堀場雅夫の社長学

堀場雅夫(キング・オブ・ベンチャー) 著
定 価:
本体880円+税
判 型:
新書版
ページ数:
240ページ
ISBN:
9784898315347
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元祖ベンチャーの雄が語る
儲けるための答え!

ベンチャーは面白い!──売り上げの大小、従業員の多少、会社を何社つくるかなどというのが問題ではなく、いかに儲かる会社をつくるかが重要なのだ。ただ起業するだけなら誰でもつくれる。ベンチャーをどのようにしてこの難しい日本の土壌に根付かすかが自分のなすべきことだと語る著者。創業の志から設立準備、人事・市場・組織戦略から人材育成、社長の心得まで、起業するためのノウハウ、コツがこの一冊に凝縮。元祖ベンチャーの雄が語る儲けるための答がここにある!

著者プロフィール

堀場雅夫(ほりば・まさお)
1924年京都市生まれ。45年、京都帝国大学理学部在学中に堀場無線研究所を創業。国産初のガラス電極式pHメーターの開発に成功し、53年、堀場製作所を設立する。社員に博士号の取得を推奨し、自身も61年に医学博士号を取得。全社一丸となって、ベンチャービジネスのモデルともいえる企業をつくりあげた。以後、同社は分析機器のトップメーカーとして、つねに技術開発で業界をリードしている。78年に会長、2005年取締役を退任し、最高顧問に就任。現在、京都商工会議所副会頭、日本新事業支援機関協議会代表幹事、研究成果活用プラザ京都総館長などを務め、起業家の育成に力を注いでいる。著書に『仕事ができる人 できない人』『今すぐやる人が成功する!』(三笠書房)のほか、『イヤならやめろ!』(日本経済新聞社)、『出る杭になれ!』(祥伝社)など多数。

目次

序 章 創業の志──ベンチャーの哲学とは何か
起業には哲学ありき
第1章 起業の条件──成功と失敗の分かれ目
ベンチャーがビジネスになるとき
ハイテクだけが有望市場ではない
技術的価値よりユーザー価値を優先する
〝成熟市場〟はいい訳に過ぎない
欲望に近い仕事ほど確実
スタートはキャリアの延長で考える
電子メディアと起業
世界一を目指せるものをやれ
持続的な努力こそ大事
辞めなくてもベンチャーはできる
日本社会の現実を直視せよ
ベンチャー失敗のその後
日本型ベンチャーの可能性
大企業ではできない魅力は即断即決
ベンチャーに必要な嗅覚
学歴は関係ない
〝人脈〟は必ずしも必要でない
四〇代が飛躍のとき
第2章 設立準備──資金調達からオフィス・人材確保まで
必要資金の見積もり
多めの資金が必要な理由
失敗九割、成功一割
巨大な個人投資家の可能性
ベンチャー・キャピタルの活用法
私が投資をオーケーする基準
公的融資の十倍活用法
どこで始めるか
初期スタッフの確保
共同経営はまず利益分配の契約から
経理担当の重要性
株式会社は上場を前提に
第3章 人事戦略──従業員のモラール(士気)を高める
能力給の利点と問題点
縦組織での資金体系
ベンチャーに必要な〝一芸社員〟
会社の哲学を明示する
社員管理は加点評価で
創業時はワンマンであれ
アルバイト、派遣社員、契約社員の活用法
生産性と労働時間は比例しない
週四日労働の時代
福利厚生はスケールメリットを活かす
労働者の総意をまとめる組織
第4章 市場戦略──体験的マーケティング論
ヒット商品開発戦略
よいものは売れるか
コスト・パフォーマンスはお客が決める
日本のお客がブランドイメージに頼るわけ
競争優位を得るには
商品に合わせた営業体制
販売チャンネル
情報化時代の広報・宣伝
ベンチャー・ビジネスでの宣伝費
海外展開
クレームは宝の山
序 章 創業の志──ベンチャーの哲学とは何か
  • 起業には哲学ありき
第1章 起業の条件──成功と失敗の分かれ目
  • ベンチャーがビジネスになるとき
  • ハイテクだけが有望市場ではない
  • 技術的価値よりユーザー価値を優先する
  • 〝成熟市場〟はいい訳に過ぎない
  • 欲望に近い仕事ほど確実
  • スタートはキャリアの延長で考える
  • 電子メディアと起業
  • 世界一を目指せるものをやれ
  • 持続的な努力こそ大事
  • 辞めなくてもベンチャーはできる
  • 日本社会の現実を直視せよ
  • ベンチャー失敗のその後
  • 日本型ベンチャーの可能性
  • 大企業ではできない魅力は即断即決
  • ベンチャーに必要な嗅覚
  • 学歴は関係ない
  • 〝人脈〟は必ずしも必要でない
  • 四〇代が飛躍のとき
第2章 設立準備──資金調達からオフィス・人材確保まで
  • 必要資金の見積もり
  • 多めの資金が必要な理由
  • 失敗九割、成功一割
  • 巨大な個人投資家の可能性
  • ベンチャー・キャピタルの活用法
  • 私が投資をオーケーする基準
  • 公的融資の十倍活用法
  • どこで始めるか
  • 初期スタッフの確保
  • 共同経営はまず利益分配の契約から
  • 経理担当の重要性
  • 株式会社は上場を前提に
第3章 人事戦略──従業員のモラール(士気)を高める
  • 能力給の利点と問題点
  • 縦組織での資金体系
  • ベンチャーに必要な〝一芸社員〟
  • 会社の哲学を明示する
  • 社員管理は加点評価で
  • 創業時はワンマンであれ
  • アルバイト、派遣社員、契約社員の活用法
  • 生産性と労働時間は比例しない
  • 週四日労働の時代
  • 福利厚生はスケールメリットを活かす
  • 労働者の総意をまとめる組織
第4章 市場戦略──体験的マーケティング論
  • ヒット商品開発戦略
  • よいものは売れるか
  • コスト・パフォーマンスはお客が決める
  • 日本のお客がブランドイメージに頼るわけ
  • 競争優位を得るには
  • 商品に合わせた営業体制
  • 販売チャンネル
  • 情報化時代の広報・宣伝
  • ベンチャー・ビジネスでの宣伝費
  • 海外展開
  • クレームは宝の山
第5章 組織戦略──企業革新の具体的な進め方
意思決定の効率化は企業理念の徹底から
電子メール時代の中間管理職
総務にいてほしい〝鬼軍曹〟
縦割り組織か横割り組織か
オープン型組織とクローズ型組織の使い分け
プロジェクトチームで活力を与える
企業の「環境適応性」
システム導入におけるポリシー
成功するアウトソーシング
原価主義が通用しない時代
大企業との提携
海外進出への助言
危機管理のノウハウ
第6章 財務管理──資金繰りオンチが会社を滅ぼす
経営者の最低条件
危険度の判定
バランスシートと営業のかねあい
借入金の考え方
金融機関とのつきあい方
二つの資本蓄積
株主配当は配当性向で
税金に悩むのはつまらない
第7章 人材育成──長期的視野に立った〝人〟づくり
なぜ人を育てるのか
おもしろおかしくさせる教育
出る杭を伸ばすコツ
昇進とピーターの法則
情報の判断能力を磨け
許せるわがままと許せないわがまま
「辞めたい」という社員の慰留
二種類の社員教育
第8章 成長戦略──中小から中堅企業へ脱皮するとき
成長過程における組織の危機
既存事業から新規事業を考える
投資分析の功罪
中規模の企業が消滅する時代
撤退の決断
企業の環境に対する弾力性
大企業病の予防法
一〇〇%子会社にすべきか
株式公開と経営者の報酬
第9章 社長の心得──哲学ある経営者となるために
省エネルギーこそベンチャーの極意
トップの情報収集法
哲学と知識が経営をおもしろくする
労働・経営・資本の利益一致
地域社会とのおつきあい
環境問題と社会貢献
新しいシステムと二一世紀
後継者問題は打算的に考える
六〇歳役員定年説
企業の存在価値
第5章 組織戦略──企業革新の具体的な進め方
  • 意思決定の効率化は企業理念の徹底から
  • 電子メール時代の中間管理職
  • 総務にいてほしい〝鬼軍曹〟
  • 縦割り組織か横割り組織か
  • オープン型組織とクローズ型組織の使い分け
  • プロジェクトチームで活力を与える
  • 企業の「環境適応性」
  • システム導入におけるポリシー
  • 成功するアウトソーシング
  • 原価主義が通用しない時代
  • 大企業との提携
  • 海外進出への助言
  • 危機管理のノウハウ
第6章 財務管理──資金繰りオンチが会社を滅ぼす
  • 経営者の最低条件
  • 危険度の判定
  • バランスシートと営業のかねあい
  • 借入金の考え方
  • 金融機関とのつきあい方
  • 二つの資本蓄積
  • 株主配当は配当性向で
  • 税金に悩むのはつまらない
第7章 人材育成──長期的視野に立った〝人〟づくり
  • なぜ人を育てるのか
  • おもしろおかしくさせる教育
  • 出る杭を伸ばすコツ
  • 昇進とピーターの法則
  • 情報の判断能力を磨け
  • 許せるわがままと許せないわがまま
  • 「辞めたい」という社員の慰留
  • 二種類の社員教育
第8章 成長戦略──中小から中堅企業へ脱皮するとき
  • 成長過程における組織の危機
  • 既存事業から新規事業を考える
  • 投資分析の功罪
  • 中規模の企業が消滅する時代
  • 撤退の決断
  • 企業の環境に対する弾力性
  • 大企業病の予防法
  • 一〇〇%子会社にすべきか
  • 株式公開と経営者の報酬
第9章 社長の心得──哲学ある経営者となるために
  • 省エネルギーこそベンチャーの極意
  • トップの情報収集法
  • 哲学と知識が経営をおもしろくする
  • 労働・経営・資本の利益一致
  • 地域社会とのおつきあい
  • 環境問題と社会貢献
  • 新しいシステムと二一世紀
  • 後継者問題は打算的に考える
  • 六〇歳役員定年説
  • 企業の存在価値
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