◎アメリカとは常に面従腹背で付き合え
◎国家に金を貸して国家を牛耳る金融ユダヤ
◎金を貸す者が歴史をつくってきた
◎日本型信用社会がグローバリズムによって壊された
◎外資が日本で自由にビジネスできることが規制緩和
◎グローバル化は根無し草の人類になる
◎最終的に安住の地は日本だ
著者プロフィール
日下公人(くさか・きみんど)
評論家。日本財団特別顧問。三谷産業株式会社監査役。日本ラッド株式会社監査役。1930年、兵庫県生まれ。東京大学経済学部卒業。日本長期信用銀行取締役、(社)ソフト化経済センター理事長を経て東京財団会長を務める。ソフト化・サービス化の時代をいち早く先見し、日本経済の名ナビゲーターとして活躍。未来予測の正確なことには定評がある。近著に『こうして、2016年、「日本の時代」が本格的に始まった!』(ワック)、『トランプなんか怖くない』(悟空出版)など。
馬渕睦夫(まぶち・むつお)
元駐ウクライナ兼モルドバ大使、元防衛大学校教授、現吉備国際大学客員教授。1946年、京都府生まれ。京都大学法学部3年在学中に外務公務員採用上級試験に合格し、68年、外務省入省。71年、研修先のイギリス・ケンブリッジ大学経済学部卒業。2000年、駐キューバ大使、05年、駐ウクライナ兼モルドバ大使を経て、08年11月、外務省退官。同年、防衛大学校教授に就任し、11年3月定年退職。14年4月より現職。著書に、『いま本当に伝えたい感動的な「日本」の力』『国難の正体』(総和社)、『日本の敵』(共著、飛鳥新社)、『世界を操る支配者の正体』(講談社)、『日本「国体」の真実』(ビジネス社)、『「反日中韓」を操るのは、じつは同盟国・アメリカ』『そうか、だから日本は世界で尊敬されているのか!』(ワック)など。
目次
第1章 今、世界は大きく変化している
- グローバリズム勢力が勝つか、ナショナリズム勢力が勝つか
- テロにはグローバリズム勢力の後援がある
- アメリカも二つの勢力がせめぎ合っている
- ようやく、日本の世紀がやって来た
- プーチンもメルケルも安倍さんにくっついている
- 伊勢志摩サミットで流れが変わった
- シティとウォールストリートの行方
- なぜ危機のときに円が買われるか
- 中国は張子の虎
- イギリスのEU脱退で一番喜んでいるのはプーチン
第2章 欧米のロシアつぶしとウクライナ危機
- ロシアは日本の協力でしかうまくいかない
- 今、プーチンと組むこと
- ウクライナ危機はネオコンの仕業
- ウクライナ危機はプーチンを倒す計画から
- 中国はアメリカに喧嘩を売っているフリをしている
- プーチンの狙いはロシアのハイテク産業化
第3章 通貨を握っている金融ユダヤ
- 日本人が考える国とユダヤ人が考える国はまったく違う
- 国家に金を貸して国家を牛耳る金融ユダヤ
- 金を貸す者が歴史をつくってきた
- 政府が通貨を発行しても問題ない
- 日銀券とはなに
- ユダヤの意図に背いた人間は、みなつぶされている
- 秘密裡にできたFRB
- マイナス金利で世界は変わる
- 戦争は金貸しの金儲けのため
第4章 ユダヤを知らなければ世界がわからない
- 世界の問題のもとには、ユダヤ問題がある
- ユダヤ人も大きく二つに分けられる
- ユダヤ教徒にも正統派と改革派がいる
- 「ユダヤ陰謀論」と一概に言うは誤り
- グローバリズムはユダヤ思想
- ニューディール政策はユダヤ人がつくった
- アメリカが中国を共産化した
- 日本と戦う必要があったのはウォールストリート
- 二十世紀は近代化=ユダヤ化の時代
第5章 日本型信用社会がグローバリズムによって壊された
- 日本は信用社会
- 日本は信用社会と欧米的な社会をうまく合体させた
- 日本長期信用銀行が外資に買収された背景
- 山一證券「飛ばし」には大蔵省がかかわっていた
- 安倍さんが役人を変えた
- 日本型信用社会がつぶされてきた
- 信用社会と契約社会との折り合いの仕方
第6章 いよいよ日本が世界から見直されている
- 日本は欧米の文化をすべて日本化して受け入れてきた
- 日本はもともと移民にオープンだった
- 古代、離散したユダヤ人は日本にも来た?
- グローバル化は根無し草の人類になる
- 日本ほど安全なところはない
- 世界に発信できる日本の資産
- 日本人は道徳がすごい
- エピローグ 日本はすでに大転換点を乗り越えている
- 日本は外国依存はやめたほうがいい
- イギリスのEU離脱は国家の勝利
- 日本は日本独自の道を歩き出している
- あとがき 日下 公人