捏造された昭和史

黄文雄(評論家) 著
定 価:
本体933円+税
判 型:
新書版
ページ数:
292ページ
ISBN:
9784898315231
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もういい加減にしたい侵略史観!
昭和史を侵略で片付けるな!

戦後すでに60年になろうとしているなか、日本は相変わらず中国や韓国から「正しい歴史認識」なるものをつきつけられ、慌てふためいている。これを単に「進出」か「侵略」かの議論で片づけていいものか。歪曲や捏造を加えられた戦後日本を支配してきた歴史観を見直し、誤解され曲解された近現代史を矯正する黄文雄渾身の1冊。

著者プロフィール

黄文雄(こう・ぶんゆう)
文明史家、評論家。1938年台湾生まれ。64年来日し、早稲田大学商学部を卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国之没落』(台湾、1991年)が大反響を呼んで以来、旺盛な執筆・評論活動を展開しており、次々と問題作・話題作を世に問うている。巫永福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞を受賞。著書に『それでも中国は崩壊する』『近代中国は日本がつくった』『満州国は日本の植民地ではなかった』『日中戦争は侵略ではなかった』『台湾は日本の植民地ではなかった』『「複合汚染国家」中国』『戦争の歴史・日本と中国』『日本語と漢字文明』(以上ワック出版)、『米中が激突する日』『命がけの夢に生きた日本人』など多数がある。

目次

第1章 日清戦争をも「侵略」戦争とする曲論
1 台湾出兵が台湾・沖縄の帰属問題を決した
2 日清戦争は中国が起こした日本懲罰の戦争だった
3 アジア最大の軍事大国が日本に敗れた理由
4 明治維新をコピーしたのが清国の戊戌維新
5 清国宰相にスカウトされかけた伊藤博文
6 義和団事件出兵は日本初のPKOだった
7 市民の守護神になった柴五郎と日本軍
第2章 祖国防衛戦争だった日露戦争の意義
1 日本の脅威、膨張主義の嫡子ロシア
2 ロシア化か中国化か、風前の灯だった朝鮮
3 日露戦争が有色人種蔑視観を覆した
4 欧亜大陸単騎横断、情報将校福島安正の憂国
5 阻まれた西欧列強の中国侵食
第3章 満州をめぐる日中角逐の真実
1 あまり知られていない清朝の故土、満州の歴史
2 無人の荒野、満州になだれこんだ中国人「流民」
3 奉天軍閥がなぜ関東軍に完敗したか
4 孫文、革命支援の見返りに満州売却を策す
5 「五族協和」の夢をかけた石原莞爾の無念
6 満州国は中国の中の桃源郷に変わった
7 雲貴高原と満州が示す植民地経営の雲泥
第4章 東京は中国近代革命の基地だった
1 なぜ東京が中国革命の基地となったか
2 日本で繰り広げられた立憲派と革命派の明争暗闘
3 孫文の革命パフォーマンス、宮崎滔天の献身
4 孫文をただの詐欺師と見抜いた北一輝
5 支那革命に参じた日本の現役将校
6 頭山満を大陸侵略の黒幕とする歪曲
7 陸軍士官学校は革命派の軍事訓練基地だった
8 お雇い日本人が近代社会のつくり方を教えた
第5章 かくの如く捏造された日中戦争史
1 中国の内乱の泥沼にはまった日本
2 毛沢東が感謝「日本の侵略で共和国が誕生した」
3 二一〇万の中国陸軍がなぜ簡単に敗退したか
4 日中戦争の犠牲者数がだんだん増えていく怪
5 略奪、虐殺、三光作戦は中国の戦争文化
6 大虐殺の歴史を焼き直して粉飾された南京事件
7 カイロ宣言は草案があるだけで署名されなかった
8 ご都合でころころ変わるのが中国の歴史認識
第1章 日清戦争をも「侵略」戦争とする曲論
  • 1 台湾出兵が台湾・沖縄の帰属問題を決した
  • 2 日清戦争は中国が起こした日本懲罰の戦争だった
  • 3 アジア最大の軍事大国が日本に敗れた理由
  • 4 明治維新をコピーしたのが清国の戊戌維新
  • 5 清国宰相にスカウトされかけた伊藤博文
  • 6 義和団事件出兵は日本初のPKOだった
  • 7 市民の守護神になった柴五郎と日本軍
第2章 祖国防衛戦争だった日露戦争の意義
  • 1 日本の脅威、膨張主義の嫡子ロシア
  • 2 ロシア化か中国化か、風前の灯だった朝鮮
  • 3 日露戦争が有色人種蔑視観を覆した
  • 4 欧亜大陸単騎横断、情報将校福島安正の憂国
  • 5 阻まれた西欧列強の中国侵食
第3章 満州をめぐる日中角逐の真実
  • 1 あまり知られていない清朝の故土、満州の歴史
  • 2 無人の荒野、満州になだれこんだ中国人「流民」
  • 3 奉天軍閥がなぜ関東軍に完敗したか
  • 4 孫文、革命支援の見返りに満州売却を策す
  • 5 「五族協和」の夢をかけた石原莞爾の無念
  • 6 満州国は中国の中の桃源郷に変わった
  • 7 雲貴高原と満州が示す植民地経営の雲泥
第4章 東京は中国近代革命の基地だった
  • 1 なぜ東京が中国革命の基地となったか
  • 2 日本で繰り広げられた立憲派と革命派の明争暗闘
  • 3 孫文の革命パフォーマンス、宮崎滔天の献身
  • 4 孫文をただの詐欺師と見抜いた北一輝
  • 5 支那革命に参じた日本の現役将校
  • 6 頭山満を大陸侵略の黒幕とする歪曲
  • 7 陸軍士官学校は革命派の軍事訓練基地だった
  • 8 お雇い日本人が近代社会のつくり方を教えた
第5章 かくの如く捏造された日中戦争史
  • 1 中国の内乱の泥沼にはまった日本
  • 2 毛沢東が感謝「日本の侵略で共和国が誕生した」
  • 3 二一〇万の中国陸軍がなぜ簡単に敗退したか
  • 4 日中戦争の犠牲者数がだんだん増えていく怪
  • 5 略奪、虐殺、三光作戦は中国の戦争文化
  • 6 大虐殺の歴史を焼き直して粉飾された南京事件
  • 7 カイロ宣言は草案があるだけで署名されなかった
  • 8 ご都合でころころ変わるのが中国の歴史認識
第6章 台湾・朝鮮を近代化した日本の植民地経営
1 日本の植民地は連合帝国と見ると本質がわかる
2 同じ植民地でも台湾と朝鮮ではこれだけの違い
3 「日帝三六年」の朝鮮統治は「合邦国家」が正しい
4 中国の台湾統治は「家奴型」の典型、獄門島だ
5 台湾総督・明石元二郎が台北に葬られた理由
6 台湾近代化の父は後藤新平を置いて他にない
7 東洋一のダムを建設、今も祀られる八田与一の例
8 台湾で神様になった軍人と警察官がいる
9 朝鮮の近代化は「日帝統治」に始まったのが常識
10 不毛の島・香港がどうして繁栄できたか
11 植民地体制に続いて社会主義体制も崩壊したわけ
第7章 アジアの民族主義を覚醒した大東亜戦争
1 「脱亜入欧論」が生み出した「大アジア主義」
2 東亜解放と軍事占領はまったく矛盾しない
3 白人の代理人・華僑の粛清で日本軍は歓迎された
4 各国の独立運動に献身した日本人義士たち
5 チャンドラ・ボースと日本のインド解放支援
6 日米決戦はアジア・ナショナリズムを覚醒した
第8章 日米決戦は自存自衛の戦いだった
1 窮鼠、猫をかんだのが日米決戦の実態だ
2 目的なし、愚直な戦争をなぜ選択したか
3 大陸に刻まれた「日本の和平努力」の挫折史
4 ソ連を介した終戦工作の大いなる誤算
5 昭和天皇御聖断に至る真相
第9章 戦後日本は昭和史を歪曲してきた
1 岡村無罪、松井死刑が示す戦犯裁判の理不尽
2 中共軍の台湾侵攻を阻止した根本中将の機略
3 台湾国民党軍の生みの親は旧日本軍将校団だった
4 日本軍が去って内戦が吹き荒んだアジア
5 靖国の精神は日本人が誇るべき文化だ
6 侵略史観の虚論、自虐史観の妄論
7 念仏平和主義の迷妄を捨てよ
第6章 台湾・朝鮮を近代化した日本の植民地経営
  • 1 日本の植民地は連合帝国と見ると本質がわかる
  • 2 同じ植民地でも台湾と朝鮮ではこれだけの違い
  • 3 「日帝三六年」の朝鮮統治は「合邦国家」が正しい
  • 4 中国の台湾統治は「家奴型」の典型、獄門島だ
  • 5 台湾総督・明石元二郎が台北に葬られた理由
  • 6 台湾近代化の父は後藤新平を置いて他にない
  • 7 東洋一のダムを建設、今も祀られる八田与一の例
  • 8 台湾で神様になった軍人と警察官がいる
  • 9 朝鮮の近代化は「日帝統治」に始まったのが常識
  • 10 不毛の島・香港がどうして繁栄できたか
  • 11 植民地体制に続いて社会主義体制も崩壊したわけ
第7章 アジアの民族主義を覚醒した大東亜戦争
  • 1 「脱亜入欧論」が生み出した「大アジア主義」
  • 2 東亜解放と軍事占領はまったく矛盾しない
  • 3 白人の代理人・華僑の粛清で日本軍は歓迎された
  • 4 各国の独立運動に献身した日本人義士たち
  • 5 チャンドラ・ボースと日本のインド解放支援
  • 6 日米決戦はアジア・ナショナリズムを覚醒した
第8章 日米決戦は自存自衛の戦いだった
  • 1 窮鼠、猫をかんだのが日米決戦の実態だ
  • 2 目的なし、愚直な戦争をなぜ選択したか
  • 3 大陸に刻まれた「日本の和平努力」の挫折史
  • 4 ソ連を介した終戦工作の大いなる誤算
  • 5 昭和天皇御聖断に至る真相
第9章 戦後日本は昭和史を歪曲してきた
  • 1 岡村無罪、松井死刑が示す戦犯裁判の理不尽
  • 2 中共軍の台湾侵攻を阻止した根本中将の機略
  • 3 台湾国民党軍の生みの親は旧日本軍将校団だった
  • 4 日本軍が去って内戦が吹き荒んだアジア
  • 5 靖国の精神は日本人が誇るべき文化だ
  • 6 侵略史観の虚論、自虐史観の妄論
  • 7 念仏平和主義の迷妄を捨てよ
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