こんにちは。たけPです。
昨日、埼玉県朝霞市の陸上自衛隊の朝霞訓練場で平成最後の自衛隊観閲式が行われました。
「観閲式」とは最高指揮官である内閣総理大臣の観閲を受けることで、隊員の士気高揚を図り、装備展示することで内外に防衛力を示し、国民の理解を深めるための式典です。
現在では陸、空、海の順番で毎年開催されています。本来、今年は海上自衛隊の順番だったのですが、東京オリンピックの射撃会場が朝霞訓練場になることもあり、1年前倒しで陸上自衛隊主催の観閲式が開催されました。
そんな式典の模様を私が撮った写真でお楽しみください。
観閲式会場の入口。いい天気に見えますが、これは帰りに撮影したもの。午前中は雨が降っていて大変でした。
私が座ったところは観閲台のすぐ近く。スタンドでは傘がさせないので、皆カッパやポンチョを着てひたすら開式を待ちます。
最高指揮官の安倍総理大臣が臨場し、観閲部隊を巡閲します。スタンドからは拍手が響き渡ります。
昨年、制服を一新した特別儀杖隊。一糸乱れぬ行進は必見。安倍総理に対し特別儀仗を行いました。
徒歩部隊の観閲行進は音楽隊から入場します。4月に新制服となった陸上自衛隊。演奏服も新しくなりました。おかげで陸海空の見分けも難しくなりました(笑)
まずは防衛大学校の学生、防衛医科大学校の学生が行進します。自衛隊の将来を担う学生の行進はキビキビとしていました。
赤スカーフは普通科部隊、いわゆる歩兵部隊です。白スカーフは空挺部隊で陸上自衛隊の中で最強部隊と言われています。
海上自衛隊部隊は今話題の海上自衛隊旗を先頭に行進。旭日旗は創隊から海上自衛隊旗として掲げられています。韓国の観艦式を辞退したばかりなので、海上自衛隊の行進は勇ましく感じました。
ついで航空自衛隊部隊の入場。
行進の最後は女性自衛官部隊です。近年、女性自衛官への職種がより多く開かれ、戦闘機パイロット、潜水艦乗員など、活躍の場が広がっています。
続いて、飛行展示となり、陸海空の航空機、ヘリコプターの編隊飛行が始まります。
陸自の輸送ヘリCH-47Jチヌーク。オスプレイ導入とともに引退していくのでしょうか…。
6年ぶりに観閲式に帰ってきた海難飛行艇US-2。悪天候でも海上に着水できる救難のエキスパート。
純国産のジェット機、P-1哨戒機。日本の広い海を守ります。対潜水艦の索敵能力は世界屈指です。現在主力で運用されているプロペラ4発機のP-3Cよりも行動範囲、速度ともに上回っています。
今回の目玉は、航空自衛隊の最新戦闘機F-35Aが披露されたことでしょうか。ステルス性能に優れ、搭載可能な兵装も増えました。ギアダウンして低速飛行を披露してくれました。
B型は空母から垂直離陸も可能で、いずれ導入されるとのウワサも。
最後は車両行進。こちらも観閲式デビューとなる「水陸機動団」が運用する水陸両用車両のAAV-7。
圧巻は総火演でも撃ちまくった16式機動戦闘車(MCV)の20両もの大編隊。これを見たらなかなか攻めようとは思えなくなりますね。
もちろん10式戦車も轟音とともに駆け巡っていきました。
米軍の祝賀飛行でオスプレイが飛行展示。ものすごく静か。「オスプレイ反対!」って叫んでる声のほうがうるさいのでは?
最後は米海兵部隊のAAV-7と日本のAAV-7が一緒に行進。日米同盟の強固さをアピールしていました。