危機管理術

個人・家族・企業を活かす

三野正洋(作家) 著
定 価:
本体840円+税
判 型:
新書版
ページ数:
256ページ
ISBN:
9784898315040
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キーワードは「ダ・リ・ト」!

日本がこれまで経験したことのない危機――国際テロ戦争とデフレ・スパイラル。素早く危機を感じとり、情報を集め、対策を練り、実行に移す者のみが、豊かで安定した暮らしを続けていくことができる。軍事・危機管理の達人がその手法を、「ダメージコントロール」「リスク・マネジメント」「トラブル・シューティング」を駆使して具体的に伝授する。

著者プロフィール

三野正洋(みの・まさひろ)
1942年、千葉県生まれ。前日本大学准教授。戦史、戦略戦術論、兵器の比較研究に独自の領域を拓いて知られる軍事・現代史研究の碩学。著書に、現代戦争史シリーズ『日中戦争』同『アフガニスタン戦争』(以上、光人社)、『図解 これならわかる! 太平洋戦争』(PHP研究所)、『湾岸戦争 勝者の誤算』『戦艦大和の真実』『指揮官の決断』『図解 日本軍の小失敗の研究』(以上、ワック出版)など多数ある。

目次

第1章 危機管理はセンスと情報から始まる
かつてない「異常現象」の連鎖
大転換は個人を直撃する
第一歩は危機を感じとるセンス
巨大組織・国鉄解体の教訓
情報なくして始まらない
「三矢研究」がなぜ悪い
有事を考えない共産党
危機管理を放棄してきたツケ
第2章 史上最強・アメリカ海軍の危機管理術
防御について考えるのは敗北主義か
アメリカ艦艇はなぜ沈まなかったか
ダメージ・コントロール士官の存在
パイロットは高価な兵器という認識
第3章 自己責任時代のダリト・メソッド
なぜダリト・メソッドか
ダメージ・コントロール
リスク・マネージメント
トラブル・シューティング
応用範囲の広いダリト・メソッド
ダリト・メソッドの実践法
第4章 危機をレベルで管理する
危機には段階がある
安全保障のキーワード「デフコン」とは何か
ダニガンのアイデアによる分類法
原子力事故のレベル評価
船乗りの危機測定術
格付け会社を活用する時代
第1章 危機管理はセンスと情報から始まる
  • かつてない「異常現象」の連鎖
  • 大転換は個人を直撃する
  • 第一歩は危機を感じとるセンス
  • 巨大組織・国鉄解体の教訓
  • 情報なくして始まらない
  • 「三矢研究」がなぜ悪い
  • 有事を考えない共産党
  • 危機管理を放棄してきたツケ
第2章 史上最強・アメリカ海軍の危機管理術
  • 防御について考えるのは敗北主義か
  • アメリカ艦艇はなぜ沈まなかったか
  • ダメージ・コントロール士官の存在
  • パイロットは高価な兵器という認識
第3章 自己責任時代のダリト・メソッド
  • なぜダリト・メソッドか
  • ダメージ・コントロール
  • リスク・マネージメント
  • トラブル・シューティング
  • 応用範囲の広いダリト・メソッド
  • ダリト・メソッドの実践法
第4章 危機をレベルで管理する
  • 危機には段階がある
  • 安全保障のキーワード「デフコン」とは何か
  • ダニガンのアイデアによる分類法
  • 原子力事故のレベル評価
  • 船乗りの危機測定術
  • 格付け会社を活用する時代
第5章 明暗を分かつ情報解析力
情報なくして危機管理は成立しない
アメリカが驚いた日独軍の情報音痴
ミッドウェー海戦大敗北の主因
勝敗は物量の差ではなかった
次元が違ったアメリカの情報収集力
日露戦争以後の夜郎自大
バトル・オブ・ブリテンとレーダー
レーダーに敗れた日伊の海軍
まさに「ニンテンドー・ウォー」
第6章 危機管理にもある落とし穴
情報の伝達と上下関係
権限の前に口をつぐんだ二つの例
『ケイン号の叛乱』の場合
異議申し立てを制度化する
暗号機「エニグマ」と軍事機密
チャーチルの非情な決断
本当の情報は最後まで隠される
簿外債務を知らなかった山一証券社長
第7章 ダリト活用、あなた自身の危機管理術
我が身は自分で守る時代
会社の健全度を測定する
マイホームの危機管理の方法
一万一〇〇〇円の調査費は高いか
夫婦関係をチェックする
車の安全対策は万全か
揺らぎだした家族関係
子育てをめぐる夫婦の危機レベル
親子の危機管理
大規模災害から生命を守る
充実しているFEMAのマニュアル
終章 新たな二つの巨大危機──何をなすべきか
二つの巨大クライシス
デフレ・スパイラルへの予兆
国際テロ=新しい形態の「戦争」
この二つの危機をどのレベルと判断するか
「あなた自身のための危機管理」の手順
すべては自分の判断、自分の責任
第5章 明暗を分かつ情報解析力
  • 情報なくして危機管理は成立しない
  • アメリカが驚いた日独軍の情報音痴
  • ミッドウェー海戦大敗北の主因
  • 勝敗は物量の差ではなかった
  • 次元が違ったアメリカの情報収集力
  • 日露戦争以後の夜郎自大
  • バトル・オブ・ブリテンとレーダー
  • レーダーに敗れた日伊の海軍
  • まさに「ニンテンドー・ウォー」
第6章 危機管理にもある落とし穴
  • 情報の伝達と上下関係
  • 権限の前に口をつぐんだ二つの例
  • 『ケイン号の叛乱』の場合
  • 異議申し立てを制度化する
  • 暗号機「エニグマ」と軍事機密
  • チャーチルの非情な決断
  • 本当の情報は最後まで隠される
  • 簿外債務を知らなかった山一証券社長
第7章 ダリト活用、あなた自身の危機管理術
我が身は自分で守る時代
  • 会社の健全度を測定する
  • マイホームの危機管理の方法
  • 一万一〇〇〇円の調査費は高いか
  • 夫婦関係をチェックする
  • 車の安全対策は万全か
  • 揺らぎだした家族関係
  • 子育てをめぐる夫婦の危機レベル
  • 親子の危機管理
  • 大規模災害から生命を守る
  • 充実しているFEMAのマニュアル
終章 新たな二つの巨大危機──何をなすべきか
  • 二つの巨大クライシス
  • デフレ・スパイラルへの予兆
  • 国際テロ=新しい形態の「戦争」
  • この二つの危機をどのレベルと判断するか
  • 「あなた自身のための危機管理」の手順
  • すべては自分の判断、自分の責任
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