やはり、ドルは暴落する! 日本と世界はこうなる

宮崎正弘(評論家) 著
定 価:
本体933円+税
判 型:
新書版
ページ数:
236ページ
ISBN:
9784898315958
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「百年に一度の危機」は、
日本にとって最大のチャンスだ!

ニューヨーク・ウォール街発の「金融危機」の衝撃と影響は、大方の予想をはるかに超えたものだった。米国の消費激減、ロシア・中国の没落など、世界的な変革が目の前に迫る。その実体と本質を豊富な資料と緻密な取材によりえぐり出した著者渾身の力作! 今後、我々は歴史的なパラダイムの変更を余儀なくされる!

著者プロフィール

宮崎正弘(みやざき・まさひろ)
評論家。拓殖大学日本文化研究所客員教授。1946年、石川県金沢市生まれ。早稲田大学中退。「日本学生新聞」編集長。月刊「浪漫」企画室長などを経て貿易会社を経営。1983年『もう一つの資源戦争』(講談社)で論壇へ。以来、世界経済の裏側やワシントン、北京の内幕を描き、『ウォールストリートで読む日本』や『ウォール街 凄腕の男たち』などの問題作を次々に発表してきた。近著には『中国は猛毒をまき散らして自滅する』(徳間書店)、『中国がたくらむ台湾・沖縄侵攻と日本支配』(KKベストセラーズ)など、著書多数。

目次

第1章 大不況の足音は聞こえていた
金融機関の再編と不良債権の再合成
中国の闇はもっともっと深い
総合対策は「砂漠に水をまく行為」
米国にとって次の関心事はドル防衛だ
滅びゆくドルと運命をともにすると決めた日本政府
ドル防衛の凄いシナリオがある
第2章 「百年に一度」の緊急事態
市場の崩壊速度は落下傘より速かった
危機は深まっていた
読み違えたウォール街のエリートたち
中国はチャンスを狙っていた
百年に一度の大不況とパラダイムシフト
フィロソフィカル・シフトが必要だ
第3章 ウォール街とホワイトハウスの人脈・金脈
ポールソン財務長官とバーナンキFRB議長
巨額の財政出動はこうして決まった
共和党内の保守派は強く反対
大統領選挙に影響した金融危機
〝ミスター貸し借り〟の登場
ケニヤからテヘランまで、オバマ大統領の当選は歓迎された
共和党、土壇場の駆け込みは身内の救援だ
ヨーロッパも内心は歓迎していない
第4章 中国は肺炎を患い青息吐息
日清戦争の勝敗にヒントが隠れている
中国共産党はもはや革命党ではない
デリバティブには手を出さなかったが
マカオの空気が一変、不況の荒波は新カジノ・ホテル建設を中断
上海の繁栄さえも息切れ
想像以上の華南の不況
西オーストラリアを襲う中国ブームの壊滅と大不況
次期後継者と言われれば言われるほど危ない
ダボス会議で中国熱は冷めていた
第1章 大不況の足音は聞こえていた
  • 金融機関の再編と不良債権の再合成
  • 中国の闇はもっともっと深い
  • 総合対策は「砂漠に水をまく行為」
  • 米国にとって次の関心事はドル防衛だ
  • 滅びゆくドルと運命をともにすると決めた日本政府
  • ドル防衛の凄いシナリオがある
第2章 「百年に一度」の緊急事態
  • 市場の崩壊速度は落下傘より速かった
  • 危機は深まっていた
  • 読み違えたウォール街のエリートたち
  • 中国はチャンスを狙っていた
  • 百年に一度の大不況とパラダイムシフト
  • フィロソフィカル・シフトが必要だ
第3章 ウォール街とホワイトハウスの人脈・金脈
  • ポールソン財務長官とバーナンキFRB議長
  • 巨額の財政出動はこうして決まった
  • 共和党内の保守派は強く反対
  • 大統領選挙に影響した金融危機
  • 〝ミスター貸し借り〟の登場
  • ケニヤからテヘランまで、オバマ大統領の当選は歓迎された
  • 共和党、土壇場の駆け込みは身内の救援だ
  • ヨーロッパも内心は歓迎していない
第4章 中国は肺炎を患い青息吐息
  • 日清戦争の勝敗にヒントが隠れている
  • 中国共産党はもはや革命党ではない
  • デリバティブには手を出さなかったが
  • マカオの空気が一変、不況の荒波は新カジノ・ホテル建設を中断
  • 上海の繁栄さえも息切れ
  • 想像以上の華南の不況
  • 西オーストラリアを襲う中国ブームの壊滅と大不況
  • 次期後継者と言われれば言われるほど危ない
  • ダボス会議で中国熱は冷めていた
第5章 アジアに広がる不況の荒波
韓国は墜落、通貨ウォンは絶頂から半値
中国では地方の信用金庫が危ない
台湾も異変続き
馬英九政権基盤は、反日強硬派が乗っ取る
トルコにも異変
核大国パキスタンでも株式市場は暴落
中央アジア・イスラム圏は地殻変動
第6章 ロシアも東欧も急成長が止まる
絶望の闇が前途に広がったロシア
反米トリオの落日
東欧の優等生=ポーランドもバルト三国も未曾有の危機に遭遇
国家規模より金融システムが大きかったアイスランド
「軍事大国ロシア」が復活
ロシア的矛盾は破天荒
身内だけで固めた利権集団がプーチンのロシアだ
第7章 まだまだ闇は深い
グリーンスパンの猛省
最悪のシナリオは米国債のデフォルトだ
輸出入現場からも悲鳴
悪影響はドバイにまで及んだ
アメリカ人に住宅の夢を与え続けてきたファニー・メイの悲劇
中国から逃げ出した外国企業
中国全土に発生している「カネ返せ!」暴動
投機家たちの退場
あのウォーレン・バフェットが立ち上がった
第8章 ドルの没落は近いのか
世界はドル基軸への信頼を失いつつある
世渡り上手なポール・クルーグマン教授
V字型回復もあるという楽観論もあるが……
ヘッジファンドの運命
泥沼の底が見えるか
全体六千二百兆円の何%が実際の損害を受けるのか?
円が強いうちに日本がするべきこと
第5章 アジアに広がる不況の荒波
  • 韓国は墜落、通貨ウォンは絶頂から半値
  • 中国では地方の信用金庫が危ない
  • 台湾も異変続き
  • 馬英九政権基盤は、反日強硬派が乗っ取る
  • トルコにも異変
  • 核大国パキスタンでも株式市場は暴落
  • 中央アジア・イスラム圏は地殻変動
第6章 ロシアも東欧も急成長が止まる
  • 絶望の闇が前途に広がったロシア
  • 反米トリオの落日
  • 東欧の優等生=ポーランドもバルト三国も未曾有の危機に遭遇
  • 国家規模より金融システムが大きかったアイスランド
  • 「軍事大国ロシア」が復活
  • ロシア的矛盾は破天荒
  • 身内だけで固めた利権集団がプーチンのロシアだ
第7章 まだまだ闇は深い
  • グリーンスパンの猛省
  • 最悪のシナリオは米国債のデフォルトだ
  • 輸出入現場からも悲鳴
  • 悪影響はドバイにまで及んだ
  • アメリカ人に住宅の夢を与え続けてきたファニー・メイの悲劇
  • 中国から逃げ出した外国企業
  • 中国全土に発生している「カネ返せ!」暴動
  • 投機家たちの退場
  • あのウォーレン・バフェットが立ち上がった
第8章 ドルの没落は近いのか
  • 世界はドル基軸への信頼を失いつつある
  • 世渡り上手なポール・クルーグマン教授
  • V字型回復もあるという楽観論もあるが……
  • ヘッジファンドの運命
  • 泥沼の底が見えるか
  • 全体六千二百兆円の何%が実際の損害を受けるのか?
  • 円が強いうちに日本がするべきこと
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