日本人エリート特有の、
歪んだ「中国コンプレックス」とは?
歪んだ「中国コンプレックス」とは?
元中国人で、新日本人である石平氏(2007年日本に帰化)が、「なぜ日本人の政治家・官僚・ジャーナリストは、ここまで中国に奉仕するのか?」という素朴な疑問に対し、媚中派の面々の精神分析をこころみたのが本書。俎上にあがるのは、小沢一郎、福田康夫、河野洋平らの政治家をはじめ、作家の大江健三郎、朝日新聞など。媚中派の面々が、いかにこれまで日本の国益を損なってきたか、彼らの著書やその公的な行動から“罪状”を糾弾。その「媚中」ぶりに啞然とする一冊。
著者プロフィール
石平(せき・へい)
1962年、中国四川省成都生まれ。北京大学哲学部卒。四川大学哲学部講師を経て、1988年来日。1995年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関に勤務ののち、評論活動へ。現在は、中国や日中関係の問題を中心に、活発な執筆・講演活動を展開する。2007年末、日本に帰化。著書に『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)、『「日中友好」は日本を滅ぼす!』(講談社+α新書)、『論語道場』(致知出版社)、『中国大激流』(ベストセラ−ズ)、『中国の崩壊が始まった!』『ならずもの国家 中国の本性』『絶望の大国 中国の真実』(以上、ワック。いずれも共著)など。
目次
第1章 身も心も中国政府と一体化の外務官僚たち- 「中国は穏やかになった」という岡本行夫氏のイメージ操作
- 対中国「位負け外交」を主導してきた「チャイナ・スクール」の面々
- 元中国大使・橋本恕氏の「対中国外交の心構え」
- 日本が連戦連敗、中国が連戦連勝の理由
- 中国政府の「正しさ」を強弁する浅井基文氏
- 日本の外交官であることを捨てて、中国の外交官になっている
- 中国共産党と「一心同体」の中江要介元中国大使
- 親中派政治家の筆頭・河野洋平氏
- 世界を敵にまわしても中国を守り通す気概をみせた野中広務氏
- 胡主席と握手をして、感激のあまりナミダ目になった小沢一郎氏
- 「石破大臣よ、お前もか」
- 中国から絶賛される福田元総理大臣
- 日本国民の命よりも中国のメンツが大事
- 対中国「降参外交」が残した大きな禍根
- 訪中して「反日的政治発言」を繰り返したノーベル賞作家
- 日本批判のための五つのキーワード
- 中国共産党総書記と日本叩きで以心伝心の関係だった?
- 弔電の中で「小泉首相の靖国参拝」を批判する非常識
- 「戦後民主主義の旗手」と「思想統制の総元締め」の奇妙な関係
- 反日親中「進歩的知識人」の呆れた本性
- 「血統論」で安倍攻撃を行う左翼の「人道に対する犯罪」
- 「沖縄十一万人集会」のウソにみる左翼の卑怯
- 文革流の人民裁判を断行した「女性国際戦犯法廷」の変態度
- 残酷さと卑劣さに下品さを加えれば、すなわち日本の左翼
- 日本の左翼が中国の「文革」を賛美するほんとうの理由
- 「九条の会」は「平和偽善者」の集まりか
- 「憲法九条こそは世界市民の救世主」
- 「教祖様」を気どる「九条の会」の人々
- オウム真理教ならぬ「九条真理教」
- 人民日報によく登場する「日本の代表的大新聞」
- 「靖国参拝批判」の「特ネタ」を提供する朝日社説
- 中国全土のメディアが「朝日神託」を伝える
- 『環境時報』に格別に寵愛される朝日新聞
- 「温家宝訪日報道写真」の熱狂ぶり
- 中国共産党政権に忠誠をつくす宦官か
- 田母神論文はあくまでも「言論」である
- 言論の自由に対するあからさまな糾弾と侵害
- 毛沢東流のファシズム的言論統制と同じ
- 二重基準の徹底適用という卑劣な手法
- 「村山談話翼賛体制」の出現
- 背景にあるのは「東京裁判史観ファシズム」だ