ボクは猫よ2

曽野綾子(作家) 著
定 価:
本体895円+税
判 型:
新書版
ページ数:
260ページ
ISBN:
9784898316566
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曽野家のネコはミタ!
曽野版『吾輩は猫である』2

猫の飼い主の阿野文子は曽野綾子自身だと、読者は誰でも思う。私生活を裏まで見ている飼い猫が描く阿野おばさんは、感情の揺れや家庭内のダラシナサまで露悪的に見せながら、老いと死などを語っていく。──「瀬戸内みなみ」の解説より。『ボクは猫よ』は、昭和の終わり近く、新聞の連載小説として発売され、それから単行本、文庫版として出版された極めて評判の良い連載だった。昭和の話と侮るなかれ。現代にも通じる問題・課題、人間が直面する「老」と「死」に阿野家の猫がズバッと切り込む。曽野好き、猫好き、小説好きの読者諸君を満足させるために、平成の日本に甦った!

著者プロフィール

曽野綾子(その・あやこ)
作家。1931年、東京生まれ。聖心女子大学文学部英文科卒業。ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章。日本芸術院賞・恩賜賞受賞。著書に『無名碑』(講談社)『神の汚れた手』(文藝春秋)、『貧困の僻地』(新潮社)、『老いの才覚』(ベストセラーズ)、『人生の収穫』(河出書房新社)、『揺れる大地に立って 東日本大震災の個人的記録』(扶桑社)、『夫婦、この不思議な関係』『沖縄戦・渡嘉敷島「集団自決」の真実』『悪と不純の楽しさ』『私の中の聖書』『都会の幸福』『弱者が強者を駆逐する時代』『図解 いま聖書を学ぶ』『ボクは猫よ』(以上、ワック)など多数。

目次

第1章 十客百来 第2章 密会 第3章 猫ヶ谷 第4章 これも誰かを思わせる 第5章 野山の語るもの 解説 裏見成平 もうひとつの解説 瀬戸内みなみ
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