戦国10大合戦の大ウソ

図解

森田善明(歴史研究家) 著
定 価:
本体933円+税
判 型:
A5版並製
ページ数:
128ページ
ISBN:
9784898311714
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「歴史の常識」はナゾだらけ!
本書で戦国時代の歴史を書き替えてしまった!

桶狭間の戦いは、じつは、信長の周到な準備があったからこそ勝利した! 今川義元の油断が番狂わせを生んだのではなかった。──「厳島の戦い」「川中島の戦い」「関ヶ原の戦い」「長篠の戦い」など10大合戦史の通説を問い正す! なぜ通説が生まれたのか。通説のウソと真実はどうであったのかを、イラストや地図でわかりやすく解説。これまでの「歴史の常識」はウソだらけ! 今こそ戦国史の真実が解き明かされる!

著者プロフィール

1967年、青森県生まれ。駒澤大学経済学部卒業。出版社勤務を経て現在、歴史研究家として戦国史の定説を問い直す作業を続けている。著書に惟月太郎のペンネームで執筆した『戦国を変える新説15』、『戦国武将常識のウソ』、『織田信長最後の新説』(以上、一水社)がある。

目次

第一章 厳島の戦い 天文24年(1555)10月1日 ──毛利軍の勝利ではない
  • 感状がない!
  • 通説はよくできたお話
  • 焦る元就
  • 感状のなかった理由
  • 主戦場は海
第二章 桶狭間の戦い 永禄3年(1560)5月19日 ──番狂わせの真相
  • 通説はフィクション
  • 信長の挑発
  • 決戦前夜、清須城
  • 身軽な大将
  • 両軍の本陣はどこか
  • 歴戦の指揮官の状況判断
  • 番狂わせの真相
第三章 謙信の関東侵攻 永禄3年(1560)8月29日〜 ──「義の将=謙信」の大誤解
  • 謙信が出兵した理由
  • 関東の新たな統治者
  • 労多くして功少なし
  • 関東侵攻は「冬の出稼ぎ」
  • 飢饉の時代
  • 180度のイメージチェンジ
第四章 川中島の戦い 永禄4年(1561)9月10日 ──信濃の武将は参加せず
  • ありえない妻女山布陣
  • 戦死者の謎
  • 激変した東国の情勢
  • 無視された動員令
  • 信玄の感状がない理由
第五章 信長の美濃攻略 永禄4年(1561)5月13日〜 ──不況対策で国を盗る
  • 戦国の世の不況
  • 戦わずに六城を手に入れる
  • 小牧城への移転は「遷都」
  • 攻略のお膳立てをした遷都
第六章 信玄の西上戦 元亀3年(1572)10月3日 ──信長は滅びるはずだった
  • 信長滅亡の時刻、到来
  • 西上は両面作戦だった
  • なぜ「五月まで」なのか
  • 日本アルプスを盾に
第七章 長篠の戦い 天正3年(1575)5月21日 ──「騎馬隊」も「三段撃ち」も虚構
  • 存在しない「武田の騎馬隊」
  • 下馬して戦った日本の武士
  • 小瀬甫庵の誤読
  • なかった「鉄砲の三段撃ち」
  • 連合軍勝利は当然の結末
第八章 賤ヶ岳の戦い 天正11年(1583)4月21日 ──長良川が勝家の勝利を奪う
  • 秀吉の先制攻撃
  • 賤ヶ岳の戦いまで
  • 秀吉軍の「とおせんぼ」
  • 防備施設に依存した戦線
  • 勝家軍必勝の展開
  • 勝敗を分けたのは政治工作
第九章 小田原合戦 天正18年(1590)3月1日〜 ──疑惑の「北条氏政暗愚説」
  • 不肖の四代目
  • 従属への道
  • 謎多き事件
  • 突然はじまった小田原合戦
  • 暴かれた真相
  • 二つの事件
第十章 関ヶ原の戦い 慶長5年(1600)9月15日 ──三成は決戦を望んでいなかった
  • 味方の裏切りは想定内
  • 瞠目すべき三成の炯眼
  • 両軍が関ヶ原へ向かった理由
  • 西軍の戦略とその破綻
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