混迷の時代に

出井伸之(ソニー会長兼CEO) 著
定 価:
本体1600円+税
判 型:
四六版並製
ページ数:
288ページ
ISBN:
9784898310199
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ネットワーク社会の未来が見える!

ソニー会長の出井伸之が、各界の識者と「いま」を語り尽くす。経済・経営から歴史、音楽、クルマ、惑星物理学まで、幅広いジャンルの様々なテーマから、激変のネットワーク社会が浮き彫りにされる。

著者プロフィール

出井伸之(いでい・のぶゆき)
ソニー会長兼CEO。1937年生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、60年ソニー入社。62年スイスのジュネーブに留学、帰国後は2度にわたるスイス赴任を経て、68年フランスに赴任、ソニー・フランス設立に従事。79年音響事業本部オーディオ事業部長、88年ホームビデオ事業本部長。89年取締役、94年常務を経て、95年社長に就任。99年CEO。同年米国ゼネラル・モーターズ社外取締役。2000年現職に就任。また、同年7月よりIT戦略会議の議長も務める。社長就任以来、ソニーのデジタル/ネットワーク対応を積極的に推進。現在はITの活用による経営プロセスの変革やブロードバンド時代に向けた新規ネットワーク事業領域の開拓に取り組み、同時にコーポレートガバナンスに立脚したマネジメント体制の確立を目指す企業経営に務めている。

目次

1 孫正義×スコット・マクニーリ  Ⅰ──トップランナーが語るIT革命
〝初心者〟四人で創業
ホームネットワークシステムの鍵
最初にアメリカ式ビジネスを経験した
宝探しにはナビゲーションが必要
インターネットは全産業をカバーする
バーチャルカンパニーのビジネスモデル
〝アルファベット〟は所有すべきでない
ネット端末は多様化する
「道路」が無料だから産業が発展する
インターネット社会の教育
企業なら異なるDNAを混合できる
出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク①
2 宮内義彦×中谷巌──〝ドッグイヤー〟の企業像
変化を迫られる日本企業
リアルとサイバーの融合
ネットワーク経済
パワーシフトで問われるブランド力
サービスオリエンテッドな時代の製造業
ベンチャーか、大企業か
出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク②
3 塩野七生──ローマに学ぶ
なぜルネサンス、なぜローマなのか
政治・経済が疲労すると文化国家になる
ローマは拡大をやめた時、政体を変えた
二一世紀はボーダーレス社会に戻る
核をつないだローマ街道ネットワーク
異分子を入れる自己革新
日本は先進国唯一の多神教
〝霧の海〟から出ることが重要
弱い部分は他者にまかせる
出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク③
4 坂本龍一──コンテンツのゆくえ
ヒットの原則
バーチャルカンパニーのしくみ
能力ある個人が企業を選ぶ
物理世界のローカリティー
コンテンツの値段がゼロになる
坂本龍一プロデュース・オペラ『LIFE』
企業と生物の類似点
出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク④
5 孫正義×スコット・マクニーリ  Ⅱ──ネットワークの未来
すべての「モノ」がネットワーク化される
インフォメーション・ハイウエイパトロール
中国は重要な市場になる
製造業はすべてIT産業になる
価格は市場が決めるようになる
出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク⑤
1 孫正義×スコット・マクニーリ  Ⅰ──トップランナーが語るIT革命
  • 〝初心者〟四人で創業
  • ホームネットワークシステムの鍵
  • 最初にアメリカ式ビジネスを経験した
  • 宝探しにはナビゲーションが必要
  • インターネットは全産業をカバーする
  • バーチャルカンパニーのビジネスモデル
  • 〝アルファベット〟は所有すべきでない
  • ネット端末は多様化する
  • 「道路」が無料だから産業が発展する
  • インターネット社会の教育
  • 企業なら異なるDNAを混合できる
  • 出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク①
2 宮内義彦×中谷巌──〝ドッグイヤー〟の企業像
  • 変化を迫られる日本企業
  • リアルとサイバーの融合
  • ネットワーク経済
  • パワーシフトで問われるブランド力
  • サービスオリエンテッドな時代の製造業
  • ベンチャーか、大企業か
  • 出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク②
3 塩野七生──ローマに学ぶ
  • なぜルネサンス、なぜローマなのか
  • 政治・経済が疲労すると文化国家になる
  • ローマは拡大をやめた時、政体を変えた
  • 二一世紀はボーダーレス社会に戻る
  • 核をつないだローマ街道ネットワーク
  • 異分子を入れる自己革新
  • 日本は先進国唯一の多神教
  • 〝霧の海〟から出ることが重要
  • 弱い部分は他者にまかせる
  • 出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク③
4 坂本龍一──コンテンツのゆくえ
  • ヒットの原則
  • バーチャルカンパニーのしくみ
  • 能力ある個人が企業を選ぶ
  • 物理世界のローカリティー
  • コンテンツの値段がゼロになる
  • 坂本龍一プロデュース・オペラ『LIFE』
  • 企業と生物の類似点
  • 出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク④
5 孫正義×スコット・マクニーリ  Ⅱ──ネットワークの未来
  • すべての「モノ」がネットワーク化される
  • インフォメーション・ハイウエイパトロール
  • 中国は重要な市場になる
  • 製造業はすべてIT産業になる
  • 価格は市場が決めるようになる
  • 出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク⑤
6 鈴木正文──クルマとITの融合
ライフスタイルとモータリゼーション
「移動の手段」を超えるクルマ
ソニー と トヨタ の境界が消える
ブランド戦略が鍵
再びモノのよさが問われる
出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク⑥
7 松井孝典──人間圏のビッグバン
六五〇〇万年前に何が起こったか
一五〇億年前の宇宙
地球レベルの環境変化
人間の選択で地球の運命は変わる
人間圏の「分化」
遠心力と求心力
「拡散」する時代の組織デザイン
インターネット社会は人間圏のビッグバン
均質化を防ぐ「分化」
出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク⑦
8 小澤征爾──グローバル時代の「個」
指揮者を志した時
〝自由な人〟を育む風土
ボストン・シンフォニー
〝公園〟と〝管理人〟の関係
「グローバル」と「二重構造」
基礎技術のその先
天才が大音楽家になるとは限らない
よいワインのような音
経営者と指揮者の「孤独」
「個」を生かすことが重要
出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク⑧
エピローグ 大賀典雄──21世紀のソニー
ヨーロッパの中心に打った杭
大賀典雄とベルリン・フィル
ヨーロッパに落ちた二つの隕石
ソニーにとってのヨーロッパ
次世紀への挑戦
6 鈴木正文──クルマとITの融合
  • ライフスタイルとモータリゼーション
  • 「移動の手段」を超えるクルマ
  • ソニー と トヨタ の境界が消える
  • ブランド戦略が鍵
  • 再びモノのよさが問われる
  • 出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク⑥
7 松井孝典──人間圏のビッグバン
  • 六五〇〇万年前に何が起こったか
  • 一五〇億年前の宇宙
  • 地球レベルの環境変化
  • 人間の選択で地球の運命は変わる
  • 人間圏の「分化」
  • 遠心力と求心力
  • 「拡散」する時代の組織デザイン
  • インターネット社会は人間圏のビッグバン
  • 均質化を防ぐ「分化」
  • 出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク⑦
8 小澤征爾──グローバル時代の「個」
  • 指揮者を志した時
  • 〝自由な人〟を育む風土
  • ボストン・シンフォニー
  • 〝公園〟と〝管理人〟の関係
  • 「グローバル」と「二重構造」
  • 基礎技術のその先
  • 天才が大音楽家になるとは限らない
  • よいワインのような音
  • 経営者と指揮者の「孤独」
  • 「個」を生かすことが重要
  • 出井伸之のデジタル・ドリーム・トーク⑧
エピローグ 大賀典雄──21世紀のソニー
  • ヨーロッパの中心に打った杭
  • 大賀典雄とベルリン・フィル
  • ヨーロッパに落ちた二つの隕石
  • ソニーにとってのヨーロッパ
  • 次世紀への挑戦
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