7月7日の七夕の日、陸海空自衛隊音楽隊の合同コンサートの撮影に行ってきました。
今回の演奏会は、陸海空の音楽隊の中でも防衛省が直轄する自衛隊最高峰の中央音楽隊(セントラルバンド)の合同コンサートということもあり、演奏会の抽選倍率も相当高かったようです。
自衛隊には音楽演奏を主任務とする「音楽隊」があります。外国の軍隊でいうと「軍楽隊」に相当します。音楽隊は陸上自衛隊に21部隊、海上自衛隊に6部隊、航空自衛隊に5部隊あり、各地域での式典等で演奏活動を行っています。
自衛隊音楽隊の演奏レベルは非常に高く、海外でもたくさん表彰されています。
中でも昨年、世界最高峰の軍楽祭といわれる「エディンバラ・ミリタリータトゥー」に出演した陸上自衛隊中央音楽隊は「最優秀出演団体賞」を受賞しました。
自衛隊音楽隊は音楽大学出身者が大半を占め、入隊するには相当の演奏技術が求められると言われています。
最近は楽器演奏だけではなく、声楽担当(ボーカリスト)を入れて音楽演奏の幅が格段に広がり、クラシックから洋楽、J-POP、アニソンまで幅広く、更にはボーカロイドの歌までこなして絶賛されていました。
そんな陸海空の「歌姫」がこちらです。
左から、航空自衛隊航空中央音楽隊の森田早貴さん、陸上自衛隊中央音楽隊の松永美智子さん、海上自衛隊東京音楽隊の三宅由佳莉さんです。
ちなみに私個人も、自衛隊音楽隊の演奏が大好きで、週末に予定があれば頻繁に演奏を聴きに行っています。
陸海空自衛隊には「公式行進曲」というものがあります。式典などではこの曲で隊員が行進します。以前私が撮影した映像でご紹介します。
陸上自衛隊の公式行進曲「陸軍分列行進曲」です。
日本の軍歌っぽくに聴こえますが作曲はフランス人のシャルル・ルルーです。
実はこの曲は警察の公式行進曲としても演奏されます。西南戦争で西郷隆盛と戦った際の警察隊を称える曲だったことに由来しています。
そして海上自衛隊の公式行進曲は「軍艦行進曲」です。
パチンコ屋のBGMとして使われていたので、一番有名な軍歌かもしれませんね。
航空自衛隊の公式行進曲は「空の精鋭」。
航空中央音楽隊の隊員によって1994年に作曲された新しい行進曲です。
自衛隊音楽隊は毎年武道館で「自衛隊音楽まつり」を開催しています。複雑な隊列を組みながら演奏する姿は圧巻です。
倍率が高く当選ハガキはプレミアチケットと言われるくらい入手困難ですが、興味がある方はぜひ応募してみてくださいね。