「百人斬り競争」は、新聞記者の創作だった!
無実の罪で処刑された二人の少尉の無念!
無実の罪で処刑された二人の少尉の無念!
昭和12年の南京攻略戦。その南京への進撃の途上、「百人斬り競争」を行ったという理由で終戦後、罪に問われ、南京郊外にて死刑となった2人の日本軍少尉、向井敏明少尉と野田毅少尉。時を経て2006年、最高裁判所は両少尉の名誉の回復を請求する遺族らの上告を棄却した。「百人斬り報道」が東京日日新聞(現毎日新聞)の捏造記事であることは明白であるにも関わらず、日本の司法は2人を救済しなかったのである。戦後60年経た今も続く、汚名を雪ぐ遺族の慟哭の手記!
著者プロフィール
向井千惠子(むかい・ちえこ)
向井敏明少尉の次女。
惠美子クーパー(えみこ・クーパー)
向井敏明少尉の長女。
野田マサ(のだ・まさ)
野田毅少尉の妹。
目次
第1章/向井千惠子(向井少尉の次女) 「百人斬り訴訟」で父たちの無念を想う- 「百人斬り競争」を創作した新聞記事
- 父の汚名をそそぐために
- 事実を語る資料を探し求めて
- 祖母と二人で生きた日々
- 百人斬り訴訟に踏み切って
- 虚説を重ねる毎日・朝日・本多勝一氏
- 佐藤・小笠原両氏が語った事実
- 訴訟の結末は「国策裁判」だった
- 世界が凍り付いた瞬間/裁判官は「明白に」被告側だった
- 私たちは「明白な虚偽」を立証した/なぜ裁判官は被告に味方したか
- 闇に隠れたボスは中国だ/中国が南京事件を必要とした
- 根本原因は日本の不甲斐なさ/南京大虐殺記念館の効果
- 裁判官の〝正義〟とは何だったか/なぜ中国の大虚構を支持するか
- 兄は三度殺された
- 父は追憶の中に生きている
- 「大きな力」に屈した裁判の後で
- 卑屈を排し、誇りある日本へ