夫婦、この不思議な関係

曽野綾子(作家) 著
定 価:
本体933円+税
判 型:
新書版
ページ数:
344ページ
ISBN:
9784898315415
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結婚生活ほど理不尽なものはない!
だからこそ、面白いのだ!

「夫婦の生活が幸福なら人生は信頼するに足りるものとなり、夫婦の生活に憎悪が入り込んでくれば現世は懐疑に満ちた世界になる。私たちは決して他人とそれほどには深く関わらない。夫婦とは何という不思議な関係なのだろう。私は驚いてこのエッセイを書いてしまったに違いないのである」──結婚生活ほど理不尽なものはない。だからこそ面白いのだ。夫婦とは、家庭とは、人生とは何かを、作家の透徹した目で描いた珠玉のエッセイ集!

著者プロフィール

曽野綾子(その・あやこ)
作家。1931年、東京生まれ。聖心女子大学文学部英文科卒業。ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章したのをはじめ、日本芸術院賞恩賜賞ほか多数受賞。著書に、『無名碑』(講談社)『誰のために愛するか』(祥伝社)『神の汚れた手』(文藝春秋)『貧困の僻地』(新潮社)『非常識家族』(徳間書店)『生きて、生きて、生きて』(海竜社)『沖縄戦・渡嘉敷島「集団自決」の真実』『悪と不純の楽しさ』『私の中の聖書』『都会の幸福』『弱者が強者を駆逐する時代』(以上、ワック出版)など多数。

目次

五里霧中の出発 ロウヒールでダンスを 蟹は甲羅に似せて のり餅とアベカワ 一枚の記念写真 娼家の光景 裏山の梅の香 奴隷の精神 浮気についての一考察 「寛大」ということ テーブルの四本脚 小さな思想の表現 「人畜無害」の美徳 別れる準備 鞘堂の心 継続への情熱 「雨蛙」の妻 夫の犯罪 優しさと冷酷 危機と共に生きる 遊びの会話 一つ屋根の下の幸福 愛のある別れ 或る「棄教者」の決断
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