悪と不純の楽しさ

曽野綾子(作家) 著
定 価:
本体933円+税
判 型:
新書版
ページ数:
272ページ
ISBN:
9784898315620
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すべての人間には、
悪の要素があり、不純に生きている……

慰安婦問題、環境保護、ODA……。自称「ヒューマニスト」たちの、その臭気がたまらない!──昨今の日本では、ジャーナリストにも学者にも主婦にも、人間の中には、一切の破壊的な欲望などなく、ただ優しさだけがあるような顔をしたがる人がいくらでもいる。しかし、それでは人間の真実も人の世の面白さも見ていないのと同じだ。すべての人間には、悪の要素があり、不純に生きている。それは誰にとっても「ひとごと」ではなく、「自分のこと」である。誰にも等しくある悪と不純を認めれば、心が解放され、魂の自由を手にすることができる。

著者プロフィール

曽野綾子(その・あやこ)
作家。1931年、東京生まれ。聖心女子大学文学部英文科卒業。ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章したのをはじめ、日本芸術院賞恩賜賞ほか多数受賞。著書に、『無名碑』(講談社)『誰のために愛するか』(祥伝社)『神の汚れた手』(文藝春秋)『貧困の僻地』(新潮社)『非常識家族』(徳間書店)『生きて、生きて、生きて』(海竜社)『夫婦、この不思議な関係』『沖縄戦・渡嘉敷島「集団自決」の真実』『弱者が強者を駆逐する時代』『私の中の聖書』『都会の幸福』(以上、ワック出版)など多数。

目次

ヒューマニスト勲章
荒野をさまよう
代理謝罪
身を捨つるほどの祖国はなしや?
サル並み? サル以下?
スポーツの犠牲者たち
死ぬほど嬉しかったこと
霊廟・マッキンリー
赤ちゃんつき秘書
病醜のダミアン
風景の一面
ヒューマニスト勲章
荒野をさまよう
代理謝罪
身を捨つるほどの祖国はなしや?
サル並み? サル以下?
スポーツの犠牲者たち
死ぬほど嬉しかったこと
霊廟・マッキンリー
赤ちゃんつき秘書
病醜のダミアン
風景の一面
精巧絢爛豪華金ぴか
昔話としての戦争
秀才のおかげ
単なるもの盗り
指導者・モーセの怒り
羊を殺す日
舌戦のすすめ
復讐の方法
ピアース氏の道
背と腹の関係
それとなく別れて住む優しさ
精巧絢爛豪華金ぴか
昔話としての戦争
秀才のおかげ
単なるもの盗り
指導者・モーセの怒り
羊を殺す日
舌戦のすすめ
復讐の方法
ピアース氏の道
背と腹の関係
それとなく別れて住む優しさ
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