中国の「尖閣共同開発」提案をズバリ的中!
今の中国の行動と、日本の取るべき道が分かる!
今の中国の行動と、日本の取るべき道が分かる!
「米中新時代」の行方、度重なる領土領空侵犯の真意、尖閣領有の本気度、在米華人華僑の実態、知られざる意志決定の内部構造、習近平の真の狙い、なぜアメリカは尖閣領有権に対して中立の立場を貫くのか? 世界初!「蒋介石日記」と「アメリカ公文書機密資料」から解き明かした沖縄返還密談の全貌──著者にしか成し得ない独自の分析と切り口で完全解読!
著者プロフィール
遠藤 誉(えんどう・ほまれ)
1941年中国吉林省長春生まれ。1953年帰国。筑波大学名誉教授。東京福祉大学国際交流センター長。理学博士。中国社会科学院社会学研究所客員研究員・教授などを歴任。著書に『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』『チャイナ・ジャッジ 毛沢東になれなかった男』、『卡子 中国建国の残火』『チャイナ・ギャップ 噛み合わない日中の歯車』(以上、朝日新聞出版)、『中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす』(日経BP)、『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』(岩波書店)など多数。
目次
はじめに- 習近平はなぜ訪米を急いだのか?
- アメリカが「尖閣棚上げ」を持ちかけた?
- 習近平の「巧妙な計算」
- 国家主席就任後、ロシア訪問を最優先した背景
- 尋常ではない中国のアフリカへの食い込み
- 「南沙諸島領土紛争」
- アジアには「アジアの食事マナー」がある
- 「真珠の首飾り」は切れるか?
- 人民解放軍五〇人がインド領内に侵攻
- シン首相の訪日を「仇」のように報じる中国
- ポツダム宣言を引用した李克強の狙い
- 「集団指導体制」の鉄則
- 中国人民でさえよく知らない内部構造
- 対中外交と日本のメディア報道の大誤解
- 網の目のように張り巡らされた「議事協調機構」
- 胡錦濤が打った布石
- 「チャイナ・セブン」の知られざる横顔
- なぜ「チャイナ・ナイン」から「チャイナ・セブン」に?
- 領土問題を決する巨大な戦略
- 「棚上げ黙認」を招いたエリート官僚の怠慢
- 党の意向なしに掲載はあり得ない
- 中国の軍事費増大の背景
- 日本で「琉球民族独立総合研究学会」が発足
- 中国の落としどころ──尖閣諸島の共同開発
- 領空侵犯の日は「南京事件」の日だった!
- 計画された「立体巡航」
- 人民解放軍と国家海洋局の連携プレー
- 軍服を着た習近平が軍に出した三大指示
- 歴史カードを持ち出してG1を狙う中国
- 安倍批判を展開した「米議会調査局」とは?
- 反日ロビーはいかにして生まれたのか?
- 「慰安婦問題」に関するCRSリポート
- 世界各国で啓蒙活動を行う「史維会」
- 在米華人華僑のなかに潜入
- 中国人留学生を抱え込むアメリカ
- 日本の「国際力」を強化せよ
- 北朝鮮に対する金融制裁の真の狙い
- 金融制裁はどれほど効果があるのか?
- お土産と恐怖の見事な両面作戦
- 中国と北朝鮮の「血の同盟」
- 北朝鮮のために戦った「中国人民志願軍」
- 中国が北朝鮮をかばう理由
- 北朝鮮の崩壊と中国共産党崩壊の恐れ
- 飯島電撃訪朝を評価した中国の思惑
- 蔣介石はなぜ琉球領有を拒んだのか?
- 領土問題は「カイロ密談」から始まった
- 中国の主張は事実と正反対
- 「戦後の日本を軍事的に占領するのも遠慮します」
- カイロ密談前後の「蔣介石日記」
- 台北国家図書館で発見した『開羅會議』
- 尖閣問題の元凶は何か?
- 在米台湾留学生に追い込まれた蔣介石
- 蔣介石は海底資源に目をつけていた
- 尖閣諸島の領有権に関する密談と激論
- 「尖閣諸島を渡さないなら大陸に寝返るぞ!」
- キッシンジャー、ホールドリッジと周駐米大使(台湾)の密談
- キッシンジャーが手書きした「尖閣領有権」に対する本音
- 台湾が繊維貿易と尖閣領有状況を交換条件に持ってきた
- ニクソン、キッシンジャー、ピーターソン密談
- 計算し尽くされた中国の外交戦略