
嘘の歴史が日本人を支配している!
何が日本を戦争に向かわせたのか。米国との戦争は避けることはできなかったのか——戦争を必要とし、その決意を固めていたアメリカに全面禁輸で締め上げられた日本は、挙句にはハル・ノートを突き付けられ、戦争に向かわざるを得なかった。そして戦後の「東京裁判」は、日本人を消すために、アメリカによってシナリオが描かれていたのだ。昭和の大戦と東京裁判の真実を浮き彫りにし、「捏造」と「自虐」の昭和史を打ち破る!
著者プロフィール
若狭和朋(わかさ・かずとも)
発言集団シューレ代表。歴史家。教育学博士(Ph.D.)。1942年福岡市生まれ。九州大学法学部卒業。公立高校の教師となり、2003年退職。現在、多数の講演活動などをこなしている。主な著書に『衰弱する教育』(公人社)、『生徒指導言論素描』『エコグラムと生徒指導の展開』(以上、梅文社)などがある。
目次
まえがき 序 章 日本衰亡へのシナリオ- あのスペイン大帝国はなぜ没落したのか
- 日本人による日本滅亡計画
- 歴史認識がいかに国家の命運とかかわるか
- 「日本不信」を広げた小村外交の「不道徳」
- アメリカは日本との友好が絶対に必要だった
- 日本海軍の暗号はすべて解読されていた
- 石油の全面禁輸に踏み切ったアメリカの狙い
- ハル・ノートは二種類あった
- 「石油の全面禁輸など宣戦布告だ」とアメリカ国民に訴えるべきだった
- アメリカの保護下で真珠湾に向かった日本艦隊
- 日本は米英に勝つチャンスを握っていた
- ワシントン日本大使館の大ミスに蓋をした吉田茂
- 「ジャップは三万、おれたちは十万、大将が逃げたから飢え死になのさ」
- 戦後、マッカーサーは日本の満州建国も朝鮮併合の意味も学んだ
- ナチを逃れてアメリカに亡命した多数のマルクス主義者たち
- フランクフルト学派の一派が戦後の日本を改造した
- イデオロギーとは「虚偽意識」にほかならない
- 日本を蝕む「悪意のイデオロギー」
- 「新左翼」と団塊世代に影響を与えたフランクフルト学派
- 「真っ赤サー」が去っても赤く染まったままの教育
- なぜ「支那」と言ったらいけないのか
- 「南京大虐殺」はでっちあげ
- 満州事変を語るときに知っておくべき二つの事実
- 動乱の支那大陸に共産党勢力を植えつけたコミンテルン
- 日本海軍は東條首相を欺いた
- 「東京裁判」の判決と「世界人権宣言」の採択
- 有志の手で葬られた「A級戦犯」七人の遺骨
- 両陛下は殉国七士の墓に正対されていた
- 偽造されたA級・B級・C級という序列
- 「東京裁判は政治的復讐的軍事行為と言うべきである」
- アメリカの意志は「カモン・ジャップ」
- 日本にとって最大の味方はアメリカの世論だった
- 軍事の前には外交が存在している
- 東京裁判の首席検事・キーナンの書簡
- OSS策定の「日本計画」こそが戦後日本の運命を決めた
- アメリカ大統領認証の日本国憲法
- 敗戦日本の改造と解体に当たった「ニューディーラー」たち
- 日本を打倒したら出現したのは赤いアジアという現実
- ニュールンベルグ裁判と東京裁判は全く別の裁判
- 横田喜三郎が唱えた「国際法の革命」
- 「東京裁判」は最悪の偽善だった──ウイロビーGHQ参謀第二部長
- 日本を除けば、「東京裁判」の法理を支持する声はない
- 門下を動員して自著を回収した横田喜三郎教授の欺瞞
- 「東京裁判」の裁判を受諾したと外務省が言い張る理由
- 大日本帝国の主権者は誰か
- 「ジェノサイド条約」は「東京裁判」の法理を否定した
- 阿南陸軍大臣の遺言は「米内光政を斬れ」
- 田母神論文問題に向けられた「東京裁判」の敵意
- ヤルタ密約が日本の運命を決した
- 村山談話は東京裁判史観の典型
- 「この論文の唯一の欠点は正しいことが書いてあることだ」
- 田母神論文批判の後進性とむなしさ
- 張作霖爆殺事件はまだ解明されていない
- 盧溝橋事件で支那事変が始まったわけではない
- 『真珠湾の真実』は俗説中の俗説か
- 「ぞっとする」朝日新聞、「悪夢」の中日新聞
- 村山談話は閣議で変更すればよい