「昭和の怪物」岸信介の真実

塩田潮(ノンフィクション作家・評論家) 著
定 価:
本体933円+税
判 型:
新書版
ページ数:
380ページ
ISBN:
9784898315545
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安倍元総理が最も尊敬する政治家
祖父・岸信介の真の姿!

戦前は統制派官僚のエース、開戦時は内閣閣僚、戦後はA級戦犯容疑者を解かれ政界復帰──。昭和の怪物と呼ばれ、総理在任中には政治生命を賭してまで日米安保改定に邁進した岸信介。祖父から父(安倍晋太郎)を経て、連綿と続く「宰相の遺伝子」「大物政治家の血」は安倍総理へと受け継がれた。祖父と父の資質をどんな形で継承し、それは安倍総理の人格と政治家としての本質にどう投影されているのか? 「安倍総理が最も尊敬する政治家」の真の姿がここにある。

著者プロフィール

塩田潮(しおた・うしお)
1946年、高知県吾川郡伊野町に生まれる。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。雑誌編集者、雑誌記者などを経て、現在、ノンフィクション作家・評論家。『霞が関が震えた日』(講談社文庫)で第5回講談社ノンフィクション賞受賞。著書は『大いなる影法師 代議士秘書の野望と挫折』(文春文庫)、『最後の御奉公 宰相幣原喜重郎』(文藝春秋)、『金融崩壊』『誰がための官僚』(日本経済新聞社)、『大国日本の幻』(講談社)、『郵政最終戦争』(講談社文庫)、『田中角栄失脚』(文春新書)、『出処進退の研究』(PHP研究所)、『「昭和の教祖」安岡正篤の真実』(ワック)など多数。

目次

プロローグ 長い残照
二つの葬儀
筋金入りの改憲論者
「妖怪」のいくつもの顔
巨悪と艶福家
「濾過器」の思想
第1部 統制派官僚
岸追放工作
満洲行き
偉大な曾祖父の残像
大正デモクラシーと天皇制絶対主義
北一輝に心酔
農商務省入り
減俸反対闘争
白を黒と言いくるめる男
満洲への道
噂の「凄腕官僚」
満洲国産業開発五ヵ年計画
二キ三スケ
満洲国のナンバーツー
「満洲の陰の帝王」甘粕正彦
阿片と裏人脈
「満洲は私の作品」
第2部 大生還
商工次官就任
小林一三との大喧嘩
代議士初当選
開戦詔書に副署
戦局悪化
東條内閣崩壊
防長尊攘同志会
敗戦と逮捕
「いかに堂々と死ぬか」
巣鴨プリズンの獄友たち
A級戦犯処刑
生還を遂げる
不起訴の謎
プロローグ 長い残照
  • 二つの葬儀
  • 筋金入りの改憲論者
  • 「妖怪」のいくつもの顔
  • 巨悪と艶福家
  • 「濾過器」の思想
第1部 統制派官僚
  • 岸追放工作
  • 満洲行き
  • 偉大な曾祖父の残像
  • 大正デモクラシーと天皇制絶対主義
  • 北一輝に心酔
  • 農商務省入り
  • 減俸反対闘争
  • 白を黒と言いくるめる男
  • 満洲への道
  • 噂の「凄腕官僚」
  • 満洲国産業開発五ヵ年計画
  • 二キ三スケ
  • 満洲国のナンバーツー
  • 「満洲の陰の帝王」甘粕正彦
  • 阿片と裏人脈
  • 「満洲は私の作品」
第2部 大生還
  • 商工次官就任
  • 小林一三との大喧嘩
  • 代議士初当選
  • 開戦詔書に副署
  • 戦局悪化
  • 東條内閣崩壊
  • 防長尊攘同志会
  • 敗戦と逮捕
  • 「いかに堂々と死ぬか」
  • 巣鴨プリズンの獄友たち
  • A級戦犯処刑
  • 生還を遂げる
  • 不起訴の謎
第3部 鷹の選択
雌伏のとき
追放解除
日本再建連盟
「反吉田」を貫く
政界復帰
「新党論者・岸」のルーツ
保守結集と憲法改正
日本民主党結成
第二矢は政界再編
五五年体制発足
次期首相候補・緒方の死
最大の後ろ盾・三木武吉逝く
ポスト鳩山をめぐる暗闘
「二・三位連合」に敗れる
外相就任
政権獲得
第4部 安保に死す
「強運」と「不人気」と
「日米新時代」
安保改定の淵源
自衛力増強という布石
内閣改造で躓く
異色の民間人外相
岸内閣の絶頂期
岸・大野の熱海会談
政権たらい回しの密約
実力者・河野の「逸機」
燃え上がる反対デモ
騒乱の一九六〇年
見送られた「治安出動」
新安保成立
エピローグ 「不死鳥」の昭和史
一生に一度の無理押し
岸を刺した男
未完の野望
第3部 鷹の選択
  • 雌伏のとき
  • 追放解除
  • 日本再建連盟
  • 「反吉田」を貫く
  • 政界復帰
  • 「新党論者・岸」のルーツ
  • 保守結集と憲法改正
  • 日本民主党結成
  • 第二矢は政界再編
  • 五五年体制発足
  • 次期首相候補・緒方の死
  • 最大の後ろ盾・三木武吉逝く
  • ポスト鳩山をめぐる暗闘
  • 「二・三位連合」に敗れる
  • 外相就任
  • 政権獲得
第4部 安保に死す
  • 「強運」と「不人気」と
  • 「日米新時代」
  • 安保改定の淵源
  • 自衛力増強という布石
  • 内閣改造で躓く
  • 異色の民間人外相
  • 岸内閣の絶頂期
  • 岸・大野の熱海会談
  • 政権たらい回しの密約
  • 実力者・河野の「逸機」
  • 燃え上がる反対デモ
  • 騒乱の一九六〇年
  • 見送られた「治安出動」
  • 新安保成立
エピローグ 「不死鳥」の昭和史
  • 一生に一度の無理押し
  • 岸を刺した男
  • 未完の野望
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