こんにちは。たけPです。
9月8日に横須賀にある海上自衛隊第2術科学校のオープンスクールが開催されたので行ってきました。
海上自衛隊には全国に4つの術科学校があり、それぞれ専門分野がことなります。今回公開された第2術科学校は「機関術科、情報、技術、外国語」を担当し、専門教育を実施しています。
公開されるイベントも「ディーゼルの内燃機関の展示」「ガスタービン運転展示」「磁力体験」など理工系によったものが目立ちます。
もちろん、家族連れで楽しめるような工作や展示体験などもたくさんあります。
残念だったのが、自衛隊の公開行事の多くが多くの人で賑わうのですが、このオープンスクールの訪問者は非常に少なかったことです。
その分ゆっくり見られるので楽しいのですが、もう少し広報も頑張って欲しいですね。
ということで、私が撮ってきたスマホ画像とともにお楽しみください。
第2術科学校はJR田浦駅から徒歩5分程度。トンネルに挟まれた駅で有名ですね。
文系出身の私にはタービンとかエンジンとか言われてもサッパリわかりません。
すべて自己完結で行う自衛隊では、修理も自前で行うので動力関係の専門知識を持つ隊員を育成しなければならないのはうなずけます。
艦船の一般公開も行われ、今年は「掃海艇ちちじま」という機雷処理に特化した艦船が公開されました。
機雷処理とか地雷処理とか「失敗したらどうしよう…」って思ってしまいます。私には向いていないですね。
武装は「20mm多銃身機銃」。簡単にいうとガトリング砲です。そばにいた隊員曰く「命中率は高くないですw」ですって。
艦橋も公開されました。赤いボタンには「危」って書いてあるのですが、押したら何が起こるのでしょうか…
横須賀周辺の海図とコンパス。デジタル情報は戦闘などで壊れることがあるのでアナログの計測技術も必須です。
お昼ご飯は名物カレー。左側は「潜水艦うずしお」のレシピで作ったチキンカレー、右は旧海軍のレシピで作った海軍カレーとのこと。
ところで、なぜ海上自衛隊がカレーを食べるかご存知でしょうか? 理由は2つあります。
1つ目は長い遠洋航海を続けていると曜日の感覚がなくなってしまいます。そこで、毎週金曜日にカレーを食べることで、曜日が分かるようにしています。
もう1つは旧海軍の頃に遡ります。当時は食事の栄養に偏りがあり、多くの兵士が脚気に悩まされていました。そこでイギリス海軍を参考にし、肉と野菜を同時に採れるよう考案されたのがカレーでした。その後、海軍が脚気に悩まされることはなくなったそうです。
広場では学生による行進展示が行われました。個人的な印象ですが、陸空よりも海上自衛隊の行進が一番練度が高いなぁと思います。
体育館では海上自衛隊横須賀音楽隊によるコンサートが行われました。
売店では第2術科学校の識別帽を販売していました。レプリカではなく本物です。陸自などは隊員でないと本物は販売しないのですが海自はこの辺は緩いのでしょうか。
朝から昼過ぎまでいろいろと楽しめたオープンスクールでした。