『カエルの楽園』の百田尚樹さんも
「傑作だ! こんな面白い本が出ていたとは
不覚にも知らなかった」と絶賛!
「傑作だ! こんな面白い本が出ていたとは
不覚にも知らなかった」と絶賛!
ジョージ・オーウェルの『1984』の日本版ともいうべき恐怖のパラレルワールド。「逆説の日本史」ならぬ「逆説の現代史」を描く。『1984』をトランプ政権などになぞらえるのは方向違いの解釈。「これは明日の沖縄、韓国、そして日本の近未来だ」
【あらすじ】
大地震が発生し、静岡県にある原子力発電所「スーパーみらい一号炉」が津波に襲われ炉心の緊急冷却装置が働かず大爆発。取材中の新聞記者・桜浩行と金村良美が気がついたとき、「扶桑国人民政府」という「もうひとつの日本」にタイムスリップしていた。60年安保闘争の時に、ハガチーをデモ隊が殺害したのがきっかけで日米安保条約が破棄されたために、日本は共産圏に編入されていたのだ……。
著者プロフィール
井沢 元彦 (いざわ・もとひこ)
1954年愛知県生まれ。作家。早稲田大学法学部卒業後、TBSに報道記者として入社。報道局記者時代に『猿丸幻視行』(講談社)で江戸川乱歩賞を受賞。そのあと退社し作家活動に専念する。著書に『言霊 なぜ日本に、本当の自由がないのか』『新聞と日本人 なぜ、真実を伝えないのか』(以上、祥伝社)などがある。『週刊ポスト』で連載中の「逆説の日本史」は、小学館より随時単行本化され、ロングセラーになっている。
目次
第一章 原発大爆発
第二章 扶桑国人民政府
第三章 バットマン
第四章 裏切りのハーレム
第五章 脱 出
第六章 時空を超えて
第七章 パラレルワールド
エピローグ
「ゆでガエル楽園国家」日本が植民地にされる日──
井沢元彦×百田尚樹
新装版のためのあとがき
解説 今こそ浮かび上がる悪夢のシナリオ──
稲垣 武