する
  • テレビにPCのマナーを持ち込んではいけない
  • 将来的には「インターネット」を意識しなくなる
  • オヤジだからこそものをいう「人材学校」IBM人脈
第3章 アスキーで得たこと
  • アスキー・西さんの〝簡潔〟な魅力
  • なぜ「自立的に活動する集団」になりえたか
  • 「ゲーム事業」との予期せぬ出会い
  • 鉄道と電力の歴史に学んだISP閉鎖の決断
  • アスキーの危機と「明日からセガに来てくれ」
  • ベンチャー企業が失敗しないために気をつけること
第4章 セガで考えたこと
  • コードネーム「カタナ」というゲーム機との出会い
  • 「必要かどうか」の議論より、「やるか、やらないか」の決断
  • パートナーシップはカテゴリー・ナンバーワンと
  • 大企業AT&Tの意思決定スピードに驚いた
  • 日本人はゲーム制作に強いことを再認識した
  • ゲーム産業は衰退した映画産業の二の舞をふむか
  • ネットワーク化はゲームビジネスを安定させる
  • ネットゲームの特長と問題点
  • 大川語録「決めたことに振り回されてはいけない」
  • ゲーム機の世界は固有のアーキテクチャー
  • ブロードバンドと自分の可能性
  • 仕事は「自己満足・達成感」と「評価」のバランスで選ぶ
第5章 アットホームジャパンに生かすこと
  • 客観的に分析された転機とアットホームジャパン
  • 今、インターネットコストを下げる本命はCATV
  • ビル・ゲイツと郵政省キャリアのブロードバンド予測
  • 現在の日本ブロードバンド事情
  • ITビジネスの猛烈な立ち上げ方
  • 会社を作る〝七人の侍〟
  • 必要な人しか採らないのがベンチャーの採用
  • 会社から出たくなくなるこだわりオフィス
  • 情報共有は朝、八時三〇分から
  • 経営には「トップの個性」と「望遠鏡・顕微鏡」が必要
  • 日本人は不得意分野は輸入して、得意分野で勝負しよう
第6章 ブロードバンドでできること
  • ブロードバンドISPは公益事業
  • 日本の普及スピードはアメリカより速い
  • 日本は〝インターネット家電〟で大逆転する
  • 「テレビでインターネットはできない」への三つの反論
  • ブロードバンドで面白いことをするための条件
  • ユーザーベネフィットは「アラジンの魔法のランプ」
インターネット・オフライン対談
  • MITのメディアラボが力を入れる「エージェント」
  • インターネットの本質は「コミュニティー」
  • 日米ではデジタル社会の方向性が異なる
  • 地方は、東京を飛ばして世界とつながることができる
  • 「商品になるコンテンツ」のゆくえ
  • 日本のデジタル・デバイド
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