韓国よ、「敵」を誤るな!

松木國俊 著
定 価:
本体1400円+税
判 型:
四六判並製
ページ数:
240ページ
ISBN:
9784898314494
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「泥船」中国に取り込まれた
 韓国の果てに待つ、
 戦慄の「未来予想図」

『こうして捏造された韓国「千年の恨み」』『ほんとうは、「日韓併合」が韓国を救った!』など、独自の切り口と視点で韓国の過去と現在の問題を論破する松木國俊氏による待望の新刊。著者は元大手商社マンで長年、中国や韓国との取引を行っており、ソウルに四年半駐在した経験がある。

中国経済の失速に伴って韓国経済も没落すると予測する書籍はよく目にするが、その先がどうなるかについて書かれたものは、これまでほとんどなかった。

本書では最新の数字と資料を基に、対中依存を深める韓国経済の惨状を明らかにし、「中国に取り込まれた韓国の将来は、こうならざるを得ない」という必然性に基づいたシミュレーションが展開されている。中国の東アジア戦略に基づいて、北朝鮮政権がやがて中国の傀儡となり韓国を呑み込むまでのステップが具体的に書かれており、読み進むにつれて、その蓋然性の高さ、そして韓国を待ち受ける恐るべき未来に戦慄を感じる。
さらに本書では、韓国と同じように中国へ傾斜する沖縄の現状を憂慮し、日本防衛のあり方についても提言している。

中国の脅威が日韓の足元に迫る中、日本人必読の「憂国」の書である。

著者プロフィール

1950年、熊本県生まれ。1973年、慶応義塾大学法学部政治学科卒業。同年、豊田通商株式会社入社。1980年〜84年、豊田通商ソウル事務所駐在。秘書室次長、機械部次長を経て2000年、豊田通商退社。2001年、松木商事株式会社設立、代表取締役。現在、朝鮮近現代史研究所所長を務める。日本会議東京都本部調布支部副支部長、「新しい歴史教科書をつくる会」東京三多摩支部副支部長も務める。著者に『こうして捏造された韓国「千年の恨み」』『ほんとうは、「日韓併合」が韓国を救った!』(ともにワック)がある。

目次

第1章 破綻した「二股外交」

  • 1 「習・朴蜜月時代」の始まり
  • 朴槿惠大統領「憧れの中国」へ
  • 習国家主席のソウル訪問
  • 中韓「反日戦線」の形成
  • アメリカを無視して「AIIB(アジアインフラ投資銀行)」加盟
  • 「対日戦勝七十年記念パレード」参加
  • 2 アメリカの強圧で「日韓合意」
  • 「慰安婦問題」──本当は解決したくない韓国政府
  • アメリカ軍撤退を恐れた朴槿惠大統領
  • 朴裕河裁判で「噓」露呈の恐れ
  • 「噓と詭弁」で翻弄された日本
  • 合意は日本の致命的〝敗北〟だった
  • 海外報道は日本非難の嵐
  • 必ず蒸し返される慰安婦問題
  • 3 「中華圏」に回帰する韓国
  • 国民を中国に引っ張り込んだ朴槿惠大統領
  • 極度に高まった中国への経済的依存度
  • 「小中華意識」の復活
  • 次期有力大統領候補は「確信的親中派」ばかり

第2章 今や、八方ふさがり

  • 1 断末魔の韓国経済
  • サンドバッグ状態の「輸出立国」
  • 〝瀕死〟の重厚長大産業
  • 「座して死を待つ」サムスン
  • 現代自動車にも「明日」はなし
  • 「ゾンビ」企業八万社以上
  • 韓国に圧倒的に不利な「中韓FTA」
  • 中国進出は自殺行為
  • 低迷する個人消費
  • 2 絶望の淵にある庶民
  • IMF改革で低下した企業モラル
  • 財閥支配で生じた絶望的社会格差
  • 家計負債百二十兆円
  • ダントツ高い〝老人自殺率〟
  • 日本より速い〝少子化〟のスピード
  • 度を越した受験戦争
  • 大学出ても「非正規社員」
  • 「HELL KOREA(地獄韓国)!」を叫ぶ若者

第3章 「革命前夜」の韓国社会

  • 1 国民を救えぬ政治
  • 国家財政は火の車
  • 公約守れぬ大統領
  • 政争に明け暮れる議会
  • セウォル号の沈没──危機管理力のない政府
  • 「MERS」の流行
  • 韓国による半島統一は「夢のまた夢」
  • 2 拡大する左翼勢力
  • ・それは学生運動から始まった
  • ・「駐韓アメリカ軍撤退・連邦制統一」を目指す左翼団体
  • ・「全国教職員労働組合(全教組)」の反米・反日・反韓教育
  • ・暴力革命を肯定する政党の登場
  • ・七十万人を率いてゼネストを叫ぶ民主労総
  • ・「韓米同盟より中国」という韓国軍幹部

第4章 このままだと韓国は「赤化」する

  • 1 北朝鮮の実態
  • 恐怖政治で粛清の嵐
  • 金正恩暗殺未遂
  • 深刻な食糧危機
  • 盤石の「階級差別社会」
  • 2 北朝鮮はいずれ中国の傀儡政権に
  • 核開発で北朝鮮が「造反」
  • 「暴発南進」を恐れて制裁を手加減
  • 核小型化で「許せぬ一線」を越えた
  • 金正男へ挿げ替えて傀儡政権化
  • 北朝鮮非核化実現
  • 3 北朝鮮による半島統一
  • 北朝鮮「改革開放」で韓国を取り込み
  • 平和条約締結でアメリカ軍撤退
  • 一国・二制度・二政府「高麗民主連邦共和国」樹立
  • 南側を攪乱する北側工作員
  • 国民投票で北側が南側を吸収
  • そこは本当の「HELL KOREA」だった

第5章 韓国は目覚めるか?

  • 1 韓国民よ、歴史の真実はこうだ
  • 慰安婦問題の真実はこうだ
  • 日本人と朝鮮人が中国人に虐殺された「通州事件」
  • 2 「泥船中国」から降りよ
  • 過剰設備・在庫を抱える中国基幹産業
  • 「AIIB」は機能不全状態に
  • 数字が示す中国経済崩壊
  • 経済崩壊後は「強権独裁軍事大国」

終章 足元に迫る中国の野望

  • 1 中国の東アジア戦略
  • 太平洋進出を狙う中国──中国が「太平洋東西分割管理案」提案
  • 「近海防衛ライン」第一・第二列島線
  • 次に狙われるのは沖縄
  • 2 アジアを守る「日米同盟」
  • アメリカ軍事費一兆ドル削減
  • 日米で守るアジアのシーレーン
  • 憲法第九条改正が恒久平和への道

あとがき

参考文献

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