お詫びと訂正


『WiLL』12月号(10月25日発売)につきまして、書店購入ならびにお手元に届く本誌では、阿比留瑠比氏・籠池佳茂氏対談「安倍倒閣に走った朝日と黒幕」の表紙と目次で、籠池佳茂氏のお名前が父の籠池泰典氏になっております。正しくは籠池泰典氏のご長男・佳茂氏です。訂正いたします。

詳細につきましては、下記をご参照ください。

http://web-wac.co.jp/magazine/will/2019%e5%b9%b412%e6%9c%88%e5%8f%b7

籠池佳茂氏、籠池泰典氏、両氏にご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

雑誌の発売日を変更するワケ


毎月26日(地方によっては翌日又は翌々日)発売の『WiLL』ですが、12月だけは発売日を前倒して20日に発売いたしました。
このワケは、年末年始休暇(12/28~1/4)の直前となる26日ですと、早めに休暇を取られる方がおりますので、6日早めました。
もちろん、長い休みの前に休暇中に読む本を買われる方も多いかと思います。
しかしながら、月刊誌といえども発売から1週間が勝負なのです。
年始は旅行や帰省などで本屋さんへ行きそこなってしまいます。
そこで、いかに販売期間を確保するかがカギなのです。

今年はゴールデンウィークが前代未聞の10連休。
『WiLL』だけでなく、GW直前やGW中に発売となる雑誌を発行している出版社の営業は頭の痛いところです。
単純に発売日を前倒すと、編集期間が短くなり新しいニュースが入りません。
そこで発売日をいつにするか、10連休が発表されしだい印刷所と連携して前倒す発売日をシミュレーションしました。
ちなみに5月1日発売の『正論』が4月25日の発売となるように、4月26日発売の『WiLL』も、計算に弱い「逆張り部長」が無い知恵をギュウギュウに絞りだし、編集部がギリギリまで締切りを延ばせるべく印刷所と相談して、4月23日の火曜日に発売日を変更いたしました。
どうか、『WiLL』をご購読しつつ、10連休をお楽しみくださいませ。

『WiLL』は「便所の落書き」か! 『サンデー毎日』ブーメラン、ヘイト記事を糺す


『サンデー毎日』3月24号では、「H,『WiLL』路線を叱る」なる中野剛志氏と松原隆一郎氏の対談記事が掲載されています。
メディア間の論争はマスコミの健全な姿であることはいうまでもありません。
しかし、この特集は常軌を逸しており「ヘイトまがい」とか、なんと「便所の落書き」という下品なレッテル張りの誹謗記事です。
 
特に看過できないのは、松原氏が弊誌の「やられたら、やり返せ!」という見出しを指して、「『WiLL』は……便所の落書き……」云々とおっしゃっていること。
この言葉のどこが「便所の落書き」なのでしょうか。
何のことはない、親会社の毎日新聞自身で「やられたら、やり返す」(2018/06/23)、「やられたら中国もやり返す」(2018/11/22)、「今季やり返す」(2019/01/24)と日常的に使っています。
これもヘイトですか。
 
さらに言えば、大ヒットドラマ『半沢直樹』の「やられたらやり返す。倍返しだ!」というセリフは大流行し、2013年の流行語大賞のひとつになりました。
『半沢直樹』は、ヘイトドラマですか。
 
ところで、今回の韓国政府の無礼きわまる対応について日本政府は、「報復も検討している」とはっきり述べています。
因みに「報復」という言葉は広辞苑よると、いの一番に「仕返しをすること」と記述されています。
 
また、同特集の編集部記事「論点メモ」で「暴走韓国を制裁せよ!」(『WiLL』2月号タイトル)を指し、「ヘイトまがいの言説」と断定しています。

最後に『サンデー毎日』のスクープのタイトルを披露いたします。
「〔大暴走!金正恩の秘密演説〕 6回目の核実験強行!止まらぬ狂気」(2017/9/24号)
これはヘイトでないのですか『サンデー毎日』さん。
 
ブーメラン、ヘイト記事という所以である。

平成30年度 自衛隊音楽まつり


こんにちは。たけPです。
11月21日~23日の3日間で平成最後の「自衛隊音楽まつり」が行われました。
長年会場で使われてきた日本武道館も老朽化による大改修で、来年度以降は会場が変わるそうです。

「自衛隊音楽まつり」は陸海空自衛隊に所属する音楽隊が武道館に集結し、演奏を披露します。
音楽隊以外にも、防衛大学校儀仗隊のファンシードリルや自衛太鼓の演舞も人気です。
近年演奏される曲目はPOPSを中心に誰もが聞いたことがある音楽ばかりなので、初めての人でも楽しめるようになっています。

そんな自衛隊音楽まつりの様子を私が撮ってきた画像と映像と共にお楽しみください。


日本武道館の正面玄関には「自衛隊音楽まつり」の大きな看板が掲げられています。


オープニングの演出は毎年ドキドキします。今年は映画「シン・ゴジラ」から「Who will know」の演奏で幕開けしました。あの、ゴジラが「内閣総辞職ビーム」を発したときに流れる絶望感あふれるBGMです。
そしてオープニングにもかかわらず「消灯ラッパ」が演奏されるという不思議な幕開けでした。


特別儀仗隊による「国旗入場・国家演奏」は一糸乱れぬ行進と厳かな雰囲気を作り出します。
その後、各音楽体の個別演奏と進んで行きます。


個人的に鳥肌が立ったのは陸上自衛隊中央音楽隊と特別儀仗隊との合同演奏。
演目は黛敏郎作曲の行進曲「祖国」とルルー作曲の「陸軍分列行進曲」です。これぞミリタリーバンドというべく力強い演奏でした。


海上自衛隊の演奏では2人のヴォーカリストが初共演。右はおなじみ東京音楽隊の三宅由佳莉さん。
左は横須賀音楽隊の中川麻梨子さん。ミュージカル風の三宅さんとオペラ風の中川さんの異なる声質のハーモニーは聴き応えがありました。


音楽まつりには毎年海外からのゲストバンドが出演します。
毎年、在日の米陸軍と海兵隊の音楽隊が参加し、更に今年はフランス海軍所属の軍楽隊、シンガポール軍軍楽隊が参加し、会場を盛り上げました。


防衛大学校儀仗隊は毎年工夫を凝らしたファンシードリルで会場を湧かせます。5kg近い銃をグルングルン振り回します。


圧巻は自衛太鼓。ものすごい数の和太鼓がフロア一面に置かれ、鍛え上げられた自衛官が叩くその音圧と迫力には圧倒されます。


フィナーレは全部隊揃っての演奏。今年話題となったのは音楽隊所属のヴォーカリスト(声楽担当)が全員揃ったことでしょうか。
甲子園の入場行進で使われる「栄冠は君に輝く」で退場していくのも不思議な感じがしました。


最後にトランペットによる「消灯ラッパ」が流れ、例年通り、隊長の敬礼で幕を閉じました。

来年は代々木体育館で開催を予定しているとのことです。
音楽まつりを見るためには高い倍率の抽選で当たらないといけないので、簡単に見られるものではありませんが、ぜひ皆様も応募してみてください。

ロジカル面接術 2021年度版


「暖冬」の気配が漂う昨今? 就職戦線も近年はかつての「氷河期」ではなく「売り手市場」と言われています。日経夕刊(2018・11・16)でも、「大卒内定率、最高の77%」「来春卒業採用意欲高く」といった記事が出ています。それによると、文部科学省と厚生労働省の調べで、2019年春卒業予定の大学生の就職内定率が2018年10月1日時点で77.0%と前年同期より1.8ポイント上昇し、1996年の調査開始以降で最高となったとのこと。上昇は3年連続。文科省は「景気回復が続き企業の採用意欲が高まっており、求人数も増えていることが要因」と見ています。
とはいえ、やはり学生に人気のある企業への就職は「狭き門」です。そんなときに役立つのが、『ロジカル面接術』。
最新版2021年度版をお届けします。

元博報堂の津田久資さんと、日本テレビ報道局で活躍中の下川美奈さんの共著のこの本は、就職を考え、就職活動に悩む学生たちのバイブルとして、ロングセラーを続けています。大企業の面接官は学生のどこをみているのか、学生は自己アピールをどうすればいいのか‥‥。そういう面接のノウハウなどは無論のこと、就職活動のみならず、社会人になってからのさまざまな生きる上でのテクニックを感得できる一冊です。そのシリーズ、いつも巻末には、就職問題を考える上で、斯界の第一人者に、その都度、特別寄稿をいただき、好評をいただいています。
2021年版では、ソフトバンクの孫正義社長の参謀と言われた、元ソフトバンク社長室長で、現在は多摩川大学特別教授の嶋聡さんに特別寄稿をいただきました。
題して、孫正義の参謀(元ソフトバンク社長室長)が語る—百歳まで生きる君たちは「十年単位」で人生戦略を考えよう!
これ必読です! ちょうど、嶋聡さんは「文藝春秋」(2018年12月号)にも、「トヨタは孫正義と握手するしかなかった」というエッセイを寄稿されています。

ちなみに、嶋さんはこんな略歴の方です。

『ロジカル面接術』での、彼の学生に向けての激励の言葉をちょっとご紹介します。

—-「十年単位」で人生戦略を考えるとはどういうことなのでしょうか。
嶋 私が就職した1980年代初頭は、男の平均寿命は70代前半。定年は55歳でした。大企業の多くは終身雇用。そういう時代だと、 生まれてから大学卒業までに22年間。そして就職して退職するまでが30数年。あとの20年は老後で70歳前後で死ぬ…という3分割の人生ステージ(教育→仕事→引退)というが平均的だったと思います。
しかし、いまは定年は65歳まで延長され、転職も当たり前の時代です。さらに、「働き方改革」などを推進している安倍首相は、これからは70歳まで働けるように、さらなる定年の延長を提唱しています。平均寿命も今や男女とも80代。これは延びる一方です。やがて90代となり、「人生百年・百歳」が当たり前の平均寿命になるでしょう。健康寿命も高まっており、いまは70代まできています。これも伸びて80歳ぐらいになるでしょう。ですから、いまの大学生たちは、大学を出てから70歳、いや80歳まで働くのが普通のことになってくる。人生設計は大きく変化していくのは必至です。
だから経団連(中西宏明会長)も従来の就活ルールを廃止することに踏み切ったのでしょう。経団連に加盟していない中小企業や外資系企業、IT企業などと共に、日本の大企業も本格的に人材採用にあたって戦国時代を迎えることになったのです。
「90歳まで働く」となると、学生の皆さんは、まだ70年弱も未来があるということです。こういう時代には、「十年単位」で自分の仕事の内容と方向性を考えていくことが肝要です‥‥。
‥‥(以下は本書をお読みください)。

嶋さんが大学を卒業したのは、1981年です。三井物産や日本興業銀行や日本長期信用銀行にも内定をもらっていたものの、あえてベンチャー企業並の「松下政経塾」に入塾。その後、政治家になるものの、落選も体験。そしてソフトバンク社長室長への転身。今は大学教授として日々学生に接しながら、これからは直木賞作家を目指しているとのことです。
シンギュラリティの時代に、百歳まで生きる若者たちに向けて、「勝ち馬」をいかにして見抜き、それに乗っていくかをみずからの人生体験を通じて熱く説く「嶋節」。是非ご一読を。

我が社の“裏”「社是」


 

久しぶりにブログのネタになることを思いついた逆張り部長です。

たいていの会社には「社是」というものがあるらしいが、ワックに入社して「社是」を教えてもらった記憶はないけれど、社長直伝で“裏”「社是」なるものは、耳にタコ状態で刻み込まれている。

「こびず」「へつらわず」「おごらず」「いじけず」「くじけず」「あきらめず」

ここに「いばらず」を足すと、それぞれの会社でしか通用しないローカルルールと違い、荒波の世間を渡り歩く際の、お役立ちワードとして有効活用できるのが、ワックの“裏”「社是」。

肝心な表にあたる「社是」がなにかは、社員誰一人として諳(そら)んじることが出来ないことは、ここで正直に告白しておこう。

 

人間航空祭??


こんにちは。たけPです。
11月3日は毎年、埼玉県入間市にある航空自衛隊入間基地で「入間基地航空祭」が開催されます。
別名「人間航空祭」とも言われ、20万人~30万人が集まる一大イベントです。
皆さんの目的はアクロバット飛行部隊「ブルーインパルス」の飛行展示。
首都圏上空で毎年確実にブルーインパルスを見られる航空祭として定着しています。

そんな入間基地航空祭の様子を私が撮った写真でお楽しみください。


「人間航空祭」と言われるワンシーン。早朝から並ぶ人たち。エプロン開放がされると猛ダッシュで場所を確保します。特にブルーインパルスの前はあっという間に埋まっていきます。


エプロンに並ぶ「ブルーインパルス」。6機でアクロバット飛行を行います。一番奥の7機目は予備の機体です。


1番機に接近。ブルーインパルスはT-4練習機を改造した機体です。


こちらがT-4練習機。練習機は主翼や尾翼がオレンジに塗られているのが特徴です。


こちらは入間基地にたくさん配備されているC-1輸送機の航空祭用の特別塗装機。めちゃくちゃ傾いてますね!
整備の隊員も歌舞伎メイクをしていました。


こちらはC-1輸送機の後継機のC-2輸送機。C-1よりも巨大で輸送力が大幅にアップ。こんなごっつい飛行機も空を飛べるんですね。


日本の主力戦闘機のF-15J。尾翼のロゴを確認したら306SQでした。小松基地から来たようですね。


もう一つの主力戦闘機、F-2戦闘機。コックピットをよく見てみると複座なのでF-2Bです。パイロット教育用の機体ですね。


珍しい形の機体はE-2C早期警戒機。中央の円盤はレーダーです。侵入機の早期発見、各基地との通信中継など用途は多岐に渡ります。


体育館では中部航空音楽隊の吹奏楽演奏も行われました。


「人間航空祭」なので男子トイレも大行列。女性はもっと長い行列でした。航空祭では早めにトイレに行くのが鉄則です。
エプロンに入ったらもうトイレには行けないくらい身動きが取れなくなります。

そして13:10から待ちに待ったブルーインパルスの飛行展示が行われました。




帰路も人間に揉まれながら入間を後にしました。「もう来年は行かない!」と心に決めるのですが、結局来てしまいます。
それが入間基地航空祭です。

平成30年度 自衛隊観閲式


こんにちは。たけPです。
昨日、埼玉県朝霞市の陸上自衛隊の朝霞訓練場で平成最後の自衛隊観閲式が行われました。
「観閲式」とは最高指揮官である内閣総理大臣の観閲を受けることで、隊員の士気高揚を図り、装備展示することで内外に防衛力を示し、国民の理解を深めるための式典です。
現在では陸、空、海の順番で毎年開催されています。本来、今年は海上自衛隊の順番だったのですが、東京オリンピックの射撃会場が朝霞訓練場になることもあり、1年前倒しで陸上自衛隊主催の観閲式が開催されました。
そんな式典の模様を私が撮った写真でお楽しみください。


観閲式会場の入口。いい天気に見えますが、これは帰りに撮影したもの。午前中は雨が降っていて大変でした。


私が座ったところは観閲台のすぐ近く。スタンドでは傘がさせないので、皆カッパやポンチョを着てひたすら開式を待ちます。


最高指揮官の安倍総理大臣が臨場し、観閲部隊を巡閲します。スタンドからは拍手が響き渡ります。


昨年、制服を一新した特別儀杖隊。一糸乱れぬ行進は必見。安倍総理に対し特別儀仗を行いました。


徒歩部隊の観閲行進は音楽隊から入場します。4月に新制服となった陸上自衛隊。演奏服も新しくなりました。おかげで陸海空の見分けも難しくなりました(笑)


まずは防衛大学校の学生、防衛医科大学校の学生が行進します。自衛隊の将来を担う学生の行進はキビキビとしていました。


赤スカーフは普通科部隊、いわゆる歩兵部隊です。白スカーフは空挺部隊で陸上自衛隊の中で最強部隊と言われています。


海上自衛隊部隊は今話題の海上自衛隊旗を先頭に行進。旭日旗は創隊から海上自衛隊旗として掲げられています。韓国の観艦式を辞退したばかりなので、海上自衛隊の行進は勇ましく感じました。


ついで航空自衛隊部隊の入場。


行進の最後は女性自衛官部隊です。近年、女性自衛官への職種がより多く開かれ、戦闘機パイロット、潜水艦乗員など、活躍の場が広がっています。

続いて、飛行展示となり、陸海空の航空機、ヘリコプターの編隊飛行が始まります。


陸自の輸送ヘリCH-47Jチヌーク。オスプレイ導入とともに引退していくのでしょうか…。


6年ぶりに観閲式に帰ってきた海難飛行艇US-2。悪天候でも海上に着水できる救難のエキスパート。


純国産のジェット機、P-1哨戒機。日本の広い海を守ります。対潜水艦の索敵能力は世界屈指です。現在主力で運用されているプロペラ4発機のP-3Cよりも行動範囲、速度ともに上回っています。


今回の目玉は、航空自衛隊の最新戦闘機F-35Aが披露されたことでしょうか。ステルス性能に優れ、搭載可能な兵装も増えました。ギアダウンして低速飛行を披露してくれました。
B型は空母から垂直離陸も可能で、いずれ導入されるとのウワサも。


最後は車両行進。こちらも観閲式デビューとなる「水陸機動団」が運用する水陸両用車両のAAV-7。


圧巻は総火演でも撃ちまくった16式機動戦闘車(MCV)の20両もの大編隊。これを見たらなかなか攻めようとは思えなくなりますね。


もちろん10式戦車も轟音とともに駆け巡っていきました。


米軍の祝賀飛行でオスプレイが飛行展示。ものすごく静か。「オスプレイ反対!」って叫んでる声のほうがうるさいのでは?


最後は米海兵部隊のAAV-7と日本のAAV-7が一緒に行進。日米同盟の強固さをアピールしていました。

ニュー・サーガ


ツイッターを見ていたら、スウェーデンの少女が湖で遊んでいたところ、
1000~1500年前の剣を見つけたという記事が。
しかも、その少女の名前が「サガ」。

サガとは、わかりやすく言えば、「語られたもの、語り物、物語」。
『グイン・サーガ』なんかがあったり、『スター・ウォーズ』シリーズもサーガと総称されることがあります。
また、サーガになると、北欧神話の女神を指すとか。

伝説の剣を見つけ出した少女ということで、
RPGファンのみならず、いろいろ物語を妄想しちゃいそうです。

こんな現代でも、まだまだロマンは生きていますね。
神韻縹渺たる世界が存在すると思うと、なんだか元気になるのはなんででしょうか。

‟笑い”と‟ペーソス”


麻生太郎氏は、「演説は‟笑い”と‟ペーソス”(哀愁)だよ」と仰っていたそうです。

理屈だけでは人の心を動かすことはできないと。

そんな麻生氏から、また名演説が生まれました。

心が動きます。

産経新聞に掲載されていたので引用します。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180919-00000607-san-pol

 

 「今から12年前、初めてこの秋葉原で安倍晋三候補、谷垣禎一候補、麻生太郎、3人で総裁選挙をやらせていただいて以来、今日まで驚くなかれ、ここで8回総裁選、衆院選、参院選の応援をやらせていただきましたが、雨が降ったことは1回もない。そして、2人そろってここに出てきて、その選挙で負けたことは1回もありません。1回だけ、安倍晋三候補1人で来た東京都議選だけ負けた。2人そろって負けたことなどないのです。2人そろって雨が降ったこともない。秋葉原はこの安倍晋三候補にとっては極めて縁起のいい、大事な大事な場所です」

 「いよいよ、この総裁選も明日が投票日となりました。今、いろんなことが言われてますけど、皆さん思い出してください。安倍晋三候補の後を受けて、麻生太郎と福田康夫候補と2人で総裁選挙を争ったことがあります。麻生派は、たったの15人。15人よ。あとは全派閥福田候補だった。その時に、私どもは何と言ったか、今でも覚えてますよ。間違いなく、俺についてくる人は必ず冷や飯を食いますと。冷や飯食うことを覚悟でついてくる人だけ、一緒にお願いします。そう申し上げて付いてきたもらった人が安倍晋三、中川昭一、菅義偉甘利明。そういった人たちに付いてきてもらって、われわれは間違いなく、その1年間、残り1年間全く無役で終わりました。いいじゃないですか」

 「冷や飯は冷や飯なりにうまい食い方があります。焼き飯にしたってうまい、お茶漬けにしたってうまい。冷や飯は冷や飯なりの食い方があるのだとそう申し上げて、明るく選挙をやらせてもらったと思っています。今、何となく冷やしておいて、いろいろな冷や飯を食わせるなとか何とかかんとか言っている人たちがいるみたいですけど、覚悟が足りないんだ覚悟が。冷や飯食うぐらいの覚悟を持って戦って当たり前でしょうが。そういう覚悟のない人に、われわれは間違いなくこの日本という国のかじ取りを任せるわけにはいかない。そう確信しています」

 

学者には学者の、政治家には政治家の資質があります。

麻生氏には政治家として必要な人を惹きつける能力、その中でも重要な演説力を持っておられます。

あとどれくらい‟麻生節”を聴けるのでしょうね。