なぜ、日本人は日本をおとしめ中国に媚びるのか

石平(評論家) 著
定 価:
本体886円+税
判 型:
新書版
ページ数:
208ページ
ISBN:
9784898316146
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日本人エリート特有の、
歪んだ「中国コンプレックス」とは?

元中国人で、新日本人である石平氏(2007年日本に帰化)が、「なぜ日本人の政治家・官僚・ジャーナリストは、ここまで中国に奉仕するのか?」という素朴な疑問に対し、媚中派の面々の精神分析をこころみたのが本書。俎上にあがるのは、小沢一郎、福田康夫、河野洋平らの政治家をはじめ、作家の大江健三郎、朝日新聞など。媚中派の面々が、いかにこれまで日本の国益を損なってきたか、彼らの著書やその公的な行動から“罪状”を糾弾。その「媚中」ぶりに啞然とする一冊。

著者プロフィール

石平(せき・へい)
1962年、中国四川省成都生まれ。北京大学哲学部卒。四川大学哲学部講師を経て、1988年来日。1995年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関に勤務ののち、評論活動へ。現在は、中国や日中関係の問題を中心に、活発な執筆・講演活動を展開する。2007年末、日本に帰化。著書に『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)、『「日中友好」は日本を滅ぼす!』(講談社+α新書)、『論語道場』(致知出版社)、『中国大激流』(ベストセラ−ズ)、『中国の崩壊が始まった!』『ならずもの国家 中国の本性』『絶望の大国 中国の真実』(以上、ワック。いずれも共著)など。

目次

第1章 身も心も中国政府と一体化の外務官僚たち
  • 「中国は穏やかになった」という岡本行夫氏のイメージ操作
  • 対中国「位負け外交」を主導してきた「チャイナ・スクール」の面々
  • 元中国大使・橋本恕氏の「対中国外交の心構え」
  • 日本が連戦連敗、中国が連戦連勝の理由
  • 中国政府の「正しさ」を強弁する浅井基文氏
  • 日本の外交官であることを捨てて、中国の外交官になっている
  • 中国共産党と「一心同体」の中江要介元中国大使
第2章 まるで中国の僕、親中派政治家たち
  • 親中派政治家の筆頭・河野洋平氏
  • 世界を敵にまわしても中国を守り通す気概をみせた野中広務氏
  • 胡主席と握手をして、感激のあまりナミダ目になった小沢一郎氏
  • 「石破大臣よ、お前もか」
  • 中国から絶賛される福田元総理大臣
  • 日本国民の命よりも中国のメンツが大事
  • 対中国「降参外交」が残した大きな禍根
第3章 大江健三郎氏にみる「進歩的知識人」の呆れた本性
  • 訪中して「反日的政治発言」を繰り返したノーベル賞作家
  • 日本批判のための五つのキーワード
  • 中国共産党総書記と日本叩きで以心伝心の関係だった?
  • 弔電の中で「小泉首相の靖国参拝」を批判する非常識
  • 「戦後民主主義の旗手」と「思想統制の総元締め」の奇妙な関係
  • 反日親中「進歩的知識人」の呆れた本性
第4章 中国「四人組」の卑劣手法を継承した日本左翼
  • 「血統論」で安倍攻撃を行う左翼の「人道に対する犯罪」
  • 「沖縄十一万人集会」のウソにみる左翼の卑怯
  • 文革流の人民裁判を断行した「女性国際戦犯法廷」の変態度
  • 残酷さと卑劣さに下品さを加えれば、すなわち日本の左翼
  • 日本の左翼が中国の「文革」を賛美するほんとうの理由
第5章 「九条真理教」の教祖たち
  • 「九条の会」は「平和偽善者」の集まりか
  • 「憲法九条こそは世界市民の救世主」
  • 「教祖様」を気どる「九条の会」の人々
  • オウム真理教ならぬ「九条真理教」
第6章 朝日新聞は中国共産党御用達!
  • 人民日報によく登場する「日本の代表的大新聞」
  • 「靖国参拝批判」の「特ネタ」を提供する朝日社説
  • 中国全土のメディアが「朝日神託」を伝える
  • 『環境時報』に格別に寵愛される朝日新聞
  • 「温家宝訪日報道写真」の熱狂ぶり
  • 中国共産党政権に忠誠をつくす宦官か
第7章 日本は「ファシズム的言論統制社会」なのか?
  • 田母神論文はあくまでも「言論」である
  • 言論の自由に対するあからさまな糾弾と侵害
  • 毛沢東流のファシズム的言論統制と同じ
  • 二重基準の徹底適用という卑劣な手法
  • 「村山談話翼賛体制」の出現
  • 背景にあるのは「東京裁判史観ファシズム」だ
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