我々はどこから来て、
どこへ行こうとしているのだろうか……
どこへ行こうとしているのだろうか……
宇宙とは、地球とは、生命とは、我々とは何か。我々はどこから来て、どこへ行こうとしているのだろうか。21世紀の早いうちに100億に達しようとしている人口に、地球は耐えてくれるのか。我々は宇宙で孤独な存在なのだろうか──1万年前に農耕牧畜を始めることで動物としての生活と決別し、独自の“人間圏”を構築した人類の21世紀の姿とは? 宇宙科学者が語る、人間の未来を読み解く、26のメッセージ!
著者プロフィール
松井孝典(まつい・たかふみ)
東京大学大学院教授、理学博士。1946年静岡生まれ、東京大学理学部、同大学院修了。惑星物理学者として宇宙、地球、生命の歴史から地球システムの未来などを論じる比較惑星学という学問分野を育てた。宇宙レベルで生命進化を考えるアストロバイオロジー研究の日本における第一人者。著書に『絶滅恐竜からのメッセージ 地球大異変と人間圏』(ワック出版)、『宇宙誌』『地球・宇宙・そして人間』(以上、徳間書店)、『宇宙人としての生き方』(岩波新書)などがある。
目次
第一部 地球環境と人間圏
1 二一世紀には「一〇〇億頭のゾウ」が地上で生活する
2 農耕牧畜を始めたことで「人間圏」が誕生した
3 「地球にやさしい」は空疎な思想だ
4 「地球は人間のためにある」という発想は改めよ
5 過去にも未来にも「理想郷」は存在しない
6 リサイクルの前に「レンタルの思想」が大切
7 地球という「古文書」を読み解く
8 「地球という全体」を「システム」として理解する
第二部 太陽系と地球システム
9 「地球は常に変化している」ことを忘れるな
10 「プレート・テクトニクス」あっての地球環境
11 「空から恐怖の大王が降ってくる」可能性はある
12 隕石は太陽系四六億年の歴史を語る
13 「比較惑星学」とはどんな学問なのか
14 他惑星での火山・地震はどんな現象なのか
15 火星や金星に「高等生命」が存在しない理由
16 「火星に生命が存在する」これだけの理由
17 火星に人類が移住するための条件
第一部 地球環境と人間圏
- 1 二一世紀には「一〇〇億頭のゾウ」が地上で生活する
- 2 農耕牧畜を始めたことで「人間圏」が誕生した
- 3 「地球にやさしい」は空疎な思想だ
- 4 「地球は人間のためにある」という発想は改めよ
- 5 過去にも未来にも「理想郷」は存在しない
- 6 リサイクルの前に「レンタルの思想」が大切
- 7 地球という「古文書」を読み解く
- 8 「地球という全体」を「システム」として理解する
第二部 太陽系と地球システム
- 9 「地球は常に変化している」ことを忘れるな
- 10 「プレート・テクトニクス」あっての地球環境
- 11 「空から恐怖の大王が降ってくる」可能性はある
- 12 隕石は太陽系四六億年の歴史を語る
- 13 「比較惑星学」とはどんな学問なのか
- 14 他惑星での火山・地震はどんな現象なのか
- 15 火星や金星に「高等生命」が存在しない理由
- 16 「火星に生命が存在する」これだけの理由
- 17 火星に人類が移住するための条件
第三部 人間圏に生きる
18 ガンの手術を受けて考えたこと
19 「地球惑星物理学」から「複雑理工学」へ
20 アルゼンチンに「リアルワールド」を見た
21 エジプトで「歴史学者になろう」と思った
22 宇宙の「知的生命体」との遭遇の可能性
23 「人間圏」はさらに分化するのか
24 新研究テーマ「生命の起源」に取り組む
25 「恐竜絶滅」と「インターネット」
26 宇宙を理解することが人間の存在理由
第三部 人間圏に生きる
- 18 ガンの手術を受けて考えたこと
- 19 「地球惑星物理学」から「複雑理工学」へ
- 20 アルゼンチンに「リアルワールド」を見た
- 21 エジプトで「歴史学者になろう」と思った
- 22 宇宙の「知的生命体」との遭遇の可能性
- 23 「人間圏」はさらに分化するのか
- 24 新研究テーマ「生命の起源」に取り組む
- 25 「恐竜絶滅」と「インターネット」
- 26 宇宙を理解することが人間の存在理由