すべての病気は
「血液の汚れ」から生じる
「血液の汚れ」から生じる
医療費や医師数は増加し、医療技術も長足の進歩を遂げているにもかかわらず、病気、病人は激増している。その原因は食べすぎにある。食べたものは胃腸を通じて血液に入っていき、人体のあらゆる臓器・器官を養っているので、食べすぎで老廃物が多くなり血液が汚れたら、健康を保てない。しかし、「断食」「少食」は血液を汚す要因を見事に取り除き、健康を増進させる。健康のための最高の方法は「断食」だ!
著者プロフィール
石原結實(いしはら・ゆうみ)
医学博士。1948年、長崎市生まれ。長崎大学医学部卒業。同大学院博士課程修了。長寿地域として有名なコーカサス地方(グルジア共和国)や、スイスのB・ベンナー病院などで、最前線の自然療法を研究。現在、イシハラクリニック院長。また、伊豆に「人参ジュース断食」などで健康増進を目的とする保養所を開設。
著書にベストセラーとなった『生姜力』(主婦と生活社)、『「体を温める」と病気は必ず治る』(三笠書房)、『空腹力』(PHP新書)、『薬で治らない「体の不調」は自分で治す』(KKロングセラーズ)など多数がある。
目次
まえがきに代えて- ──「食べすぎ」が現代人の病気の原因
- カロリーを抑えると長生きする
- 飽食生活の甘美におぼれると国は滅ぶ
- ガンは「食べすぎ病」
- 古代の哲人たちは、断食が心身に及ぼす有益性に気づいていた
- 脳卒中、胃潰瘍、痛風などの病気に断食療法を用いた
- 断食はどんな病気をも治す最高の手段
- 日本での断食療法は一八八〇年代以降から始まった
- ヒトは食べずに何日生きられるか?
- 断食と飢餓はまったく違う
- 「万病一元、血液の汚れから生ず」
- 血液を汚す五つの要因
- (1)食べすぎ
- (2)運動不足
- (3)ストレス
- (4)冷え
- (5)汚染物質
- 血液を浄化し病気を防ぐ本能的な反応とは?
- ① 嘔吐、下痢
- ② 発疹、ジンマ疹、化膿疹などの皮ふ病
- ③ 炎症…肺炎、気管支炎、膀胱炎、胆のう炎など
- ④ 動脈硬化・高血圧、結石
- ⑤ ガン(腫瘍)
- 「断食」で病気が治るメカニズム
- (1)毒素・老廃物の排泄現象
- (2)体温が上がる
- (3)病気の細胞が正常細胞に食べられる
- (4)白血球の働きがよくなり、免疫力が上がる
- (5)全身の臓器が休息する
- (6)副交感神経の働きがよくなる
- 断食中はこんな症状が現れる
- 断食中に見られる種々の検査値の変化
- 断食で人は若返る
- 〈断食が有効な病気〉
- 〈断食しても効果のない病気〉
- 〈断食してもあまり効果が期待できない病気〉
- 〈断食してはいけない人の病気〉
- 断食後の補食の失敗で、病気や体調の悪化を招く
- 人参・リンゴジュース断食の九つの効用
- 人参はガンや感染症から体を守る
- リンゴは「万病の薬」
- 断食療法の成否は、断食後の「補食」にかかっている
- 断食中の実践的アドバイス
- 数日以上の断食は専門家のもとで
- プチ断食と朝だけ断食
- これが石原式基本食
- 夕食のみの一日一食もある
- 最後は一日断食の実行を
- 人参・リンゴジュースによる「朝だけ断食」で自然治癒力が高まった!
- 腎臓からくる高血圧の六十代女性からの手紙
- 手足のしびれや頭痛が消えた
- 二週間で胃炎と抑うつ症状が完治
- ダイエットして、難聴も軽くなった
- 頑固な薬疹、寝汗、微熱が治った
- 人参ジュースのおかげで双子に恵まれた
- ダイエットはもちろん、高齢出産・育児も「朝だけ断食」がサポート
- 膵臓ガンを回避! 体質が改善され半年で体重が九㎏減
- 今こうして生きているのが不思議
- 糖尿病、高脂血症、肥満を克服
- 胃・頭痛など多くの不調が改善
- 西洋医学に頼らず子宮ガン消失
- 十五㎏の体重減、アトピーでも長年使ってきたステロイドからの解放
- 摂食障害を乗り越え、やせることができた
- 潰瘍性大腸炎が完治
- 原発性肝臓ガンを克服