「南京大虐殺」のまぼろし

鈴木明(フリージャーナリスト) 著
定 価:
本体933円+税
判 型:
新書版
ページ数:
328ページ
ISBN:
9784898315460
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「30万人大虐殺」も
「百人斬り」もなかった!

南京全市民を恐怖でひきつらせるような日本軍の暴行が、間断なく、随所で、恣意的に行われなかったことだけは間違いない!──南京の城門が日本軍の猛攻撃で陥落したのは、1937年12月13日。それからこれまでに「南京大虐殺」は四度浮上している。真実はどこにあるのか? 徹底した聞き取り調査と現地取材を敢行し、「南京大虐殺」の核心に肉迫した渾身の力作。第4回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作、待望の復刊!

著者プロフィール

鈴木明(すずき・あきら)
1929年、東京に生まれる。1955年より民間放送局に勤務。1973年に『「南京大虐殺」のまぼろし』で第4回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書に『リリー・マルレーンを聴いたことがありますか』『コリンヌはなぜ死んだか』『愛國』等がある。2003年没。

目次

第1章 「南京大虐殺」のまぼろし
殺人ゲームは平時か戦時か
事実が変貌する過程
意外に少ない資料
精強だった国府軍
処刑された第六師団長
南京虐殺を最初に伝えた本
日本人は非人間的か
もう一つの南京虐殺
殺戮の中国現代史
国府軍の「三光作戦」
「通州事件」の〝残虐〟
敗者に対する優越感
パール判事流の疑問
実像を描く勇気を
第2章 向井少尉はなぜ殺されたか
東京──三月十五日──
送られてきた上申書
伊勢──三月十九日──
ある日、警察が……
〝横井さん〟がもしや夫では?
成田──三月二十四日──
CAMP・ZAMA──四月十日──
東林間──四月十九日──
死刑の宣告
台北──五月一日──
台北図書館で
「国のために死んだのです」
エピローグ
第3章 南京への道
安藤大将の自殺
「勇士」の虚像と実像
[付録]谷寿夫中将の申弁書
第1章 「南京大虐殺」のまぼろし
  • 殺人ゲームは平時か戦時か
  • 事実が変貌する過程
  • 意外に少ない資料
  • 精強だった国府軍
  • 処刑された第六師団長
  • 南京虐殺を最初に伝えた本
  • 日本人は非人間的か
  • もう一つの南京虐殺
  • 殺戮の中国現代史
  • 国府軍の「三光作戦」
  • 「通州事件」の〝残虐〟
  • 敗者に対する優越感
  • パール判事流の疑問
  • 実像を描く勇気を
第2章 向井少尉はなぜ殺されたか
  • 東京──三月十五日──
  • 送られてきた上申書
  • 伊勢──三月十九日──
  • ある日、警察が……
  • 〝横井さん〟がもしや夫では?
  • 成田──三月二十四日──
  • CAMP・ZAMA──四月十日──
  • 東林間──四月十九日──
  • 死刑の宣告
  • 台北──五月一日──
  • 台北図書館で
  • 「国のために死んだのです」
  • エピローグ
第3章 南京への道
  • 安藤大将の自殺
  • 「勇士」の虚像と実像
  • [付録]谷寿夫中将の申弁書
第4章 南京・昭和十二年十二月
語られない「なぜ?」
元従軍記者たちを求めて
事実解明の盲点
南京攻略戦への道程
拡大派と不拡大派
運命の一日
ダーディン記者のレポート
南京防衛軍の混乱
揚子江の敗残兵たち
掃蕩された二万人の中国兵
ある物故作家が残したもの
架空の回想録
元旅団長のメモの真実
「捕虜は始末せよ」
護送する側の恐怖
魂に時効はない
第5章 そこで中島師団はなにをしたか
南京へ怒濤のごとく
三十五年の歳月
「事件」を伝えた四つの道
事実を描写する限界
つねに同一人の目撃者
ジャーナリストの証言
機関銃の前の二百人
死骸の上に板を渡し
〝事件の当事者〟を探せ
三つの条件
大量捕虜の幻と現実
ある戦友会で
人殺しの傷あと
一兵卒の手記
軍司令部の注意書
「数千の敵を捕う」
「タマが殺したのだ」
驚くべき事実
スミスの調査から
考えられない話
一枚の写真の背景
真相はわからない
第4章 南京・昭和十二年十二月
  • 語られない「なぜ?」
  • 元従軍記者たちを求めて
  • 事実解明の盲点
  • 南京攻略戦への道程
  • 拡大派と不拡大派
  • 運命の一日
  • ダーディン記者のレポート
  • 南京防衛軍の混乱
  • 揚子江の敗残兵たち
  • 掃蕩された二万人の中国兵
  • ある物故作家が残したもの
  • 架空の回想録
  • 元旅団長のメモの真実
  • 「捕虜は始末せよ」
  • 護送する側の恐怖
  • 魂に時効はない
第5章 そこで中島師団はなにをしたか
  • 南京へ怒濤のごとく
  • 三十五年の歳月
  • 「事件」を伝えた四つの道
  • 事実を描写する限界
  • つねに同一人の目撃者
  • ジャーナリストの証言
  • 機関銃の前の二百人
  • 死骸の上に板を渡し
  • 〝事件の当事者〟を探せ
  • 三つの条件
  • 大量捕虜の幻と現実
  • ある戦友会で
  • 人殺しの傷あと
  • 一兵卒の手記
  • 軍司令部の注意書
  • 「数千の敵を捕う」
  • 「タマが殺したのだ」
  • 驚くべき事実
  • スミスの調査から
  • 考えられない話
  • 一枚の写真の背景
  • 真相はわからない
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