日本経済は、中国がなくてもまったく心配ない

WAC BOOK

三橋貴明(経済評論家) 著
定 価:
本体933円+税
判 型:
A5判並製
ページ数:
104ページ
ISBN:
9784898314029
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本当は崖っぷち!

日本経済は中国がなければ成り立たない? 日本は輸出依存の国? ——そんなのは大きな間違い! 日本は中国経済に依存などしていないし、内需拡大で成長してきた国である。「数字的根拠」のない印象論を妄信していては、決して正しい判断等出来ないのだ。過剰な投資で生み出された前代未聞のバブル、まともに機能しない株式市場、中国製の危ない輸出品、統計数字は捏造だらけ、海外へ逃げ出す富裕層——もはや、中国経済の崩壊は避けられない! いまだ中国経済に幻想を抱くおバカな経営者、必読の本!

著者プロフィール

三橋貴明(みつはし・たかあき)
経済評論家、作家、中小企業診断士。
1969年、熊本県生まれ。東京都立大学(現、首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業、NEC、日本IBMなどに勤務ののち、2008年、中小企業診断士として独立。
2007年、インターネットの公開データの詳細な分析によって韓国経済の脆弱な実態を暴く。これが反響を呼んで『本当はヤバイ! 韓国経済』(彩図社)として書籍化され、ベストセラーとなる。既存の言論人とは一線を画する形で論壇デビューを果たした異色の経済評論家。著書に『日本は「国債破綻」しない!』(実業之日本社)、『2013年 大転換する世界 逆襲する日本』(徳間書店)、『アメリカ、中国、そして日本経済はこうなる』『日本の未来、ほんとは明るい!』『図解 それでも、日本経済が世界最強という真実』『いよいよ、韓国経済が崩壊するこれだけの理由(わけ)』(ワック)など多数がある。

目次

PART 1 中国経済がなくても日本は心配ないこれだけの理由
  • 01 欺瞞だらけだったレア・アース騒動
  • 02 「日本は輸出依存国」の前提が大きな間違い
  • 03 日本経済は中国に依存などしていない
  • 04 日本の「迂回輸出構造」に組み込まれている中国
  • 05 日本の対中投資はそれほど多くない
  • 06 日本が輸入しなければならない理由は皆無
  • 07 経済成長しても「消費を楽しむ」ことができない中国人民
  • 08 人件費高騰で外資系企業が進出するメリットはない
  • 09 「中国依存」は共産党の印象操作に過ぎない
  • 10 日本は内需拡大で十分やっていける
  • 11 最悪のチャイナリスク「中国民事訴訟法二三一条」
PART 2 中国の経済成長が矛盾だらけだったこれだけの理由
  • 12 「日本の高度成長に似ている」は本当か
  • 13 中国の経済成長は「投資」で支えられてきた
  • 14 個人消費中心へと転換できない中国経済
  • 15 急成長と同時に高まった輸出依存度
  • 16 中国を支えてきたのはアメリカの貿易赤字
  • 17 中国経済の歪みを決定的にした大規模経済政策
  • 18 身勝手な為替操作で他国の需要を奪い取った中国
  • 19 「世界一の外貨準備高」を自慢するのは無意味
  • 20 自国資本のみで輸出業を維持できない中国
  • 21 独裁国家でしかあり得ない公共投資
  • 22 世界中で非難される中国の新植民地主義
  • 23 過剰な投資で生み出された前代未聞のバブル
  • 24 世界を震撼させる中国の危ない輸出製品
  • 25 中国が「不動産こそわれらが命」になった理由
  • 26 不動産バブルでさらに広がった経済格差
  • 27 まともに機能しない株式市場に投資など論外
  • 28 経済成長は共産党の権威を守るための手段
PART 3 もはや中国経済の崩壊は避けられないこれだけの理由
  • 29 グローバル・インバランスの縮小が中国の首を絞める
  • 30 製造大国の復活を目指すアメリカの圧力
  • 31 「安い中国製品」が席巻する時代は終わる
  • 32 中国に襲いかかるインフレの恐怖
  • 33 中国に混在している三つの格差
  • 34 想像を絶する件数の暴動が起きる荒んだ社会
  • 35 中国の統計数字は捏造だらけで信用できない
  • 36 巨万の富を持って海外へ逃げ出す富裕層
  • 37 格差問題の根底にある「搾取」の構造
  • 38 中国共産党を脅かす二億三〇〇〇万の流動人口
  • 39 「国民国家」として一致団結できない中国人
  • 40 一人っ子政策が残した負の遺産
  • 41 人民を苦しめる高い医療費とお粗末な保険
  • 42 貧しいままで高齢化社会を迎える不安
  • 43 人間の生存限界を超えた環境汚染
  • 44 ゴーストタウン化していく中国
  • 45 習近平新体制が抱える数々の不安
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