「歴史の常識」はナゾだらけ!
本書で戦国時代の歴史を書き替えてしまった!
本書で戦国時代の歴史を書き替えてしまった!
桶狭間の戦いは、じつは、信長の周到な準備があったからこそ勝利した! 今川義元の油断が番狂わせを生んだのではなかった。──「厳島の戦い」「川中島の戦い」「関ヶ原の戦い」「長篠の戦い」など10大合戦史の通説を問い正す! なぜ通説が生まれたのか。通説のウソと真実はどうであったのかを、イラストや地図でわかりやすく解説。これまでの「歴史の常識」はウソだらけ! 今こそ戦国史の真実が解き明かされる!
著者プロフィール
1967年、青森県生まれ。駒澤大学経済学部卒業。出版社勤務を経て現在、歴史研究家として戦国史の定説を問い直す作業を続けている。著書に惟月太郎のペンネームで執筆した『戦国を変える新説15』、『戦国武将常識のウソ』、『織田信長最後の新説』(以上、一水社)がある。
目次
第一章 厳島の戦い 天文24年(1555)10月1日 ──毛利軍の勝利ではない- 感状がない!
- 通説はよくできたお話
- 焦る元就
- 感状のなかった理由
- 主戦場は海
- 通説はフィクション
- 信長の挑発
- 決戦前夜、清須城
- 身軽な大将
- 両軍の本陣はどこか
- 歴戦の指揮官の状況判断
- 番狂わせの真相
- 謙信が出兵した理由
- 関東の新たな統治者
- 労多くして功少なし
- 関東侵攻は「冬の出稼ぎ」
- 飢饉の時代
- 180度のイメージチェンジ
- ありえない妻女山布陣
- 戦死者の謎
- 激変した東国の情勢
- 無視された動員令
- 信玄の感状がない理由
- 戦国の世の不況
- 戦わずに六城を手に入れる
- 小牧城への移転は「遷都」
- 攻略のお膳立てをした遷都
- 信長滅亡の時刻、到来
- 西上は両面作戦だった
- なぜ「五月まで」なのか
- 日本アルプスを盾に
- 存在しない「武田の騎馬隊」
- 下馬して戦った日本の武士
- 小瀬甫庵の誤読
- なかった「鉄砲の三段撃ち」
- 連合軍勝利は当然の結末
- 秀吉の先制攻撃
- 賤ヶ岳の戦いまで
- 秀吉軍の「とおせんぼ」
- 防備施設に依存した戦線
- 勝家軍必勝の展開
- 勝敗を分けたのは政治工作
- 不肖の四代目
- 従属への道
- 謎多き事件
- 突然はじまった小田原合戦
- 暴かれた真相
- 二つの事件
- 味方の裏切りは想定内
- 瞠目すべき三成の炯眼
- 両軍が関ヶ原へ向かった理由
- 西軍の戦略とその破綻