本当は怖いだけじゃない放射線の話

大朏博善(科学ジャーナリスト) 著
定 価:
本体880円+税
判 型:
新書版
ページ数:
224ページ
ISBN:
9784898315095
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文科系でも一読即解!
放射線は不思議だ!

人間のからだは放射線を出している、銀座通りは3倍も放射線が強い、ジャンボ機は宇宙線(放射線)の真っ只なかを飛ぶ、自然放射線の強い地域ではガンの死亡率が低い、放射線は遺伝子を切断する、放射線で損傷した細胞は修復される、放射線がなければ生物は進化しなかった、飛行機のひび割れ検査も放射線を利用、などなど不思議な興味津々の話題を満載。

著者プロフィール

大朏博善(おおつき・ひろよし)
ノンフィクション作家。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。早稲田大学在学中から雑誌記者となり、科学雑誌のライターを経て現在、技術、生命科学系のテーマを中心に執筆活動中。また、科学技術番組のプロデューサーも努める。著書に『いま、遺伝子革命』『新幹線のぞみ白書』(新潮社)、『ES細胞』(文春新書)、『携帯電話で脳は破壊されるか』(ワック出版)など著書多数。

目次

第1章 放射線は「異常で怖い」ものか
身体から放射線が出ている?
カリウムで肥満度がわかる
雨の銀座はなぜか放射線が強い
放射線量が多いのにガン死亡率が低い
ラドン温泉は保養地で有名
ジェット旅客機は宇宙線のなかを飛ぶ
放射線の利用価値
【コラム】「放射線」という単語の意味
第2章 生命は放射線の海の中で進化した
地球はなぜ温かいか
自然放射線のルーツは宇宙の生成
地球が放射線を放つ理由
そもそも放射性物質とは何か
太陽の恵みには放射線もある
オーロラは何を示しているか
【コラム】放射線と放射能
第3章 自然放射線を浴びて平気なのはなぜか
放射線の基本的な作用とは
電離作用とはどういうことか
活性酸素は遺伝子にどう影響するか
塩基が破壊されるとどうなるか
人体には予防・修復機能がある
破損した細胞の修復システム
修復不可能だとガン化するか
アポトーシス(細胞死)が発動されるとき
【コラム】放射線の種類と特徴
第4章 生物機能を高める「ホルミシス現象」
宇宙飛行士はダメージを受けないか
適量の放射線という発想
「少量の放射線は生命にとって必須」
放射線はホルモンに似ている
免疫力が高まった
ガンの転移や増殖も抑えた
人間でもホルミシス現象はあるか
【コラム】放射性物質と半減期
第5章 どんなときに障害が現われるか
自然放射線による障害
人工放射線による障害の始まり
自然でも人工でも性質は同じ
「しきい値」という境界値
臓器によって異なる感受性
ベルゴニー・トリボンドーの法則
放射線の影響は特異か
【コラム】放射線を表わす単位
第1章 放射線は「異常で怖い」ものか
  • 身体から放射線が出ている?
  • カリウムで肥満度がわかる
  • 雨の銀座はなぜか放射線が強い
  • 放射線量が多いのにガン死亡率が低い
  • ラドン温泉は保養地で有名
  • ジェット旅客機は宇宙線のなかを飛ぶ
  • 放射線の利用価値
  • 【コラム】「放射線」という単語の意味
第2章 生命は放射線の海の中で進化した
  • 地球はなぜ温かいか
  • 自然放射線のルーツは宇宙の生成
  • 地球が放射線を放つ理由
  • そもそも放射性物質とは何か
  • 太陽の恵みには放射線もある
  • オーロラは何を示しているか
  • 【コラム】放射線と放射能
第3章 自然放射線を浴びて平気なのはなぜか
  • 放射線の基本的な作用とは
  • 電離作用とはどういうことか
  • 活性酸素は遺伝子にどう影響するか
  • 塩基が破壊されるとどうなるか
  • 人体には予防・修復機能がある
  • 破損した細胞の修復システム
  • 修復不可能だとガン化するか
  • アポトーシス(細胞死)が発動されるとき
  • 【コラム】放射線の種類と特徴
第4章 生物機能を高める「ホルミシス現象」
  • 宇宙飛行士はダメージを受けないか
  • 適量の放射線という発想
  • 「少量の放射線は生命にとって必須」
  • 放射線はホルモンに似ている
  • 免疫力が高まった
  • ガンの転移や増殖も抑えた
  • 人間でもホルミシス現象はあるか
  • 【コラム】放射性物質と半減期
第5章 どんなときに障害が現われるか
  • 自然放射線による障害
  • 人工放射線による障害の始まり
  • 自然でも人工でも性質は同じ
  • 「しきい値」という境界値
  • 臓器によって異なる感受性
  • ベルゴニー・トリボンドーの法則
  • 放射線の影響は特異か
  • 【コラム】放射線を表わす単位
第6章 こうして放射線研究は進んだ
放射線との出会いは偶然から
ベクレルとキュリー夫妻の功績
ラザフォードが築いた現代物理学の基礎
発見と同時に着目された光と影
鉱山労働者に肺ガンの発生が多い?
ダイヤル・ペインターの悲劇
X線の発見と同時に始まった防護の歴史
積み重ねられた防護データ
【コラム】ラジウムの「崩壊」
第7章 原爆の放射線被害とは何か
安全対策と予防法の進展
広島・長崎の原爆被害と放射線
ヒロシマ原爆の被害の実態とは
原爆の放射線による障害
晩発影響と遺伝的影響への誤解
【コラム】「崩壊」と「核分裂」
第8章 チェルノブイリとJCOの場合
チェルノブイリ原発事故
特徴は「放射能漏れ」
ガン発生は予測より軽度だった
JCO事故の内容と規模
特徴は「放射線漏れ」
【コラム】放射線の測りかた
第9章 原発から放射線が出ているか
原子力発電と放射線
煙突の不思議
どこで放射性物質ができるか
放射性廃棄物というゴミ
現実にどの程度の放射線が出ているか
安全性に対する考えかた
どれだけ安全ならじゅうぶんか
【コラム】放射線のつくりかた
第10章 放射線を活かして使う知恵
放射線なくしてヒトは誕生しなかった?
特性を利用した品種改良
技術の次元を変えた
放射線・放射能の工業利用
農漁業関係への利用
医療技術としての放射線
ガン治療で期待が大きい
「メリット」と「デメリット」のバランス
第6章 こうして放射線研究は進んだ
放射線との出会いは偶然から
  • ベクレルとキュリー夫妻の功績
  • ラザフォードが築いた現代物理学の基礎
  • 発見と同時に着目された光と影
  • 鉱山労働者に肺ガンの発生が多い?
  • ダイヤル・ペインターの悲劇
  • X線の発見と同時に始まった防護の歴史
  • 積み重ねられた防護データ
  • 【コラム】ラジウムの「崩壊」
第7章 原爆の放射線被害とは何か
  • 安全対策と予防法の進展
  • 広島・長崎の原爆被害と放射線
  • ヒロシマ原爆の被害の実態とは
  • 原爆の放射線による障害
  • 晩発影響と遺伝的影響への誤解
  • 【コラム】「崩壊」と「核分裂」
第8章 チェルノブイリとJCOの場合
  • チェルノブイリ原発事故
  • 特徴は「放射能漏れ」
  • ガン発生は予測より軽度だった
  • JCO事故の内容と規模
  • 特徴は「放射線漏れ」
  • 【コラム】放射線の測りかた
第9章 原発から放射線が出ているか
  • 原子力発電と放射線
  • 煙突の不思議
  • どこで放射性物質ができるか
  • 放射性廃棄物というゴミ
  • 現実にどの程度の放射線が出ているか
  • 安全性に対する考えかた
  • どれだけ安全ならじゅうぶんか
  • 【コラム】放射線のつくりかた
第10章 放射線を活かして使う知恵
  • 放射線なくしてヒトは誕生しなかった?
  • 特性を利用した品種改良
  • 技術の次元を変えた
  • 放射線・放射能の工業利用
  • 農漁業関係への利用
  • 医療技術としての放射線
  • ガン治療で期待が大きい
  • 「メリット」と「デメリット」のバランス
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