体を使えば脳は活性化する!
寿命や健康は、あなたの生活習慣で決まる!
寿命や健康は、あなたの生活習慣で決まる!
超高齢化社会といわれる現代日本。80、90歳まで生きられたとしても、寝たきりになったり、アルツハイマーなどの病に罹っていたのでは楽しい人生を過ごすことができない。体の寿命、脳の寿命はあなたの努力しだいで延ばすことができる! 「体を使えば脳は活性化する」「好きなことをすれば脳は力を発揮する」など、アルツハイマー研究の第一人者である著者が、いつまでも健康な体、老いない脳をつくる方法をわかりやすく解説。「老いない脳」をつくるための10の生活習慣を実践して、いつまでも若々しく、楽しい人生を送りたい。
著者プロフィール
石浦章一(いしうら・しょういち)
東京大学大学院総合文化研究科教授。1950年、石川県生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業、東京大学理学系大学院修了。理学博士。国立精神・神経センター神経研究所、東京大学分子細胞生物研究所を経て現職。専門は分子認知科学。難病の解明をライフワークに、遺伝性神経疾患の分子細胞生物研究をおこなっている。著書に、『新版 脳内物質が心をつくる』『遺伝子が明かす脳と心のからくり』『生命に仕組まれた遺伝子のいたずら』(以上、羊土社)、『IQ遺伝子』(丸善)、『「頭のよさ」は遺伝子で決まる!?』(PHP新書)、『脳学』(講談社)、『いつまでも「老いない脳」をつくる10の生活習慣』『「脳をうまく働かせる人」の習慣力』(ワック)などがある。
目次
プロローグ- あなたはいくつまで生きられるか──長生き度テスト
- 寿命、健康は、自分の生活習慣で決まる
- 1 週に2〜3回、1回30分以上運動をする
- 2 食生活のバランスに気をつける、ストレスをうまく受け流す
- 3 コミュニケーションのある生活、好奇心をもって新たなことに挑戦する
- 4 学習習慣を続ければ記憶力は保たれる、目標をもつ
- 5 報酬を与える、本を読む習慣を維持する
- 6 意識的に段取りをする
- 7 人間の寿命は120歳?
- 8 活性酸素が老化と深くかかわっている
- 9 体の老化はどこからはじまるか
- 10 老化の速度は生活習慣によって大きく変わってくる
- 11 心臓の細胞や脳の神経細胞は他の細胞のように数がふえない
- 12 食べる量を減らすと寿命が延びる
- 13 脳細胞は40歳以後減っていく
- 14 「覚えよう」という意欲があれば、記憶力の低下をカバーできる
- 15 定着する記憶、定着しない記憶
- 16 きちんと覚えていないから、思い出せない
- 17 長生きすればするほどボケる可能性は高くなる?
- 18 ボケの進行を遅らせる薬
- 19 アルツハイマー病を治す方法
- 20 アルツハイマー治療はワクチンで
- 21 もっとも注意すべきは血管障害
- 22 飲み過ぎとタバコは要注意
- 23 体力を維持すれば脳も衰えにくい
- 24 なぜ最大酸素摂取量が健康に重要なのか1
- 25 なぜ最大酸素摂取量が健康に重要なのか2
- 26 最大酸素摂取量は運動していれば高水準に保たれる
- 27 中年になったら毎日一万歩を目安に
- 28 ほうっておけば筋力は年齢とともにどんどん減っていく
- 29 筋力は年をとってもふやせる
- 30 寝たきり状態は三週間で30歳も年をとることに
- 31 運動すれば脳の働きもよくなる
- 32 高齢者の体力は、「素質」+「気力」+「環境」で決まる
- 33 日常的に体を動かす生活を心がけよう
- 34 確認するクセをつければ忘れにくい
- 35 短期記憶の海馬にとっていい生活とは
- 36 眠っているときに記憶は固定される
- 37 しっかり覚える秘密は、脳の神経細胞同士のつながり方にある
- 38 神経細胞同士のつながりがよくなる理由
- 39 子どものほうが記憶力がいい理由
- 40 身近に脳に効果があるものがある
- 41 なぜ昔覚えたことは忘れないのか
- 42 ビジネスの能力は経験知と好奇心さえあれば衰えない
- 43 好きなことをしているときにはドーパミンが出る?
- 44 報酬を期待することでドーパミンが出る1
- 45 報酬を期待することでドーパミンが出る2
- 46 年をとればとるほど、脳に苦労をさせて働かせるようにする
- 47 ストレスがかかると、脳や体にどんな影響を与えるか
- 48 ストレス解消には、まず体を動かす
- 49 いつまでもやる気を失わない生活を