雑誌の発売日を変更するワケ


毎月26日(地方によっては翌日又は翌々日)発売の『WiLL』ですが、12月だけは発売日を前倒して20日に発売いたしました。
このワケは、年末年始休暇(12/28~1/4)の直前となる26日ですと、早めに休暇を取られる方がおりますので、6日早めました。
もちろん、長い休みの前に休暇中に読む本を買われる方も多いかと思います。
しかしながら、月刊誌といえども発売から1週間が勝負なのです。
年始は旅行や帰省などで本屋さんへ行きそこなってしまいます。
そこで、いかに販売期間を確保するかがカギなのです。

今年はゴールデンウィークが前代未聞の10連休。
『WiLL』だけでなく、GW直前やGW中に発売となる雑誌を発行している出版社の営業は頭の痛いところです。
単純に発売日を前倒すと、編集期間が短くなり新しいニュースが入りません。
そこで発売日をいつにするか、10連休が発表されしだい印刷所と連携して前倒す発売日をシミュレーションしました。
ちなみに5月1日発売の『正論』が4月25日の発売となるように、4月26日発売の『WiLL』も、計算に弱い「逆張り部長」が無い知恵をギュウギュウに絞りだし、編集部がギリギリまで締切りを延ばせるべく印刷所と相談して、4月23日の火曜日に発売日を変更いたしました。
どうか、『WiLL』をご購読しつつ、10連休をお楽しみくださいませ。

平成30年度 自衛隊音楽まつり


こんにちは。たけPです。
11月21日~23日の3日間で平成最後の「自衛隊音楽まつり」が行われました。
長年会場で使われてきた日本武道館も老朽化による大改修で、来年度以降は会場が変わるそうです。

「自衛隊音楽まつり」は陸海空自衛隊に所属する音楽隊が武道館に集結し、演奏を披露します。
音楽隊以外にも、防衛大学校儀仗隊のファンシードリルや自衛太鼓の演舞も人気です。
近年演奏される曲目はPOPSを中心に誰もが聞いたことがある音楽ばかりなので、初めての人でも楽しめるようになっています。

そんな自衛隊音楽まつりの様子を私が撮ってきた画像と映像と共にお楽しみください。


日本武道館の正面玄関には「自衛隊音楽まつり」の大きな看板が掲げられています。


オープニングの演出は毎年ドキドキします。今年は映画「シン・ゴジラ」から「Who will know」の演奏で幕開けしました。あの、ゴジラが「内閣総辞職ビーム」を発したときに流れる絶望感あふれるBGMです。
そしてオープニングにもかかわらず「消灯ラッパ」が演奏されるという不思議な幕開けでした。


特別儀仗隊による「国旗入場・国家演奏」は一糸乱れぬ行進と厳かな雰囲気を作り出します。
その後、各音楽体の個別演奏と進んで行きます。


個人的に鳥肌が立ったのは陸上自衛隊中央音楽隊と特別儀仗隊との合同演奏。
演目は黛敏郎作曲の行進曲「祖国」とルルー作曲の「陸軍分列行進曲」です。これぞミリタリーバンドというべく力強い演奏でした。


海上自衛隊の演奏では2人のヴォーカリストが初共演。右はおなじみ東京音楽隊の三宅由佳莉さん。
左は横須賀音楽隊の中川麻梨子さん。ミュージカル風の三宅さんとオペラ風の中川さんの異なる声質のハーモニーは聴き応えがありました。


音楽まつりには毎年海外からのゲストバンドが出演します。
毎年、在日の米陸軍と海兵隊の音楽隊が参加し、更に今年はフランス海軍所属の軍楽隊、シンガポール軍軍楽隊が参加し、会場を盛り上げました。


防衛大学校儀仗隊は毎年工夫を凝らしたファンシードリルで会場を湧かせます。5kg近い銃をグルングルン振り回します。


圧巻は自衛太鼓。ものすごい数の和太鼓がフロア一面に置かれ、鍛え上げられた自衛官が叩くその音圧と迫力には圧倒されます。


フィナーレは全部隊揃っての演奏。今年話題となったのは音楽隊所属のヴォーカリスト(声楽担当)が全員揃ったことでしょうか。
甲子園の入場行進で使われる「栄冠は君に輝く」で退場していくのも不思議な感じがしました。


最後にトランペットによる「消灯ラッパ」が流れ、例年通り、隊長の敬礼で幕を閉じました。

来年は代々木体育館で開催を予定しているとのことです。
音楽まつりを見るためには高い倍率の抽選で当たらないといけないので、簡単に見られるものではありませんが、ぜひ皆様も応募してみてください。

我が社の“裏”「社是」


 

久しぶりにブログのネタになることを思いついた逆張り部長です。

たいていの会社には「社是」というものがあるらしいが、ワックに入社して「社是」を教えてもらった記憶はないけれど、社長直伝で“裏”「社是」なるものは、耳にタコ状態で刻み込まれている。

「こびず」「へつらわず」「おごらず」「いじけず」「くじけず」「あきらめず」

ここに「いばらず」を足すと、それぞれの会社でしか通用しないローカルルールと違い、荒波の世間を渡り歩く際の、お役立ちワードとして有効活用できるのが、ワックの“裏”「社是」。

肝心な表にあたる「社是」がなにかは、社員誰一人として諳(そら)んじることが出来ないことは、ここで正直に告白しておこう。

 

人間航空祭??


こんにちは。たけPです。
11月3日は毎年、埼玉県入間市にある航空自衛隊入間基地で「入間基地航空祭」が開催されます。
別名「人間航空祭」とも言われ、20万人~30万人が集まる一大イベントです。
皆さんの目的はアクロバット飛行部隊「ブルーインパルス」の飛行展示。
首都圏上空で毎年確実にブルーインパルスを見られる航空祭として定着しています。

そんな入間基地航空祭の様子を私が撮った写真でお楽しみください。


「人間航空祭」と言われるワンシーン。早朝から並ぶ人たち。エプロン開放がされると猛ダッシュで場所を確保します。特にブルーインパルスの前はあっという間に埋まっていきます。


エプロンに並ぶ「ブルーインパルス」。6機でアクロバット飛行を行います。一番奥の7機目は予備の機体です。


1番機に接近。ブルーインパルスはT-4練習機を改造した機体です。


こちらがT-4練習機。練習機は主翼や尾翼がオレンジに塗られているのが特徴です。


こちらは入間基地にたくさん配備されているC-1輸送機の航空祭用の特別塗装機。めちゃくちゃ傾いてますね!
整備の隊員も歌舞伎メイクをしていました。


こちらはC-1輸送機の後継機のC-2輸送機。C-1よりも巨大で輸送力が大幅にアップ。こんなごっつい飛行機も空を飛べるんですね。


日本の主力戦闘機のF-15J。尾翼のロゴを確認したら306SQでした。小松基地から来たようですね。


もう一つの主力戦闘機、F-2戦闘機。コックピットをよく見てみると複座なのでF-2Bです。パイロット教育用の機体ですね。


珍しい形の機体はE-2C早期警戒機。中央の円盤はレーダーです。侵入機の早期発見、各基地との通信中継など用途は多岐に渡ります。


体育館では中部航空音楽隊の吹奏楽演奏も行われました。


「人間航空祭」なので男子トイレも大行列。女性はもっと長い行列でした。航空祭では早めにトイレに行くのが鉄則です。
エプロンに入ったらもうトイレには行けないくらい身動きが取れなくなります。

そして13:10から待ちに待ったブルーインパルスの飛行展示が行われました。




帰路も人間に揉まれながら入間を後にしました。「もう来年は行かない!」と心に決めるのですが、結局来てしまいます。
それが入間基地航空祭です。

平成30年度 自衛隊観閲式


こんにちは。たけPです。
昨日、埼玉県朝霞市の陸上自衛隊の朝霞訓練場で平成最後の自衛隊観閲式が行われました。
「観閲式」とは最高指揮官である内閣総理大臣の観閲を受けることで、隊員の士気高揚を図り、装備展示することで内外に防衛力を示し、国民の理解を深めるための式典です。
現在では陸、空、海の順番で毎年開催されています。本来、今年は海上自衛隊の順番だったのですが、東京オリンピックの射撃会場が朝霞訓練場になることもあり、1年前倒しで陸上自衛隊主催の観閲式が開催されました。
そんな式典の模様を私が撮った写真でお楽しみください。


観閲式会場の入口。いい天気に見えますが、これは帰りに撮影したもの。午前中は雨が降っていて大変でした。


私が座ったところは観閲台のすぐ近く。スタンドでは傘がさせないので、皆カッパやポンチョを着てひたすら開式を待ちます。


最高指揮官の安倍総理大臣が臨場し、観閲部隊を巡閲します。スタンドからは拍手が響き渡ります。


昨年、制服を一新した特別儀杖隊。一糸乱れぬ行進は必見。安倍総理に対し特別儀仗を行いました。


徒歩部隊の観閲行進は音楽隊から入場します。4月に新制服となった陸上自衛隊。演奏服も新しくなりました。おかげで陸海空の見分けも難しくなりました(笑)


まずは防衛大学校の学生、防衛医科大学校の学生が行進します。自衛隊の将来を担う学生の行進はキビキビとしていました。


赤スカーフは普通科部隊、いわゆる歩兵部隊です。白スカーフは空挺部隊で陸上自衛隊の中で最強部隊と言われています。


海上自衛隊部隊は今話題の海上自衛隊旗を先頭に行進。旭日旗は創隊から海上自衛隊旗として掲げられています。韓国の観艦式を辞退したばかりなので、海上自衛隊の行進は勇ましく感じました。


ついで航空自衛隊部隊の入場。


行進の最後は女性自衛官部隊です。近年、女性自衛官への職種がより多く開かれ、戦闘機パイロット、潜水艦乗員など、活躍の場が広がっています。

続いて、飛行展示となり、陸海空の航空機、ヘリコプターの編隊飛行が始まります。


陸自の輸送ヘリCH-47Jチヌーク。オスプレイ導入とともに引退していくのでしょうか…。


6年ぶりに観閲式に帰ってきた海難飛行艇US-2。悪天候でも海上に着水できる救難のエキスパート。


純国産のジェット機、P-1哨戒機。日本の広い海を守ります。対潜水艦の索敵能力は世界屈指です。現在主力で運用されているプロペラ4発機のP-3Cよりも行動範囲、速度ともに上回っています。


今回の目玉は、航空自衛隊の最新戦闘機F-35Aが披露されたことでしょうか。ステルス性能に優れ、搭載可能な兵装も増えました。ギアダウンして低速飛行を披露してくれました。
B型は空母から垂直離陸も可能で、いずれ導入されるとのウワサも。


最後は車両行進。こちらも観閲式デビューとなる「水陸機動団」が運用する水陸両用車両のAAV-7。


圧巻は総火演でも撃ちまくった16式機動戦闘車(MCV)の20両もの大編隊。これを見たらなかなか攻めようとは思えなくなりますね。


もちろん10式戦車も轟音とともに駆け巡っていきました。


米軍の祝賀飛行でオスプレイが飛行展示。ものすごく静か。「オスプレイ反対!」って叫んでる声のほうがうるさいのでは?


最後は米海兵部隊のAAV-7と日本のAAV-7が一緒に行進。日米同盟の強固さをアピールしていました。

ラグビーW杯日本開催まであと1年!



こんにちは。たけPです。
本日で初の日本開催となるラグビーワールドカップまで1年を切りました。

私は子どもの頃からラグビーが大好きで、よく秩父宮ラグビー場で観戦しています。
先週の日曜日も関東大学ラグビーの開幕戦を観に行きました。

今年も帝京大学が連覇するのか注目です。個人的には明治大学、大東文化大学あたりが連覇を阻止するのではないかと予想しています。

それにしても、ラグビーはなかなか浸透しないところがラグビーファンにとっては悲しいところではあります。
日本代表も頑張っているし、スーパーラグビーという国際リーグにも「サンウルブズ」として日本チームが参加しているのですが…。

前回のワールドカップでは日本代表が南アフリカ代表に勝ったことが世界的に話題になりました。
ラグビーは力と力のぶつかり合いなので、実力が拮抗しない限り勝敗は予測ができます。
ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカはワールドカップの優勝常連国で、この3国に勝つことはまず難しいと言われています。
サッカーのようなラッキーな得点もないので、サッカー日本代表がブラジル代表に勝ったことよりも奇跡的な勝利でした。
そもそも、日本代表はワールドカップで勝つことが滅多にできない国だったので、その驚きはより一層でした。
会場に見に来ていた南アのサポーター全員が日本に負けることを予想してなかったと思います。
恐らく日本代表を長らく応援していた日本人も…

その勝利を例えると…
<ガンダム>
ボール単体でビグザムを撃破する

<ドラゴンボール>
ヤムチャがフリーザ最終形態に勝利

どうです?理解できましたか?

ラグビー観戦のいいところはサッカーのように座席をチーム分けしないところでしょうか。
社会人や大学などの応援団は多少固まりますが、その中に相手チームの人が観戦しても何も言われません。
私もかつて、お正月の大学ラグビーの準決勝の観戦で相手チームの団体のど真ん中に座ってしまいました。
でも、相手チームの応援団も「試合を楽しみましょう!」と温かく迎え入れてくれました。

また、いいプレーには敵味方関係なく拍手をするのも紳士のスポーツゆえでしょうか。
相手チームにトライを取られても「今のはいいトライだった」と基本的には相手チームを褒めブーイングはめったに聞こえません。
なので、誰が隣に来ても気にならないのがラグビー観戦のいいところです。

私自身、応援するチームが負けるのは悔しいですが、むしろ、相手チームが素晴らしいラグビーをしたことに敬意を表します。

ぜひ一度、ラグビー場に足を運んでください!

海上自衛隊オープンスクール


こんにちは。たけPです。

9月8日に横須賀にある海上自衛隊第2術科学校のオープンスクールが開催されたので行ってきました。
海上自衛隊には全国に4つの術科学校があり、それぞれ専門分野がことなります。今回公開された第2術科学校は「機関術科、情報、技術、外国語」を担当し、専門教育を実施しています。
公開されるイベントも「ディーゼルの内燃機関の展示」「ガスタービン運転展示」「磁力体験」など理工系によったものが目立ちます。
もちろん、家族連れで楽しめるような工作や展示体験などもたくさんあります。
残念だったのが、自衛隊の公開行事の多くが多くの人で賑わうのですが、このオープンスクールの訪問者は非常に少なかったことです。
その分ゆっくり見られるので楽しいのですが、もう少し広報も頑張って欲しいですね。

ということで、私が撮ってきたスマホ画像とともにお楽しみください。


第2術科学校はJR田浦駅から徒歩5分程度。トンネルに挟まれた駅で有名ですね。


文系出身の私にはタービンとかエンジンとか言われてもサッパリわかりません。
すべて自己完結で行う自衛隊では、修理も自前で行うので動力関係の専門知識を持つ隊員を育成しなければならないのはうなずけます。


艦船の一般公開も行われ、今年は「掃海艇ちちじま」という機雷処理に特化した艦船が公開されました。


機雷処理とか地雷処理とか「失敗したらどうしよう…」って思ってしまいます。私には向いていないですね。


武装は「20mm多銃身機銃」。簡単にいうとガトリング砲です。そばにいた隊員曰く「命中率は高くないですw」ですって。


艦橋も公開されました。赤いボタンには「危」って書いてあるのですが、押したら何が起こるのでしょうか…


横須賀周辺の海図とコンパス。デジタル情報は戦闘などで壊れることがあるのでアナログの計測技術も必須です。


お昼ご飯は名物カレー。左側は「潜水艦うずしお」のレシピで作ったチキンカレー、右は旧海軍のレシピで作った海軍カレーとのこと。
ところで、なぜ海上自衛隊がカレーを食べるかご存知でしょうか? 理由は2つあります。
1つ目は長い遠洋航海を続けていると曜日の感覚がなくなってしまいます。そこで、毎週金曜日にカレーを食べることで、曜日が分かるようにしています。
もう1つは旧海軍の頃に遡ります。当時は食事の栄養に偏りがあり、多くの兵士が脚気に悩まされていました。そこでイギリス海軍を参考にし、肉と野菜を同時に採れるよう考案されたのがカレーでした。その後、海軍が脚気に悩まされることはなくなったそうです。


広場では学生による行進展示が行われました。個人的な印象ですが、陸空よりも海上自衛隊の行進が一番練度が高いなぁと思います。


体育館では海上自衛隊横須賀音楽隊によるコンサートが行われました。


売店では第2術科学校の識別帽を販売していました。レプリカではなく本物です。陸自などは隊員でないと本物は販売しないのですが海自はこの辺は緩いのでしょうか。

朝から昼過ぎまでいろいろと楽しめたオープンスクールでした。

1 Month In Tibet – vol.1


ランドクルーザーの車窓から「ポタラ宮」が見えた瞬間、一気に鳥肌が立ちました。
涙がでそうになりました。いや、確実に涙ぐんでました。
ついに来た。来たんだ!と実感した瞬間でした。

写真は十数年前に私が撮った中国のチベット自治区のラサにあるポタラ宮です。
旅行好きであれば誰しもがイチオシのスポットや、思い出の場所があると思います。
私にとっての思い出の地が「チベット」です。

大学時代は休みになるとリュックひとつでアジアを駆け巡るバックパッカーでした。
そしてインドやネパールを何度か旅しているうちに「チベットに行きたい!」と思うようになりました。
しかし、大学を卒業して社会人になると長期間の旅行など夢のまた夢。
定年してから行くしかないかと思いつつ、標高3,000mを超える世界に老人が快適に旅行できるとも思えず、半ば諦めていました。

そんなある日、新聞を読んでいると衝撃的なニュースが目に入りました。
中国の青海省からラサまで鉄道でつなぐ「青蔵鉄道」のプロジェクトでした。
開通すれば北京や上海からラサまで鉄道で簡単に行けるようになります。
新聞ではチベットの漢民族の移住が増え”チベット文化の衰退”を危惧していました。

このとき心に決めました。
もうこれは行くしかない!

そして会社に辞表を提出し、チベットに行くことにしました。
妻には二度と「海外旅行に行きたい」と言わないことを約束して。

(つづく)

俺の知らない物語


こんにちは。たけPです。
8月も最後になりました。相変わらず酷暑が続いてますが秋の足音もちらほら。
写真は事務の女子さんの地元で撮ったという積乱雲。真下では大雨が降ってるのがよくわかります。

あの中にはきっとラピュタが!行こう!竜の巣………いや、今日は違う話を。

この雲はまさにスーパーセルのようですね。

スーパーセル

…supercell!!!!
そう、今日8/31はボーカロイド「初音ミク」の誕生日!11歳になりました。

supercellとはボーカルに初音ミクを使ってデビューした伝説の音楽ユニット。今でこそボーカルを迎え入れて活動していますが、「初音ミク」の存在と、その無限の可能性を世の中に広めたバンドではないでしょうか。

青髪のロングツインテールのキャラクターの容姿と、電子的な声に注目されてしまい「ボーカロイド」(以下、ボカロ)を音楽ジャンルの1つだと思っている方が多いのですが私の見方は違います。例えば、今はなかなかバンドを組めない社会人にとってみたら、自宅で作曲したものに簡単に音声が乗せられるだけで、音楽の幅が広がります。
それぞれが作りたい音楽に、ボカロの音声を乗せているので音楽的にはロック、テクノ、バラード、ポップスと様々です。
また、学生や社会人などが趣味で作曲したものがCDになったり、カラオケ配信されたり、海外で注目されたりと、音楽シーンの在り方にも大きな影響を与えました。
今では学校の給食の時間に普通に流され、ピアノの発表会や文化祭でも選曲され、卒業式でも歌われ、バンドでコピーされています。演歌歌手の小林幸子さんが紅白歌合戦で「千本桜」を歌ったことも話題になりましたね。

私の娘も漏れなくボカロを聴いています。私が車でボカロ楽曲を流していたらいつの間に好きになってくれていました。
私と娘が大好きな曲がこちら。

「踊ってみた」で大人気の『ハッピーシンセサイザ』。本気で踊ったら痩せますコレ。


こちらは「千本桜」を作った黒うさPさんの『ReAct』。ボカロキャラ達の恋愛事情を描いた曲。

ね?いい曲でしょ!

話を戻しますがsupercell は毎日聴くくらい大好きで、名曲「君の知らない物語」(ボカロじゃないけどw)は私のiTunesで一番再生されています。アニメ「化物語」のED曲でも有名ですね。
私の娘も幼稚園の頃から大好きな曲です。娘が一度辞めたピアノを再開するとき、「『君の知らない物語』を弾いてほしい」と言ったら「いつか上手になったらね」と約束してくれたことを今でも信じて待っています。

ちなみに今年の発表会の曲は「残酷な天使のテーゼ」。何年待てばいいのやら…。

鉄分補給(ミリタリー編)



こんにちは。たけPです。
真夏の「鉄分補給」シリーズの最後を飾るのはミリタリー。8月26日に“平成最後”の「自衛隊 富士総合火力演習」に行ってまいりました。略して「総火演(そうかえん)」。一般人が自衛隊の装備品の実弾射撃が見られる数少ない機会です。応募経験がある方ははお分かりかと思いますが、とにかく抽選倍率が高くてチケットを手に入れるのが大変。今年も30倍弱という恐ろしい倍率でした。

普段、何もない富士山の麓にところに3万人近い人が集まるのだから何もかもが大変。
駐車場に停めるのに渋滞、駐車場から会場へのシャトルバスに乗るのに1時間待ち、会場に着いたら席を取るのに行列、お土産買うのも、トイレに行くのも全部行列。
さらに山なので気候も穏やかではありません。朝は肌寒く、日中は酷暑、場合によっては通り雨。それに備えて各人の荷物はパンパンに膨れ上がります。
それでも見たい!見たくなるのが総火演!

そんな総火演の様子を私が撮った写真とともにお楽しみください。


「ふじさーーーーん! いまっ!!」
自衛隊用語っぽくこの青空を表現してみましたw
私が指定駐車場に着いたのはAM4:30。5:30過ぎに駐車場が開き、会場へ。今年は雲ひとつない快晴、これは楽しめる!


会場もびっしり埋まってきて開演が近づくと、徐々に雲が湧いてきました。
富士山どころか、演習で最も遠い3km先の標的、通称「三段山」も見えなくなってしまいました…


総火演の見どころの1つが「マズルフラッシュ」。バズーカのようなカメラを抱えた人たちはこの発砲の瞬間の火炎を撮るためにひたすらシャッターを切ります。上の写真は10式戦車です。


10式戦車のスラローム射撃。優れた砲身の統制技術により、走りながら、そしてターンの途中でもブレずに射撃ができる高性能な戦車です。


北海道をどっしりと守っている90式戦車の隊列。90式は無骨な感じがいいですね。発砲音も他の戦車よりうるさく感じるのは私だけでしょうか。


今年の目玉!16式機動戦闘車(MCV)。タイヤで走る機動力と戦車級の火力を持ち合わせた日本の地勢にピッタリの新装備。今年はこのMCVがこれでもかというくらい撃ちまくりました。現在は熊本と香川に配備されています。


今年のもう一つの目玉がこの春新設された「水陸機動団」。海外の軍隊でいうと「海兵隊」と似ています。今回は「島嶼防衛」という生々しい設定で演習公開されました。写真の車両は水陸両用車のAAV-7と「水陸機動団」の部隊章です。


87式自走高射機関砲(通称:87AW)。ミリオタさんの愛称は「ガンタンク」とか「ハエたたき」。対空装備はミサイル系が主流となりつつありますが、機関砲は迎撃することは不可能でこの車両の存在は敵機の接近を簡単には許しません。


AH-1S対戦車ヘリコプター、通称「コブラ」。被弾率を下げるために機体はペチャンコです。シート幅は80cmくらいだとか。私は座れないですね。


ケロケロ!
わんわん!
CH-47JA大型輸送機(チヌーク)の正面はワンちゃん、後ろのアングルはカエルさんに見えるという人も多いです。


総火演の最後は恒例の発煙弾の一斉発射。今年は雲が低くてヘリコプターが飛ばなかったのが残念。
「状況終わり!」の命令とラッパが夏のイベントの最後を締めくくります。

今年は公開された車両が減ってしまったのが残念でしたが、新装備の16式機動戦闘車が撃ちまくってくれたのが良かったですね。