異常な禁煙ファシズムに物申す!
アメリカ大陸で誕生し、1600年代初頭に薬として日本に伝えられたタバコ。近世の風俗画にも描かれるなど、これまで庶民に親しまれてきたタバコが、今、窮地に立たされている。現在のタバコの置かれた状況に異議を唱える文化人たちが熱弁を振るった「愛煙家シンポジウム」。現代史家の秦郁彦氏は「学校より酷い喫煙者いじめの実態」に言及した。徳川宗家第18代当主・川恒孝氏は、喫煙文化に対する日本人のこまやかさを感じたニューヨークでのエピソードを披露。また、タバコをがんの原因として禁煙をすすめている厚生労働省への質問状と回答を完全公開する。愛煙家必読の書、待望の第五弾!
著者プロフィール
喫煙文化研究会(きつえんぶんかけんきゅうかい)
「タバコは文化である」と考える喫煙愛好者が集い、人と喫煙の関係を、文化・社会・環境・健康など様々な角度から論議・検討する会。
目次
【第1回 愛煙家シンポジウム】- たばこはそんなに悪いのですか
- ■パネリスト…ジェームス三木/秦 郁彦/溝呂木雄浩/奥村 康
- ■司会進行…二木啓孝
- ◎大阪府 受動喫煙防止条例に反対する
- 大阪府受動喫煙の防止等に関する条例(案)の概要
- ◎厚生労働省への質問状──タバコは本当にがんの原因なのか
- ■橋内 章…世間を煙に巻く言葉の羅列
- ■半田昌之…マヤ文明から横丁の煙草屋さんまで──たばこ[ビジュアル]文化史
- ■川床邦夫…切手に見るシガーの歴史 葉巻を愛したチャーチル❶
- ■秦 郁彦…学校より酷い喫煙者いじめの実態
- ■徳川恒孝…携帯灰皿に驚いたニューヨーカー
- ■橋内 章…僕のタバコを吸う論理
- ■小谷野 敦…無煙映画・無煙ドラマ
- ■須田慎一郎…「美しい分煙社会」の作り方
- 愛煙家の私にも言わせて!
- 喫煙文化研究会シンポジウム in 横浜