これやこのー


こんにちは。たけPです。
先週、ちょっと早い夏休みを取りまして、京都・滋賀観光に行ってきました。
今回の旅行のテーマは「百人一首」。歌にゆかりのある場所を巡ってきました。
写真とともにお楽しみください。

■天橋立(宮津市)
【大江山 いく野の道も 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立】 --小式部内侍

私も「股のぞき」してみました。

■誠心院(京都市)
【あらざらむ この世の外の 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな】 --和泉式部

和泉式部が初代住職を務めた寺院。境内には墓所もあります。

■平等院(宇治市)
【陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし われならなくに】--河原左大臣

河原左大臣の別邸として創設されたのが後の平等院です。

■宇治神社(宇治市)
【わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり】 --喜撰法師

六歌仙の一人。境内にこの歌の歌碑があります。

■あじろぎの道(宇治市)
【朝ぼらけ 宇治の川霧 絶え絶えに あらはれわたる 瀬々の網代木】 --権中納言定頼

宇治川の沿いの「あじろぎの道」。鵜飼でも有名なところです。

■逢坂の関(大津市)
【夜をこめて 鳥の空音は 謀るとも よに逢坂の 関は許さじ】 --清少納言
【名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな】 --三条右大臣

京都、大津間の国道1号線沿いにひっそりと佇んでいます。

■関蝉丸神社(大津市)
【これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関】 --蝉丸

逢坂の関から大津方面に数百メートル進むと関蝉丸神社上社、さらにその先に下社があります。

■比叡山 延暦寺(大津市)
【おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣に 墨染の袖】 --前大僧正慈円
【寂しさに 宿を立ち出でて 眺むれば いづこも同じ 秋の夕暮れ】 --良暹法師

前大僧正慈円は延暦寺最高職の天台座主を務めた高僧です。良暹法師も比叡山で修行をしていた僧です。

■比叡山
【人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける】 --紀貫之

比叡山には紀貫之のお墓があります。

■近江神宮(大津市)
【秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ】 --天智天皇

百人一首1番目の歌。近江神宮は天智天皇が祀られています。競技かるたの名人戦、クイーン戦が開催される聖地です。