韓国の日本に対する外交姿勢はますます攻撃的、強硬的なものになってきている。朴槿恵大統領アメリカ訪問で日本の悪口を言い、韓国出身の藩基分国連事務総長は、自分のおかれた立場を逸脱して日本を攻撃、法律を破ってまで日本企業に損害賠償を求める判決──今や韓国の反日問題は超法規的になっている。この異常さの背後には何があるのか。中国を捨てた石平と韓国人をやめた呉善花が解き明かす狂気の国・韓国の真実!
著者プロフィール
呉 善花(お・そんふぁ)
拓殖大学国際学部教授。1956年、韓国・済州島生まれ。
1983年に来日し、大東文化大学(英語学専攻)の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程修了。1998年、日本に帰化する。著書に『攘夷の韓国 開国の日本』(文藝春秋、第五回山本七平賞受賞)、『スカートの風(正・続・新)』(三交社、角川文庫)、『韓国併合への道』『侮日論』(文春新書)、『なぜ「反日韓国に未来はない」のか』(小学館新書)、『私は、いかにして「日本信徒」となったか』『「見かけ」がすべての韓流』『虚言と虚飾の国・韓国』(ワック)など多数。
石 平(せき・へい)
評論家。1962年、中国四川省成都生まれ。
北京大学哲学部卒業。四川大学哲学部講師を経て、1988年に来日。1995年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関に勤務ののち、評論活動へ。2007年、日本に帰化する。著書に『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(PHP新書)、『中国はもう終わっている』(徳間書店)、『なぜ中国人はこんなに残酷になれるのか』(ビジネス社)、『私はなぜ「中国」を捨てたのか』『2014年の「中国」を予測する』(ワック)など多数。
目次
まえがき 第1章 韓国で沸騰する反日ファシズムの黒幕は誰だ?- 入国拒否の理由は「上からの命令」
- 法治国家ではない国と知性の劣った新聞
- 韓国では反日が超法規的行為になっている
- 九十五歳の老人を撲殺した「狂気」
- 韓国人は金正日をかっこいいと思うようになった
- 北朝鮮のイメージを一変させた南北首脳会談と美女軍団
- 血のつながっていない日本人やアメリカ人は「反民族」の敵である
- 李明博と朴槿惠に共通する「帰り道のない反日」
- 死んだ金正日の亡霊が韓国を操っている
- 親北朝鮮派が主導した「過去の清算」
- 韓国人は金正恩がトップになったことを疑問に感じていない
- 北朝鮮と李氏朝鮮時代に目が向けられている
- 経済危機のなかで離婚に走った韓国の主婦たち
- 子どもたちが親の面倒を押しつけ合う時代
- 幻想にすがりたい韓国人
- 「龍が再び立ち上がる」時代へのシフトチェンジは早かった
- 朴槿惠大統領は中国でどう見られているか
- なぜ韓国の中国接近は愚策なのか
- 「高麗棒子」と「小日本」
- 韓国のような社会が最もファシズムに染まりやすい
- マスコミの放射能報道に踊らされた韓国人
- 日本を侮辱し、嘲笑する韓国の子どもたち
- 「野蛮で未開な日本」を前提にした韓国人の民族優越意識
- 中国に屈服する分、余計に日本を軽蔑しなければならない
- 人前で部下を褒める中国、人前で部下を蔑む韓国
- 日本を見下ろすところで成り立つアイデンティティ
- 韓国は日韓関係を国際関係と思っていない
- 中国の歴史教育で重要な「神話」がある
- 中国も韓国も歴史は「つくるもの」であって事実は関係ない
- 輸出と投資が支えてきた中国経済の落とし穴
- 中国では異常な量のお金が流通している
- 国有大企業と国有銀行がシャドーバンキングに参入した
- 世界一の外貨準備は国内経済の救済に役立たない
- なぜ中国と韓国が付加価値の高いものを作れないのか
- 中国人はこつこつと作るよりも一攫千金を求める精神性が強い
- 「この二つの国に明るい未来があると、誰が信じるのか」
- 「海の支配」に挑戦する中国の軍事戦略
- 中国は「戦わずして勝つ方法」を考えている
- 各個撃破を狙う中国の術中にはまった韓国
- 果たして中国は海を支配できるか
- 韓国料理で「中国にない味はキムチだけ」
- きらきら輝くものしか美にならない韓国人と中国人
- 日本のフロンティアは伝統を生かした創造力にある
- 「おもてなし」と「ホスピタリティ」の違い
- 中国と韓国でなく、日本は世界を相手にすべきである